ロードバイク界隈で永遠に尽きない論争――「おすすめのホイールはどれか?」。
軽さか、剛性か、空力か…と真面目に議論している横で、チャリカス的には「結局どれだけドヤれるか」が最大の評価基準だったりする。
そこで2025年版として、世界中の57メーカーを対象にホイール格付けを開始!Sランクの“富豪専用神器”から、F・Zランクの“ネタ枠”まで、チャリカス目線で徹底的にランク分けしていく。明日から毎日更新で公開していくので、あなたのホイールがどのTierにいるのか、震えて待て。
そもそもロードバイクの“おすすめホイール”って何?
性能も大事だけれど、結局ドヤれるかどうかでしょ。
「ロードバイク ホイール おすすめ」と検索すると、軽いだの剛性が高いだの、あるいはコスパがどうだのと、真面目すぎる解説が山ほど出てくる。でも冷静に考えてほしい。ホイールに数十万円を注ぎ込むローディが、本当に“コスパ”なんて気にしているのだろうか? 実際のところ“おすすめ”の基準は人によってバラバラで、ヒルクライムなら軽さ、トライアスロンなら空力、通勤なら耐久性と千差万別。
ただ、チャリカス界隈に限って言えば話はシンプルで、「どれだけ周囲から羨望の眼差しを浴びられるか」が究極のおすすめ基準になる。カフェ駐輪場で「おっ」と言わせるホイールこそ真の正解。つまり“おすすめ”とは性能だけでなく、承認欲求をどれだけ満たしてくれるかで決まるのだ。
格付けの評価基準|評価は5つの欲望メーターで決まる
評価の基準は「どれだけドヤれるか?」
今回の格付けでは、世界中のホイールメーカー57社を対象にランク付けを行った。評価の軸は「ステータス性」「実績」「ブランド人気」「希少性」「羨望性」の5項目。速さや重量といった数値性能ではなく、“どれだけ所有欲と承認欲求を満たせるか”を重視したのが最大のポイントだ。
【評価1.ステータス性】
ステータス性とは、ホイールを履いた瞬間にどれだけ自分が“格上”に見えるかの指標。SやAランクのホイールを回していれば背中で語れるが、E~Fランクのホイールだと「通販の安物かよ」で終了。結局、カフェ前でホイールのロゴが光るかどうかがステータスを決める。
【評価2.実績】
実績は世界中で開催される直近5年のレースなどでどれだけ目立ったか。ツールでスプリント勝利したホイールは一気に格が跳ね上がるが、誰も使わないブランドは「スペック番長」扱い。要は“勝ってるかどうか”が格付けの近道。
【評価3.ブランド人気】
ブランド人気はSNSでの映え度と話題性。ZIPPの爆音ラチェットは音だけで話題になり、ENVEロゴはインスタのイイね製造機。一方でノーブランドは写真を上げても「スルー」される残酷な世界。
【評価4.希少性】
希少性は街やレースでどれだけ見かけないか。ほどよいレア度なら「おっ?」と刺さるが、マイナーすぎると「なにその中華ブランド?」と説明地獄が待っている。つまり、珍しさとネームバリューのバランスが重要。
【評価5.羨望性】
最後に羨望性。これはチャリカス界隈で最も大事な“ドヤ指数”。周囲から「そのLightweight、一度でいいから乗ってみたい!」と言わせられるかどうか。結局ホイールは性能よりも、羨望の視線で回すものなのだ。
つまり、このランキングは単なる機材比較ではなく「チャリカス的なおすすめ度」を数値化したもの。プロ選手の使用実績があるか、カフェ駐輪場で一目置かれるか、インスタに上げたらイイねが増えるか――そんな曖昧かつ痛快な基準で格付けされている。もちろん科学的根拠よりもネタ要素の方が強めだが、それこそがロードバイク界隈における“真のリアリティ”である。
評価対象は全57ブランド/メーカー
2025年現在の最新ブランド/メーカーを一挙に格付け
今回の格付けは、世界中のホイールメーカー/ブランド57社を対象にした超欲張り企画だ。超富豪しか買えない超高級ホイールから、街乗り用にすら微妙なルック車ブランドまで、全部ひっくるめて同じ土俵に並べてしまった。プロツアー御用達の名門もいれば、Amazonで怪しい日本語レビューが光る中華ブランドも参戦。正直、性能の差は天と地ほどあるが、チャリカス的には「並んでいること自体が面白い」のだ。
そもそも「おすすめホイール」と一口に言っても、価格帯は数万円から100万円超まで幅広く、ターゲット層もバラバラ。だが今回の格付けでは、そうした常識的な区別をあえて無視し、“承認欲求を満たせるかどうか”だけで一斉評価している。つまりこの57ブランドは、まさにホイール界のカオス動物園。どのTierに放り込まれるかは、あなたの想像を超えるだろう。
評価対象となるホイールブランド/メーカー全57社(A~Z順) |
Alexrims、Black Inc、BOMA、Bontrager、CADEX、Campagnolo、cannondale HollowGram、Corima、Craftworx、Deda Elementi、DT Swiss、ELITE WHEELS、ENVE、Farsports、FFWD、Fulcrum、FXSAGA、GIOO、Gokiso、GRAAL、HED、Hunt、ICAN、Light Bicycle、Lightweight、Litepro、Lún HYPER、Mavic、MERIDA CW、Miche、Nespest、Novatec、ORBEA Oquo、ONEAER、OROME、Oval Concepts、Parcours、PERTUAL、Prime、Princeton CarbonWorks、Profile Design、Reparto Corse、Reserve Wheels、Reynolds、Rolf Prima、Roval、Scribe、SHIMANO、SUPERTEAM、Syncros、TNI、TOKEN、TUNE、Vision、VORTEX、Yoeleo、ZIPP |
ロードバイクのホイール界隈の今
過去の四天王はもう古い?
かつてロードバイク界のホイール選びといえば、ほぼ自動的に“四天王”の中から選ぶ時代があった。カンパニョーロ、マビック、フルクラム、そしてシマノ――この4つを履いていれば「間違いない」し、周囲も納得する。まさに教科書通りの王道であり、駐輪場に並んでいても「おぉ、ちゃんとしてるな」と一目置かれる存在だった。
しかし2025年のいま、当時の絶対感はすっかり薄れてしまった。もちろん信頼性や歴史は揺るがないが、カーボン全盛の現代においては「四天王履いてます!」だけではもはやドヤれない。むしろ最新のカーボンホイールを前にすると、四天王ホイールは往年の名選手のOB会のように見えてしまうのだ。
カンパ・マビック・フルクラム・シマノの四天王時代の終焉
2000年代まで、ホイール界を牛耳っていた“四天王”。当時はカンパニョーロ、マビック、フルクラム、シマノを選んでおけば間違いなく、価格帯も10万〜20万円ほどで「高いけど頑張れば買える」現実的な水準だった。完成車からのステップアップにもちょうどよく、王道中の王道としてローディの心をつかんでいたのだ。
しかしその牙城は徐々に崩れていく。最大の転換点はカーボンホイールの台頭。アルミリム主体だった四天王は技術革新に乗り遅れ、気づけば新興ブランドに「軽量・高剛性・エアロ」で一気に突き放された。さらに、マビックは経営破綻でブランド力が失墜、シマノはコンポ偏重でプロ採用も激減、カンパとフルクラムも伝統はあるが尖った新製品を出せず存在感を薄めていった。
そこに追い打ちをかけたのが、近年のロードバイク界を悩ませる価格高騰だ。かつてハイエンドでも20万円で手が届いた“四天王ホイール”が、今では30万〜60万円が当たり前。ところが価格は跳ね上がっても、ブランドのドヤ力はむしろ低下しており、チャリカス的には「金はかかるのにマウントは取れない」という地獄のポジションに。こうして四天王の時代は、静かに幕を下ろしたのである。
カーボンホイール全盛でメーカーの格付けは大きく変わった
カーボンリムが当たり前となった今、ホイール界の序列は大きく塗り替えられた。アルミ中心だった旧四天王は一気に影を薄め、代わりにアメリカ発の先進的ブランドや、中華系の新興メーカーが台頭。軽量化・剛性・空力性能といった数値的な性能はもちろん、独創的なリム形状やインパクトあるデザインで、これまでの「定番」イメージを過去のものにしてしまった。
さらに、近年はプロレースでの採用実績だけでなく、SNS映えやカフェ駐輪場でのドヤ指数も評価基準に組み込まれるようになり、メーカーの格付けは従来の“レースで勝っているかどうか”だけでは測れなくなっている。
結果として、「四天王から選べば安心」という常識は崩壊し、新たな勢力がホイール界の最上位に君臨。価格は30万〜60万円が当たり前にもかかわらず、チャリカスたちは財布を軽量化してでも新しい時代の“象徴”を手に入れようとするのだ。
今後の更新予定|Tier SからF、Zまで公開していきます
SからZまで毎日更新、最後に総まとめ
今回のホイール格付けは、今日からSランクを皮切りに毎日更新していく予定だ。Sランクは富豪専用の“究極ドヤ神器”、A〜Cランクは現実的に「おすすめ」と言えるブランドが並び、D〜Fに進むにつれて微妙感とネタ感が増していく。そして最後には、誰もが恐れる禁断のZランク――「持っていること自体が黒歴史」という闇枠まで容赦なく公開する。
最終的には全ランクを出揃えたうえで、総まとめ記事でホイール界隈の2025年勢力図を整理する予定。あなたの愛用ホイールがどのTierに入るのか、楽しみ半分・恐怖半分で待っていてほしい。格付けは性能比較ではなく、チャリカス界隈の承認欲求を炙り出すエンタメ企画――毎日の更新を震えて見届けてほしい。
まとめ|今日から始まる“格付け地獄ツアー”
あなたが愛用するホイールはどこにランクインする?
ホイールは性能を競う道具であると同時に、チャリカス界隈では承認欲求を満たす最強のマウント装備でもある。だからこそ「おすすめホイールはどれか?」という問いに正解はなく、結局は“どれだけドヤれるか”で答えが決まるのだ。
今回の格付けは、その歪んだ欲望を正面から数値化した企画。明日からSランクを皮切りに、A、B…と毎日公開していき、最後には禁断のZランクまで到達する“格付け地獄ツアー”が始まる。あなたのホイールが輝くのか、晒されるのか――その運命を一緒に見届けてほしい。
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