リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026、最後はポガチャルが勝利!

チャリにゅ~

今年はロードレース界のターニングポイントになるかもしれませんね。強いとはわかっていましたが、ポール・セイシャスがここまでとは。今年2026年のツールは厳しいかもしれませんが、来年、再来年には彼が最終日にマイヨ・ジョーヌを身に着けている姿を見られるかもしれませんね。そんな予感を思わずにはいられない今年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026でした。

結果はさすがポガチャル。やっぱわたしはポガチャル好きなんで。

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リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026概要

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026は、4月26日にベルギー南部ワロン地域で開催される伝統のワンデーレースです。男子は第112回大会で、リエージュを発着点とする259.5kmのコースが設定されています。

アルデンヌ地方特有の短く急な登坂が連続し、ラ・ルドゥットやロッシュ・オ・フォコンなど終盤の難所が勝負を大きく左右します。モニュメントの中でも最古の歴史を持つ一戦であり、春のクラシックシーズンを締めくくる重要なレースです。スプリンター向きではなく、登坂力、持久力、勝負どころを見極める判断力が問われる過酷な舞台となります。

レースの焦点は、タデイ・ポガチャルとポール・セイシャスの対決です。ポガチャルはリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ3連覇を狙う絶対王者として、終盤のラ・ルドゥットやロッシュ・オ・フォコンで主導権を握る展開が有力です。

一方で、直前のラ・フレーシュ・ワロンヌを制した19歳のセクサスは、ユイの壁で見せた登坂力によって一気に注目度を高めました。259.5kmの長距離を走るモニュメントでは経験値の差も大きく、最後まで脚を残せるかが鍵になります。王者の圧力に新星がどこまで食らいつけるかが、今大会最大の見どころです。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026 注目選手

UAE チーム・エミレーツに所属する絶対王者タデイ・ポガチャル選手は大会3連覇を目指す絶対的な優勝候補として注目されています。今シーズンもストラーデ ビアンケやミラノ サンレモを制しており驚異的な強さを維持したまま今大会へ乗り込んできました。

対抗馬の筆頭に挙げられるレムコ・エヴェネプール選手は過去に2度の制覇経験を持つ実力者です。レッドブル ボーラ ハンスグローエへと移籍した彼は爆発的な独走力を武器に最大のライバルへ挑みます。

新星として大きな期待を背負っているポール・セイシャス選手は19歳という若さでフレッシュ ワロンヌを制しました。デカトロン CMA CGMに所属する若き才能がモニュメントの舞台でどのような走りを見せるのか視線が集まっています。

またトーマス・ピドコック選手はピナレロ Q36.5 プロサイクリングチームのエースとして悲願のタイトルを狙っている状況です。巧みなバイクコントロールと勝負どころを見極める嗅覚を活かし精鋭たちとの激闘に名乗りを上げます。

数々の難所を越えた先にあるリエージュのゴールラインへ誰が最初に飛び込むのか世界中のファンが熱い眼差しを送っています。

レース展開:絶対王者vs19歳の新星

伝統の重みと、新たな時代の胎動が激突した2026年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。そのハイライトは、間違いなく「絶対王者タデイ・ポガチャル」と「19歳の超新星ポール・セイシャス」の直接対決でした。

序盤の波乱と二人の合流

レースは序盤から大荒れの展開となりました。レムコ・エヴェネプール選手を含む約50名の強力な逃げ集団が形成され、ポガチャル選手とセイシャス選手は一時、4分近いタイム差を追いかける絶望的な状況に置かれます。しかし、UAEチーム・エミレーツとデカトロン CMA CGMの両チームが共闘を開始。この「追撃の協力体制」が、終盤の歴史的バトルのお膳立てをしました。

ラ・ルダットでの一騎打ち

残り約35km、最大勾配を誇るラ・ルダットでポガチャル選手が爆発的なアタックを仕掛けます。世界最高のクラシックハンターたちが次々と脱落する中、唯一、吸い付くようにその背中を追いかけたのが、数日前にフレッシュ・ワロンヌを制したばかりのセイシャス選手でした。27歳の王者と19歳の挑戦者による、約20km以上に及ぶ異例のデュエルが幕を開けました。

ラ・ロッシュ・オー・フォーコンでの決着

勝負が動いたのは残り20kmを切り、リエージュの街が視界に入り始めた最終盤でした。最後の難所、ラ・ロッシュ・オー・フォーコン(残り約13km地点)。セイシャス選手の驚異的な粘りに、王者はさらなる一段のギアを上げます。

鋭い加速。それまで一定のリズムを刻んでいたセイシャス選手の表情が歪み、わずかな隙間が空きました。一度空いたその「王者の領域」は、瞬く間に数十秒の差へと広がりました。ポガチャル選手はそのまま独走でゴールに飛び込み、モニュメント通算7勝目という伝説を更新。一方のセイシャス選手も、敗れはしたものの「現役最強の男に最後まで冷や汗をかかせた」として、ロードレースの新時代の到来を全世界に知らしめました。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026 リザルト(結果)

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026のリザルトは以下のとおりです。

順位氏名(所属チーム)タイム
1タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツXRG)5:50:28
2ポール・セイシャス(デカトロン CMA CGM)+0:45
3レムコ・エヴェネプール(レッドブル ボーラ ハンスグローエ)+1:42
4エミル・フェルストリンヘ(アルペシン・プレミアテック)+1:42
5エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)+1:42
6ペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス)+1:42
7ロマン・グレゴワール(グルパマ・FDJユナイテッド)+1:42
8クリスティアン・スカローニ(XDS・アスタナ チーム)+1:42
9トビアス・ヨハンネセン(ウノエックス・モビリティ)+1:42
10フィリッポ・ザナ(スーダル・クイックステップ)+1:42

2026年は間違いなくポール・セイシャスの台頭が盛り上げる

2026年シーズンのロードレース界は、デカトロン CMA CGMの若き至宝、ポール・セイシャス選手の台頭により、かつてない熱狂に包まれています。現在19歳の彼は、シーズン序盤から驚異的なパフォーマンスを維持しており、その勢いは絶対王者タデイ・ポガチャル選手をも脅かすほどです。

セイシャス選手は、4月に行われたイツリア・バスクカントリーで総合優勝を飾り、その多才な能力を世界に証明しました。勢いそのままに挑んだ伝統のラ・フレッシュ・ワロンヌでは、伝説的な激坂「ユイの壁」で圧倒的な加速を見せ、1936年以来となる史上最年少優勝記録を塗り替える快挙を成し遂げています。

本日開催されたモニュメント、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2026においても、その輝きは失われませんでした。レース終盤のラ・ルダットでタデイ・ポガチャル選手のアタックに唯一反応し、一騎打ちの状況を作り出した走りは、次世代のリーダーとしての資質を十分に感じさせるものでした。最終的にはラ・ロッシュ・オー・フォーコンで王者の軍門に降りましたが、3月のストラーデ・ビアンケ2位という成績を含め、今シーズンの彼は常に表彰台の最上段を争う位置にいます。

かつての神童タデイ・ポガチャル選手が築いた牙城に対し、同じく10代で世界を震撼させるポール・セイシャス選手がどのように挑み続けるのか。2026年は、この二人の新旧天才によるライバル関係が、サイクルロードレースの歴史を塗り替える一年になることは間違いありません。

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