ロードバイク界隈、若くてそこそこkawaiiなら覇権握れる説

ロードバイクおぢ

ロードバイク界隈は、とにかく女性が少ないです。その時点ですでに貴重なのに、そこへ「若い」が加わると希少価値は急上昇。さらにそこそこ可愛ければ、サイクルイベントでもSNSでも一気に注目の的になります。速いとか機材に詳しいとか、そんな話はいったん横へ。なぜ若い女性ローディーは、ロードバイクおぢが大量に生息するこの界隈で圧倒的な存在感を放てるのか。その特殊すぎる生態系を見ていきます。

そもそも女性ローディーが少なすぎる

ロードバイク界隈を見渡すと、まず気づくのが女性ローディーの少なさです。サイクリングロードでも峠でもイベント会場でも、視界に入るのはだいたいおぢ、おぢ、おぢ。少し離れたところにもおぢ。休憩所のベンチにもおぢ。気づけば周囲が見事なまでに男性だらけになっていることがあります。ロードバイクという趣味が悪いわけではありませんが、男女比だけを見ると「ここは何の集会ですか」と聞きたくなる光景です。

しかも年齢層まで加わると、さらに味わい深くなります。若い男性ももちろんいますが、主力はどうしても30代、40代、50代あたり。そこに女性ローディーが一人現れるだけで、一気に風景が変わります。別に誰かが号令をかけたわけでもないのに、何となく周囲の視線がそちらへ向かう。普段は他人のFTPやホイールばかり気にしているおぢたちも、この瞬間だけは妙に人間らしい反応を見せます。

そもそもロードバイクは、女性からすると最初のハードルが地味に高めです。ピチピチのウェア、前傾姿勢、スポーツ自転車特有の見た目、機材の専門用語、ショップに漂う玄人感。そこへ「ビンディング」「コンポ」「リムハイト」「パワーメーター」などという聞き慣れない言葉が次々に飛んできます。初心者からすれば、運動を始めたいだけなのに突然専門学校へ入学したような気分になっても不思議ではありません。

一方で男性側は、その面倒くささすら楽しめてしまう人が多いです。重量を数十グラム減らして喜び、タイヤ幅で議論し、休日の朝から峠へ向かいます。そんな世界に新たな女性が入ってくるだけで、界隈としてはちょっとした出来事です。特に普段から男性ばかり見慣れているロードバイクおぢにとっては、女性ローディーの存在そのものがかなり新鮮に映ります。

だから女性が一人いるだけで目立ちます。速いかどうか、どんな機材に乗っているか以前に、「女性がロードバイクに乗っている」という事実だけで存在感があります。ロードバイク界隈は、それくらい女性人口が薄い世界です。もはや紅一点という言葉では足りません。場所によっては紅一点どころか、紅一点を探すところから始まります。

10~20代の若い女性となれば一気にレアキャラ化

女性ローディーだけでも珍しいのに、年齢を10~20代まで絞ると遭遇難易度はさらに跳ね上がります。休日に何時間走っても出会わないことは普通。峠へ行っても、道の駅へ寄っても、今日も元気に現れるのはロードバイクおぢです。そんなところへ大学生くらいの女性が颯爽とやって来れば、「実在したのか……」と思ってしまうほどのレアキャラ感があります。

考えてみれば10~20代には、旅行、音楽、ファッション、カフェ巡り、ゲーム、推し活など休日の選択肢が山ほどあります。その中から高価な自転車を買い、朝早く起き、ピチピチのウェアに着替え、何十kmもペダルを回す趣味を選ぶわけです。真夏は灼熱、冬は極寒、坂では苦しみ、向かい風には心を折られます。若者向けの娯楽があふれる時代に、日曜の朝6時から河川敷を走ろうと考える時点で相当な逸材です。

サイクルイベントともなれば、その希少性はさらに際立ちます。周囲には高そうな自転車を押した40代、50代のおぢがズラリ。その中に10~20代の女性が一人いるだけで、人口構成が突然バグったような光景になります。派手なジャージも特別なロードバイクも必要ありません。普通にそこにいるだけで目立ちます。本人は単に自転車を楽しんでいるだけなのに、周囲のおぢ率が高すぎるせいで勝手にSSR化してしまうのです。

もちろん年齢や性別でロードバイクの楽しさが決まるわけではありません。ただ、この偏った生態系に10~20代の女性が現れれば話は別です。ロードバイクおぢを一日に30人見ても覚えていないのに、若い女性を一人見かけただけで妙に記憶に残る。これがロードバイク界隈における、若い女性ローディーの圧倒的レアキャラ感なのです。

そこそこ可愛いだけでアイドルばりにモテる

ただでさえ若い女性が少ない世界ですから、そこへ「そこそこ可愛い」という要素まで加われば状況は一変します。街中なら普通に可愛い女性でも、ロードバイク界隈へ足を踏み入れた瞬間に謎の補正が発動。周囲がおぢだらけという圧倒的な供給不足によって、体感的な可愛さが2段階くらい上昇します。別に本人が変身したわけではありません。環境が勝手に持ち上げているだけです。

サイクルイベントへ参加すれば「どこから来たんですか?」、休憩中なら「そのバイクいいですね」、SNSへ愛車との写真を載せれば「素敵です!」「カッコいいですね!」「いつも見てます!」。ロードバイクおぢたちのコミュニケーション能力が突如として覚醒します。普段ショップでは店員に「空気入れてください」くらいしか話さない人まで、若い女性を前にすると語彙が増えます。人間にはまだ知られていない能力が眠っているようです。

さらにロードバイクという共通の趣味があるため、話題にも困りません。愛車、走った場所、ウェア、次に欲しい機材など、会話の入口がそこら中に転がっています。結果として本人は普通に趣味を楽しんでいるだけなのに、周囲から次々と話しかけられる状態が完成します。アイドルなら歌やダンスでファンを獲得しますが、こちらはロードバイクに乗っているだけです。それでも界隈内では十分な破壊力を発揮します。

こうして「若い」「女性」「そこそこ可愛い」「ロードバイクに乗っている」がそろうと、局地的な人気者が誕生します。世間全体で見れば何も起きないかもしれません。しかしおぢ比率の高いロードバイク界隈という特殊フィールドでは話が違います。本人がセンターを狙っていなくても、気づけば周囲が勝手に最前列を作っているのです。

タイトフィットなウェアがスケベなおぢを魅了

ロードバイクのサイクルウェアといえば、身体にぴったり沿うタイトフィットが基本です。風の抵抗を抑え、走行中に生地がバタつきにくいという立派な機能があります。しかしそんな設計思想とはまったく別のところで、若い女性が着用すると一部のスケベなロードバイクおぢに対して余計な効力を発揮してしまいます。メーカーは空力性能を考えて作っているのに、おぢは別の意味で前傾姿勢になりそうです。

ジャージにビブショーツという定番スタイルは、身体のラインが出やすい格好です。男性同士なら何十人集まっていようが誰も気にしません。むしろ「そのジャージどこの?」「新しいビブ?」と装備品の話で終了します。ところが若い女性が同じ格好で登場すると、一部のおぢの視覚センサーだけが急に高性能化します。さっきまで遠くの道路標識すら見えていなかったのに、なぜか数十メートル先から女性ローディーだけは認識可能。老眼とは一体何だったのでしょうか。

もちろん女性側はロードバイクに適した服装をしているだけです。速く快適に走るためのウェアであり、おぢを喜ばせるために着ているわけではありません。そこを盛大に勘違いしてはいけませんが、悲しいかなスケベなおぢの目には通常のサイクルウェア以上の何かが映ってしまうようです。休憩場所では妙に近くへ行きたがり、話しかける理由を探し、「そのウェアいいですね」とファッション評論家まで始めます。昨日まで他人の服装など一切気にしていなかった人とは思えない変貌ぶりです。

さらにサングラスとヘルメットまで加わると、サイクリスト特有のスポーティーな雰囲気まで完成します。そこへ若さと可愛さが乗れば、一部のおぢにとっては完全に処理能力オーバーです。心拍計を装着していれば、ペダルを踏んでもいないのに数値が上がっているかもしれません。ゾーン2で走る予定だったのに、休憩所で勝手にゾーン3へ突入です。

タイトフィットなウェアはあくまでスポーツ用品です。それでも男性比率が高い場所へ若い女性がその格好で現れれば、妙に色めき立つおぢが発生するのもまた現実でしょう。ただし見るだけならまだしも、露骨に凝視したり距離を詰めたりすれば一気にただの迷惑な人です。スケベ心が発生するところまでは仕方なくても、ブレーキ性能だけは愛車以上にしっかり効かせておきたいところです。

走ることより自分のkawaiiをどう魅せるか

ロードバイクは本来、ペダルを踏んで走る乗り物です。しかし若くて可愛い女性ローディーの一部にとっては、それだけが楽しみ方とは限りません。平均速度を1km/h上げることより、愛車と自分をどう組み合わせれば最高にkawaiiのか。そんな別カテゴリーの戦いが始まります。速く走るためのスポーツ用品だったはずのサイクルウェアも、気づけばコーディネートの重要アイテムです。ジャージとソックスの色を合わせ、ヘルメットとの相性を考え、サングラスまで含めて全身を整える。ロードバイク本体との色合わせまで成功すれば、もう出発前から今日の仕事を半分終えたようなものです。

ライドへ出ても重要なのは走行データだけではありません。景色のいい場所を見つければ、そこは休憩地点ではなく撮影スポットへ変わります。海、桜並木、田園風景、おしゃれなカフェ。愛車を置く角度を決め、自分の立ち位置を調整し、スマホを構えれば撮影開始です。一枚で終わるはずもなく、立って一枚、ロードバイクにまたがって一枚、横を向いて一枚。50kmのライドなのに写真フォルダだけは200km級の大収穫です。Stravaの記録よりカメラロールの充実度が重要になっている気もしますが、本人が楽しければ何の問題もありません。

そして選び抜かれた一枚がSNSへ投入されます。「今日はのんびりライド♪」という軽やかな文章の裏側には、ウェア選びから撮影場所、構図、写真選定まで相当な工程が隠れているかもしれません。しかし完成した投稿を眺める側にそんな舞台裏は見えません。「かわいい!」「ウェア似合ってます」「今日も素敵ですね」と反応が集まり、kawaiiは無事に完成します。もはや獲得標高より獲得いいねのほうが伸びています。

ロードバイクを速く走らせるには脚力が必要ですが、自分を魅力的に見せる能力はまた別の才能です。走力勝負なら猛者だらけでも、kawaii部門なら競合は一気に減ります。だったら得意なフィールドで勝負するのも立派な戦略でしょう。ロードバイク界隈という舞台を最大限に活用し、愛車まで自分を引き立てるアイテムへ変えてしまう。今日もタイムを削ることより写真を盛ることに全力を注ぐ、そんな新しいタイプのサイクリストが誕生しているのです。

結論|やっぱりこの界隈はキモい

ここまで見てくると、若い女性ローディーが特別なのではなく、その周囲で勝手に盛り上がっているロードバイク界隈のほうがおかしい気がしてきます。女性が少ない、若ければさらに珍しい、ちょっと可愛ければ急に人気者。そしてサイクルウェア姿になれば、一部のおぢの心拍数まで勝手に上昇します。本人はただペダルを回しているだけなのに、周辺だけが謎のフェス状態です。冷静に外から眺めれば、なかなか濃厚な世界です。

SNSではその濃度がさらに高まります。若い女性が「今日は30km走りました」と写真を一枚載せれば、どこからともなくロードバイクおぢが湧いてきます。「お疲れさまです!」「いいコースですね!」「今度ぜひご一緒しましょう!」とコメント欄が突然の大盛況。一方その頃、50代男性が渾身の200kmライドを投稿しても「いいね」が数個付いて静かに終了です。走行距離170km差を軽々と吹き飛ばすkawaiiの威力。おぢが汗と鼻水を垂らしながら積み上げた獲得標高も、若い女性のカフェ前での一枚には勝てないことがあります。ロードバイクとは一体何を競うスポーツだったのでしょうか。

とはいえ女性側が悪いわけではありません。可愛いウェアを着ようが、写真を楽しもうが、SNSを活用しようが自由です。問題があるとすれば、それを見た側が勝手に色めき立ってしまうことです。普段は「機材より脚」「結局乗り込むのが一番」などと硬派なことを語っていたおぢが、若い女性の投稿には秒速で反応する。その切り替え速度だけはDURA-ACE Di2にも負けていません。

結局ロードバイクは、速さを追求する人もいれば、機材を愛でる人も、写真を楽しむ人も、女性ローディーを見つけると急に元気になるおぢもいる巨大なごった煮です。そして最後の一群が存在感を発揮しすぎるせいで、ときどき界隈全体から何とも言えない香ばしさが漂います。もちろん大半の人は普通に自転車を楽しんでいます。それでもふとした瞬間に「やっぱりこの界隈、ちょっとキモいな」と思わせてくれる。この独特の人間臭さまで含めて、ロードバイク界隈なのかもしれません。

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