ロードバイク補給食メーカー・ブランドのまとめ~普段使いからレースまで完全対応~

雑記コラム

一昨日のロードバイクと補給食~ロードレースの補給の歴史~、昨日の現代ロードレースと補給食~勝つために何を摂取するのか~に続き、本日は「ロードバイク補給食メーカー・ブランドのまとめ~普段使いからレース時まで完全対応~」を書いてみました。

ライド時の補給食メーカー・ブランドのまとめの記事ってあんまり見ないし、あってもアフィリエイトや広告ばかりなので備忘録の替わりとしても残しておきたかったんですよね。

世界の主要ロードレースで使用実績がある海外ブランド

6d Sports Nutrition

6d Sports Nutrition は、ベルギーで生まれたスポーツ栄養ブランドです。最大の特徴は、持久系スポーツに必要な栄養設計を徹底的に追求していることです。エネルギージェル、固形バー、電解質ドリンク、リカバリー用シェイクなど、レースのあらゆる局面に対応するラインナップを揃えています。

このブランドが広く注目されている理由のひとつに、世界トップクラスのプロロードレースで実際に使われている事実があります。男子ワールドツアーチームの Soudal Quick-Step とは2018年から契約が続いており、現在も公式サプライヤーとしてチームのレースを支えています。さらに、女子チームである AG Insurance – Soudal Quick-Step でも採用されており、男女双方の最前線で使われている補給ブランドです。

6d の製品は、品質と安全性の高さでも知られています。国際的なアンチドーピング検査制度である Informed Sport 認証を受けており、競技レベルの選手でも安心して使える体制が整っています(一部製品ではロットにより認証が Informed Choice に切り替わる場合があります)。補給食は成分だけでなく安全性も重要であり、この点は大きな安心材料と言えます。

また、回復用シェイクに使い切りタイプが追加されるなど、製品開発が継続的に進んでいるのも特徴です。ロードレースだけでなく、欧州の大規模ランニング大会の公式パートナーを務めるなど、マルチスポーツでの存在感も強めています。

ロードバイクで使う補給として考えると、6d は「即効性」「胃腸へのやさしさ」「持続力」「電解質補給」のバランスが取れており、レース強度のライドにも対応できる仕上がりです。プロレースでの使用実績は、その性能を裏付けるものと言えます。

総じて、6d Sports Nutrition は“実際のレースで選ばれている補給ブランド”として信頼性が高く、強度の高いライドやレース環境でも安心して使える選択肢です。

MAURTEN(マートン)

MAURTEN はスウェーデン発のスポーツニュートリションブランドで、耐久系競技に向けた補給技術で世界的に知られています。最大の特徴は「ハイドロゲル技術」と呼ばれる独自の仕組みで、水と混ざると胃の中でゲル状になり、胃腸への負担を抑えながら大量の炭水化物を効率よく吸収できる設計が採用されています。ジェル、ドリンクミックス、固形補給のソリッドなど、多くの製品にこの技術が使われています。

最新の公式発表では、MAURTEN は大規模国際マラソン大会の公式スポーツフューエルパートナーに就任しており、ランニングだけでなく、トライアスロンやロードレースなど幅広い耐久スポーツで採用が広がっています。特にドリンクミックス 320 やジェル 100/160 は、世界のトップレベルのアスリートが実際にレースで使用していることが公表されています。ロードレースでも複数のプロチームが MAURTEN 製品を使用しており、現場の補給として定着しています。

製品ラインナップはシンプルですが、どれも明確な栄養設計がされており、ドリンクミックスの炭水化物含有量や摂取方法が細かく示されています。特に高強度のレースでは、1回あたりの摂取量が多く、胃腸トラブルが起きやすいという課題がありますが、MAURTEN のハイドロゲル設計はこの問題を大きく軽減することを目的に作られています。

また、味付けが非常に控えめであることも特徴のひとつで、長時間のレースでも飽きが出にくいという評価があります。一方で、このシンプルな味が「好みが分かれる」という意見もあるため、事前にトレーニングで試すことが推奨されています。

近年は固形補給のソリッドやカフェイン入りジェルなど製品が拡大し、補給のバリエーションも増えています。特にソリッドは「従来の補給食に近い感覚で食べられるが胃への負担が少ない」として人気が高まっています。

まとめると、MAURTEN は「高強度のレースでも大量の炭水化物を安全・効率的に摂取する」という目的に特化したブランドであり、世界のトップアスリートだけでなくロードバイクのレース現場でも確かな存在感を持つ補給メーカーです。

Science in Sport(SiS)

Science in Sport(SiS)は、イギリス・ロンドンを本拠とするスポーツ栄養ブランドで、持久系アスリート向けの補給製品を専門に開発しているメーカーです。1992年に設立され、エネルギー補給、ハイドレーション、リカバリーといった耐久競技に必要な栄養戦略を科学的に設計していることが特徴です。

製造はイングランド北西部のブラックバーンに構える自社工場で行われ、全製品が「Informed-Sport」という国際的なアンチドーピング認証を受けています。競技選手でも安全に使える品質管理体制が整っている点は、SiSの大きな強みです。

最新の企業動向として、SiS を傘下に持つグループは事業再編と資金調達を進めており、プライベートエクイティによる買収が完了したことが公表されています。これにより経営基盤を強化し、製品開発や市場拡大を継続する体制が整いました。

SiS の代表的製品である「GO Isotonic Energy Gel」は、世界で初めて“等張(アイソトニック)設計”を採用したエナジージェルとして知られています。追加の水分を必要とせず、そのまま素早く吸収できることが特徴です。カフェイン入りのジェルや電解質ドリンク、プロテイン、リカバリー製品まで幅広く展開されており、耐久スポーツ全般を総合的にサポートするラインナップが揃っています。

スポーツ界とのパートナーシップも非常に多く、300を超えるアスリート・チームの公式パートナーを務めていると公表されています。サイクリングでは、ワールドツアーチームの INEOS Grenadiers をはじめ、複数のナショナルチーム、自転車競技連盟などが実際に製品を利用しています。また、2025年にはイギリスの自転車競技統括団体である British Cycling の公式スポーツニュートリションパートナーに選ばれ、代表選手の補給戦略を全面的に支援する体制が整いました。

さらに、SiS はサイクリング以外のプロスポーツでも存在感を高めており、サッカーのトップクラブ、ラグビーの代表チーム、大学スポーツ機関、大規模ランニングイベントなど、多種目で公式パートナーとして採用されています。いずれも栄養サポートの分野で正式契約が結ばれているため、信頼性の高さが裏付けられています。

総合すると、Science in Sport は「プロが公式に採用する水準のスポーツ栄養ブランド」であり、特にロードバイクのレース現場で確固とした存在感を持っています。科学的根拠、品質管理、競技現場での実績、いずれの点も高いレベルにある補給メーカーです。

GU Energy Labs

GU Energy Labs はアメリカ・カリフォルニア州バークレーを拠点とするスポーツニュートリションブランドで、1993年にエネルギージェルの製造を始めたブランドとして知られています。創業以来、持久系スポーツ(ランニング、トライアスロン、サイクリング)を中心に、「運動中にいかに効率よくエネルギーを補給できるか」という課題を製品開発の軸としています。

最新の確認できる事実として、まず「サステナビリティおよび社会貢献活動」に重点を置いていることが挙げられます。例えば、同社が「1 % for the Planet」という環境支援プログラムのメンバーであり、2024年には「サミット・アワード(Change & Innovation部門)」を受賞しています。
また、2025年5月には「新しいフレーバー(フルーツパンチ味)のエネルギーチューズ」を発売し、その売上の一部を「ランニング産業ダイバーシティ連合(RIDC)」に寄付することを発表しています。これは「製品販売×社会貢献」を直結させた取り組みです。
さらに、2025年6月25日には、ウルトラマラソン大会「Western States Endurance Run(WSER)」に対するスポンサー契約を延長し、2029年までの延長が公表されています。これにより同社の「耐久系スポーツの現場で使われることを重視する姿勢」が明確になっています。

製品展開の面では、エナジージェルだけでなく、エナジーチューズ、ハイドレーション・ドリンク、バータイプ、カプセルなど、幅広くラインアップを展開しています。公式サイトでは「ジェル」「チューズ」「ドリンク」「ワッフル」「カプセル」などカテゴリーが明記されており、用途(エネルギー補給/水分補給/回復)に応じた複数製品がそろっています。
特に補給食として「ライド中・長時間動く耐久イベント」に対応できる設計思想が浸透しており、サイクリングやロードバイク用途でも採用される機会が多いブランドです。

このように、GU Energy Labsは「エネルギージェル発祥クラスブランド」「耐久スポーツ現場での使用」「社会・環境貢献活動を製品展開と結び付ける」という三つの軸を持つブランドです。ロードバイク用途で補給食を選ぶ観点から見ると、「信頼性」「用途対応の幅」「ブランドとしての理念の強さ」という点で有力な選択肢と言えます。

以上が、GU Energy Labsに関する最新確認情報とロードバイク補給視点での整理になります。必要であれば、国内での取り扱い状況・価格帯・日本語レビュー等も調べられます。

国内流通が多く、ロードバイクの補給に広く使われているブランド

Mag-on

Mag-on は日本発のスポーツ補給ブランドで、水溶性マグネシウムを特徴としたジェルや顆粒タイプを展開しています。持久系スポーツ向けに作られており、ランニングやロードバイクで広く使われています。

最新の動きとして、2024年にアンチドーピング認証の取得状況が公表され、ジェルは Informed Choice、顆粒タイプは Informed Sport の認証を受けていることが示されました。競技レベルでも使用できる品質管理が整っています。

また、2025年1月からエナジージェルの価格改定が正式に発表されており、原料や物流コストの上昇を理由に、従来より価格が引き上げられています。さらに、ジェルフラスクボトルの新発売が案内され、携行性を高めた新しい補給スタイルが追加されました。

Mag-on は「マグネシウム補給」を軸にした独自性があり、脚攣り対策や長時間ライドでの補給に向いています。一方で、価格改定の影響からコスト面は確認が必要です。ロードバイクで使う際は、実走での相性を事前に試すことが推奨されます。

amino VITAL

amino VITAL® は、株式会社味の素が展開するアスリート/スポーツ愛好者向けのアミノ酸スポーツニュートリションブランドです。運動時や運動後の身体ケアを目的に、BCAA やグルタミン、アルギニンなどを含んだ製品を幅広く揃えています。

2024年5月27日付で、味の素は2024年夏のオリンピック・パラリンピック(パリ2024)に向け、TEAM JAPAN に対して am ino VITAL® を含むアミノ酸顆粒サプリメントを提供する体制を発表しています。これは、「アミノサイエンス」の技術を活用し、日本代表選手のコンディショニングを支えるものであり、同ブランドが競技レベルの選手支援に関与している事実を示します。

また、2025年4月26日付で、東京のサッカークラブ FC東京が主催するリレーマラソン大会において、「amino VITAL® presents FC東京リレーマラソン @味の素スタジアム」というスポンサーイベントが実施される旨が発表されました。老若男女が参加できるリレーマラソン大会であり、同ブランドのスポーツ普及・一般参加型スポーツ支援の動きも確認できます。

製品ラインナップとしては「アミノバイタル プロ」「アミノバイタル GOLD」「アミノバイタル パーフェクトエネルギー」「アミノバイタル ゼリードリンク」など、目的(コンディショニング/エネルギー補給/リカバリー)別に複数シリーズが展開されています。ブランドサイトでは「スポーツに、サイエンスを。」「アミノ酸をまなぶ」「サポートアスリート」といったメッセージが掲げられており、科学的裏付けを打ち出している点も特徴です。

これらの情報から、amino VITAL® は「国内トップレベルのスポーツニュートリションブランド」であり、トップ選手のサポート実績だけでなく、一般スポーツ参加者向けのイベント・コミュニティ活動にも積極的に関与していることが明らかです。ロードバイク用途で考えた場合も、競技志向ライド~長距離ライドまで幅広く使えるブランドと言えます。

KODA(コーダ)

KODA は、エネルギージェルを中心に展開する日本の補給食ブランドで、「果糖を使わず、マルトデキストリンのみを主原料にする」という独自方針をとっています。果糖フリーであること、グルテンフリーであること、そして競技者向けにアンチドーピング検査済みであることが明確に示されています。

2024年には、日本国内での輸入販売代理店が正式に変更され、事業が新しい企業に継承されたことが公表されています。これにより、国内での供給体制や販売体制を見直し、さらなる展開強化に向けた動きが始まっています。

製品としては、ジェルに加え、エレクトロライトパウダー(電解質ドリンク)などのラインナップが展開されており、2025年には人気フレーバーである「抹茶味」が再入荷したことが発表されました。供給が安定したことで、ロードバイクやランニングの利用者から再び注目が集まっています。

エネルギージェルは1袋あたり約30g超の炭水化物量を持ち、脂質・たんぱく質はゼロ。カフェイン入りタイプでは1袋に80mgのカフェイン量が明記されています。胃腸への負担を抑えるシンプルな処方が採用されており、強度が高すぎない長時間ライドや、果糖に弱い人が使いやすい設計です。

KODA は「成分のシンプルさ」「果糖不使用」「ドーピング検査済」という明確な特徴を持ち、国内で確実に流通している補給ブランドとして位置づけられます。ロードバイクのロングライドやトライアスロンなど、持続型スポーツの補給に向いた性質があります。

SAURUS

SAURUS は日本のスポーツサプリメントブランドで、アミノ酸・プロテイン・パフォーマンス向け成分を中心に開発しているメーカーです。アスリート向けを強く意識した製品構成で、シリーズごとに目的が分かれています。

最新情報として、2024年に「Elite Line」と呼ばれる上位シリーズの主要製品が、国際的アンチドーピング認証である Informed Choice を取得したことが公表されています。これにより、競技者でも安心して使用できる品質基準に達していることが確認されています。

Elite Line には、アミノ酸補給を目的としたローディング製品、トレーニング中に使うジェルタイプ、日常的なベースサプリなどが含まれています。ジェルタイプでは、BCAA、クエン酸、カフェインなど高強度向け成分が配合されており、高負荷スポーツに適した設計が示されています。

さらに「SAURUS SPORTS DRINK Elite」というドリンク製品もあり、1袋あたりのエネルギー量やたんぱく質量、アルギニン、シトルリン、BCAA、クレアチンといったパフォーマンス向け成分の配合量が、具体的な数値として公開されています。これは、レース中の水分補給とエネルギー補給を同時に行う目的で設計された製品です。

全体として SAURUS は、アミノ酸摂取を軸にしたスポーツ栄養ブランドであり、短時間の高強度トレーニングやレース用途を想定したラインナップが特徴です。ロードバイクにおいても、集中力維持や後半の粘りに必要なアミノ酸・パフォーマンス成分を補給する用途に向いています。

サイクリングなどカジュアルに使える補給食のまとめ

カロリーメイト

カロリーメイトは、大塚製薬が展開するバランス栄養食品ブランドで、タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルという五大栄養素をバランスよく含むことを基本コンセプトとしています。製品形態はブロック、ゼリー、リキッド(缶タイプ)という三種類を主に展開しています。

最新の動きとして、2025年9月にゼリータイプを題材としたアクションゲーム作品が配信開始されたことが確認されています。このゲームではゼリーを主人公に据え、ゲームクリエイターの制作現場を舞台とするストーリー構成がされており、声優陣を起用した演出も話題となりました。加えて、2025年11月には「受験生応援シリーズ第12弾」として新たなCMキャンペーンが開始されたことも公表されています。

また生活者との接点強化として、サウナ付きマンスリーマンションとのコラボイベント「GOOD BALANCE SAUNA DAY」が2025年8月に実施され、バランス栄養食としてのブランド訴求をライフスタイル提案の形で行ったことも確認できます。

これらの情報から、カロリーメイトは従来の「携帯型補助栄養食」枠を越え、エンターテインメント・ライフスタイル分野においてもブランド展開を強めており、ユーザー接点を増やす動きを実践していると言えます。ロードバイク用途で補給食品として検討する場合、カロリーメイトは「五大栄養素を手軽に摂れる携帯食品」という点で有効な選択肢として引き続き有力です。

SOYJOY(ソイジョイ)

SOYJOY は大塚製薬が展開する大豆バーのブランドで、「大豆をまるごと粉にして使う」という製法が特徴です。小麦粉を使わず、大豆由来のたんぱく質・食物繊維・大豆イソフラボンを摂れる食品として販売されています。

最新情報として、2024年に新フレーバーが追加され、ラインナップの更新が行われています。また、2025年には企業向け配布キャンペーンやプロモーション展開が実施され、ビジネスシーンやオフィスでの補食としての訴求が強化されています。SOYJOY の販促活動は継続しており、市場での存在感は現在も高い状態にあります。

製品は全て「低GI食品」であることが公式に明示されています。これは血糖上昇が緩やかで、エネルギーが長く持続しやすいという特徴につながります。味ごとに細かい栄養成分が公開されており、たんぱく質量・脂質量・炭水化物量がはっきり記載されているため、目的に応じた選択がしやすい構成です。

ロードバイクの補給という観点では、SOYJOY は長時間ライドの「間食的な補給」に向いています。低GIで吸収がゆっくりなため、空腹を防ぐ、一定時間のエネルギー維持を狙う、といった用途に適しています。一方、レース中や高強度ライドで必要とされる「即効的な糖質補給」には向いておらず、エナジージェルとは役割が異なります。

総合すると、SOYJOY は「携帯しやすい固形補給」「ゆっくり長く持つエネルギー供給」を目的とする際に便利な食品であり、ロードバイクや長時間スポーツで“補助的な補給”として有効な選択肢です。

バランスパワー

バランスパワーは、ハマダコンフェクト株式会社が展開する栄養機能食品シリーズで、携帯可能なクッキー・ウエハースタイプとして複数のフレーバーが展開されています。製品情報においては「クッキーライン」「ウエハースライン」といった最新鋭の生産ラインを導入しているという記述が公式に確認されています。

また、2025年9月8日付で「6袋バランスパワー2品」の仕様変更がメーカーより案内されており、同社の公式ニュースとして新情報が出されています。さらに、2025年3月31日付で一部商品(終売予定商品)の案内が出されており、流通商品の整理・刷新が進んでいることが事実です。
加えて、バランスパワーシリーズは「ベストフードアワード2025上半期 健康サポート部門」で第2位にランクインしており、消費者レビューや評価でも注目を集めていることが確認されています。

これらの情報を踏まえると、バランスパワーは「携帯性のある栄養食品」「定期的な仕様変更・新展開による商品改編」「消費者評価の高まり」という三つの要素が明確になっています。

ロードバイク用途で見ると、バランスパワーは「休憩時や携帯補給として使いやすい固形補給食品」であり、長時間ライドの間に一口サイズ・個包装タイプを補給する際の選択肢として適しています。ただし、レース中の「即効的な糖質補給」向けではなく、補助的な補給用途と位置づけるのが適切です。

スポーツ羊羹(ようかん)

スポーツ羊羹は、井村屋が展開している「スポーツ時のエネルギー補給用ようかん」です。スポーツようかん あずきは1本40グラムで116キロカロリー、塩分0.13グラムを摂取できると公表されており、即効性の糖質と、ゆっくり吸収される持続性糖質(パラチノース)が両方配合されています。スポーツ・アウトドア用途向けの商品として位置付けられています。

2025年8月25日発売として、「スポーツようかん あずき(個食タイプ、5本入り箱、ポケットサイズ)」が新たに案内されています。内容量は40グラムの個食タイプと、40グラム×5本入り、18グラム×5本入りのポケットタイプが設定されており、賞味期間は常温で約1年1か月とされています。全国の量販店やスーパー、スポーツ用品店などで順次発売されることが発表されています。

従来品としては、スポーツようかんプラス(1本40グラムで113キロカロリー)がラインナップされており、ワンハンドで押し出して食べられるパッケージ形状、スポーツ時に必要な糖質と塩分を手軽に補給できる設計が特徴とされています。シリーズとして、甘さ控えめで食べやすい味わいと、賞味期間の長さ、常温保存可能といった特性が共通しています。

自転車やランニング向けの紹介記事では、「ジェルが苦手な人でも食べやすい」「走りながら片手で押し出して食べられる」「ロングライドや登山、トレイルランの携帯食として適している」といった評価が複数挙がっています。ようかんなので溶けにくく、賞味期限も比較的長いことから、補給食兼・非常食としても活用できる点がメリットとして挙げられています。

塩分チャージタブレッツ

塩分チャージタブレッツは、カバヤ食品の塩分補給タブレットで、汗で失われやすいナトリウムとカリウムを「汗に近い比率(3:1)」で配合した清涼菓子です。1粒あたりの食塩相当量は約0.1グラムで、水分と一緒に摂ることを前提に熱中症対策を目的とした設計になっています。

フレーバーはスポーツドリンク味・塩レモン味に加え、梅味が2024年にレギュラー品として追加され、特に中高年層の需要増につながったと報告されています。製品は季節商品として扱われ、毎年春〜夏に出荷、秋以降は製造を終了する運用が続いています。

2025年には「防災向け備蓄品」としての利用提案も進み、自治体イベントでの配布やサンプリングが行われています。スポーツ時の塩分補給だけでなく、災害時のミネラル補給食品としての用途も拡大しています。

ロードバイク用途では、暑熱環境での水分補給と併用することで効果を発揮しやすく、ジェルやドリンクと組み合わせる“補助塩分補給”として向いています。

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