2025年版ロードバイク格付け【Eランク】は、“最下層ライン”。端的に言えば弱小ポジションで、うっかりドヤれば場の空気が凍る危険枠。
ショップの在庫処分やYouTubeの案件動画で見かけることはあっても、自腹で買って趣味のメインに据えるにはちょっと恥ずかしい。
ルック車ではない“ちゃんとした自転車”ではあるものの、ブランド格・所有ステータス・羨望性はほぼ皆無。価格は軽く、街乗りや通勤・フィットネスなら必要十分――ただSNSの“いいね”は情け票が中心で「それ、クロスで良くない?」のツッコミが背後に常駐する。
それでも入門の敷居を下げる入口としての役目は確かにある。
- ロードバイク格付けTier Eランクの立ち位置
- Tier総合 55位 ルイガノ(LOUIS GARNEAU)
- Tier総合 同率55位 ヨーレオ(YOELEO)
- Tier総合 同率55位 アイカン(ICAN/TRIAERO)
- Tier総合 同率55位 タベロ(TAVELO)
- Tier総合 59位 パードゥス(PARDUS)
- Tier総合 60位 トリンクス(Trinx)
- Tier総合 61位 アラヤ(ARAYA)
- Tier総合 同率61位 ネスト(NESTO)
- Tier総合 同率61位 ミヤタ(MIYATA)
- Tier総合 同率61位 サンピード(SUNPEED)
- Eランクメーカーの特徴と魅力
- まとめ|2025年の「格下/雑魚」なメーカーたち
ロードバイク格付けTier Eランクの立ち位置
2025年版ロードバイク格付け【Tier Eランク】はずばり「格下枠」。誤解を恐れずいえば「雑魚」的な存在。
格付けとしては「ドヤっちゃうと大やけどを負う」ような存在。
スポンサーならまだしも、案件で貰っても乗り続けるのは…というメーカーたち。ちゃんと働いてある程度のお金を稼いでいるいい大人が、趣味として乗るバイクとしては少々恥ずかしいかも。
このランクに並ぶメーカーは一応ロードバイクを作っているし、ルック車とは違う“ちゃんとした自転車”なのだが、ブランドとしての格・所有するステータス・羨望性はほぼ皆無。下手すりゃマイナスにも働きかねない。
価格は安めで、街乗りや通勤、フィットネス目的なら十分すぎる性能を持つが、ロードバイクとしてのアイデンティティや“ドヤ要素”は無い。SNSにアップしても“いいね”は同情票のみ。
結論、このEランク帯を買うならクロスバイクでもよかったんじゃないか? というツッコミが常に背後に漂う。まぁ結局、自分が気に入っていれば良いのだけれど。
とはいえ、入門者が気軽にロードの形を楽しめる“入口”としての役割は確かにある。Eランクは、ロードの夢を見つつ現実的に財布を守りたい層の選択肢である。
Tier総合 55位 ルイガノ(LOUIS GARNEAU)


ルイガノ(LOUIS GARNEAU)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 9/50pt |
ルイガノ(LOUIS GARNEAU)のメーカー・ブランド解説
THE サイクルベースあさひ産、LOUIS GARNEAU。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性1の合計9点。
カナダの名ロードレーサーであるルイス・ガノーが作ったブランドをサイクルベースあさひがライセンス販売している。ちな本格派のロードバイクを作っていたガノーはすでに生産から撤退しています。
ガチ勢からはとにかく評判が宜しくない。まぁルイガノってロードバイクってよりクロスバイクの印象のが強いしさ。
実際、街でよく見かけるのはスポーツバイク初心者が選んだ真っ白なクロスで「あ、自転車始めたのね」と一目でわかるブランドの代表格。
SNSにアップしても、女性がオシャレなカフェ前で撮れば「抜け感あってアリ」と見てもらえるが、男性がドヤ顔で載せたらただの“ダサバイク晒し”で終わるのが現実。
ロードラインも存在していたが今はグラベルロードしかない様子。ガチ勢からは「え、ルイガノ?」と鼻で笑われるお約束。
それでも学生が「バイト代で買った最初の一台!」と誇らしげに乗っている姿は青春そのもの。だが経験を積んだチャリカスからすると「あー、GIANTかMERIDAに乗り換えるな」と未来が透けて見える。
ブランドの歴史的には名選手ガノー氏の名を冠しているのに、日本では「あさひの量販バイク」のイメージに完全に染まってしまったのが悲劇。結局、ルイガノのロードを選んだ理由を聞くと「色がかわいかったから」「近所のあさひに置いてあったから」で完結する。性能や実績より“出会いの偶然”で選ばれるバイク、それがルイガノ。
チャリカス的にまとめるなら──「ロードバイク界のしまむら」。財布に優しいけど、絶対にドヤれない。
Tier総合 同率55位 ヨーレオ(YOELEO)


ヨーレオ(YOELEO)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 9/50pt |
ヨーレオ(YOELEO)のメーカー・ブランド解説
中国の新興メーカーYOELEO。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性1の合計9点。
YOELEOを一言でまとめるなら「Amazonでホイール検索すると出てくるあのホイール屋」。
ホイールに関してはYoutubeのレビューでやたらと「超軽量!4大ホイールメーカーと同レベル!」のように絶賛の言葉が並んでいる。それでいて価格は大手ブランドの半額以下。
これ、ロード初心者は「え、マジで?」と食いつくし、ベテランチャリカスは「いや案件でしょw」と鼻で笑うやつ。結局、買った人が「いや意外と悪くないんだよ」と必死に弁明する流れまでがテンプレ。
ホイールの知名度は上がったけど、フレームはまだまだ空気。
ショップで見かけることはほぼなく、グループライドにYOELEOフレームで現れたら「マジか」と一斉にイジられるレベル。特にホイールもフレームもYOELEOで揃えてきたフルセット勢は、もはや“全身ユニクロで高級レストランに来た人”扱い。
別に悪くないんだけど、ブランド感ゼロだからさ。。
それでも「価格のわりには軽いし剛性あるんだよなぁ…」と乗ってる本人は密かに満足してたりするからタチが悪い。結局、YOELEOの真価はスペックじゃなく“自分が中華コスパを肯定できるかどうか”にかかっている。
こう考えてみると練習に使うのであれば普通にアリなのかもしれない。
チャリカス的にまとめるなら──YOELEOは「ホイールで小判鮫的に人気を得たけど、フレームはまだ地下アイドル」。ガチ勢は選ばないが、選んだ人はなぜか逆に誇らしげ。つまり「通ぶった勇気枠」。これを理解できる人にとっては、YOELEOはある意味で最高の自己満メーカーなのだ。
関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 同率27位 Yoeleo(ヨーレオ)
Tier総合 同率55位 アイカン(ICAN/TRIAERO)


アイカン(ICAN/TRIAERO)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 9/50pt |
アイカン(ICAN/TRIAERO)のメーカー・ブランド解説
Tier総合同率55位、同じく新興中華メーカーのICAN。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性1の合計9点。
ICANは中華ホイール界隈で「安いのに軽い」「ZIPPの半額以下」などとやたら話題になり、一時期は“AliExpressの王”とまで言われたメーカー。
その派生で登場したのがフレームラインの「TRIAERO(トライエアロ)」。
名前の由来は“トライアスロン+エアロ”だが、読み方を巡って「トライアーロ?トリアエロ?」「いやトライエアロだろ」とグループライドで小競り合いになるのはお約束。読み方すら安定していないあたり、ブランドの立ち位置の曖昧さを物語っている。
ホイールでの知名度はあるものの、フレームはまだまだ空気。
TRIAEROのバイクで登場すれば、「ICANってフレームも作ってたんだ!」と驚かれるのが定番。ガチ勢からは「それ何kg?」と性能ではなく重量の話題に持っていかれ、初心者からは「ICANはAmazonで見たことある!」と妙な親近感で絡まれる始末。
チャリカス的には「ICANホイールまでは理解できるけど、TRIAEROフレームは勇気出しすぎ」とされることが多い。
しかもELVESやWinspaceと違って、SNSでバズるほどのインフルエンサーパワーもなく、仲間内でと苦笑いされて会話終了のパターンが鉄板。
それでも乗っている本人は「コスパ最高!T1000カーボン!」と力説しがちで、周囲の反応が薄いのも気づかずにドヤってしまう。
まとめると、ICANは「ホイールで味をしめてフレームも出してみました」系のメーカー。
ホイール単体ならまだ“賢い節約選択”に見えるが、フレームまで行くとチャリカス界隈では「全身ワークマンでデート来ちゃった人」扱い。こちらも勇者枠であることは間違いない。
Tier総合 同率55位 タベロ(TAVELO)


タベロ(TAVELO)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 9/50pt |
タベロ(TAVELO)のメーカー・ブランド解説
中国の新興メーカーTAVELO。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性1の合計9点。
TAVELOは日本では実業団ニキが乗っていることで知名度が上がり、ショップ筋でも名前が出るようになったが、まだまだドマイナーの域を脱していない。
まずブランド名の時点で不幸を背負っている。「Cervéloの中華コピー?」と第一印象で思われてしまうのはどうしても避けられない。
実際は日本国内の会社が企画に関わっているブランドなのだが、確実に誤解されるネーミングセンス。またハイエンドフレームの乗り味はTARMACそのもののよう。
チャリカス的には「名前も乗り味も“中華コピー臭”を背負ってしまう不運なブランド」とツッコミ不可避。
フレームそのものはカーボンを使ったしっかりした作り。ただ問題はブランドストーリーの薄さ。Canyonのように直販でバズるわけでもなく、PinarelloやColnagoのようにレース実績が積み上がっているわけでもない。結局「実業団ニキが乗ってる」「地方のショップが推してる」程度で、全国区の知名度には程遠い。
海外情報を漁ってもTAVELOについての言及はほぼ皆無で、せいぜい中国フォーラムやRedditに「これ何者?」と話題にされるレベル。
そこでも「Cervéloのパチモン?」とコメントが並ぶのがお約束。つまり、日本でさえまだ知名度が怪しいのに、海外に出したら完全に中華コピーブランドと誤認されるリスクが高いのだ。
まとめると、TAVELOは性能面では意外とちゃんとしているようであるが、名前や乗り味、立ち位置で損をしている典型例。
何よりTAVELOはフレーム販売のみで完成車の設定がないため、初心者にはとにかくハードルが高い。
パーツ選びからホイール・コンポまで一式を自分で揃える必要があり、結果的に割高になることも多い。実業団やベテランならまだしも、初ロードとして手を出すと確実に迷子になる“上級者向けブランド”といえる。
チャリカス的に表現するなら──「S1NEOが高倉さんの知名度に比例するなら、TAVELOは実業団ニキの知名度に比例する」まだまだな存在だろう。
関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第49位 TAVELO PERTUAL(パーチャル)
Tier総合 59位 パードゥス(PARDUS)


パードゥス(PARDUS)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 8/50pt |
パードゥス(PARDUS)のメーカー・ブランド解説
Tier総合59位、PARDUS。パードゥス/パルダスなどと読まれる中華メーカー。
評価はステータス性1、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性1の合計8。
PARDUSは中国の巨大メーカー「天津富士達(FUJITA)」のスポーツラインで、中国国内では国際大会の供給実績もあり、ナショナルチームも使うなど、中国では“そこそこガチ”な存在。
UCIアジアツアーでは時折名前を見かけ、アジア選手権や国内リーグでは普通に走っている。
ただ日本にいるとその存在感はほぼゼロで、ショップで実車を見た人はかなりのレアケース。グループライドで登場すれば「それ何?通販?AliExpress?」とまず聞かれる。
フレームデザインは妙に攻めたエアロ形状が多く、カラーリングも派手め。写真映えはするのだが、塗装や仕上げを見ると「あ、中華感あるな…」とすぐにバレる可能性も。
性能面も決して悪くないが、レビューが圧倒的に少ないため「まぁスペック上は速そうだよね」で終わってしまうのが現状。
日本では結局は格下枠に収まっている。
チャリカス界隈では「中国ではプロが使ってるらしい」「でも日本じゃ誰も知らん」というギャップがネタ化されやすい。
持ち主が「いや、PARDUSって中国では大手なんだよ!」と説明しても、返ってくるのは苦笑いや微妙な沈黙。いや、もはや触れないのが優しさなのかもしれない。
まとめると、PARDUSは「母国では有名人、国外では空気」枠。
日本で乗ると勇気ある選択肢としてネタにされがちだが、中国市場を考えれば実績もあり、性能も決して悪くない。
問題はブランドストーリーやプロモーションの不足。チャリカス的に言うなら──「異国のトップ校卒なのに、日本では通信制高校扱いされる」そんな悲しい立ち位置のメーカーである。
Tier総合 60位 トリンクス(Trinx)


トリンクス(Trinx)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 1pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 7/50pt |
トリンクス(Trinx)のメーカー・ブランド解説
中国最大手級の自転車メーカーのひとつTrinx。
ステータス性1、実績2、ブランド人気1、希少性2、羨望性1の合計7点。
中国国内では“国民的自転車ブランド”に近い存在で、スポーツバイクからシティサイクル、MTB、E-BIKEまで幅広く手掛ける巨大メーカー。
言うなれば「総合スーパー型の自転車メーカー」で、ロードに特化しているわけではない。そのため中国では知名度抜群だが、日本に入ってくると「どこの誰?」扱いになってしまう。
PARDUSが「ナショナルチームに供給している真面目系」なのに対し、Trinxはもっとカオス。低価格帯からハイエンド風まで揃えているものの、ラインナップが玉石混交すぎて「掘り出し物があるかも…?」と思わせる雰囲気が漂う。
カーボンモデルのスペック表には「空力性能UP!」とか「T800採用!」とか書かれているが、実際に乗った感想は口コミすらほとんど見つからない。結局のところ、謎のスペック合戦と安さだけが独り歩きしているのが現状。
チャリカス的なあるあるとしてはTrinxを見つけると珍しすぎて一瞬テンションが上がるが、冷静になると「いや、なんでこれ選ぶの?」と我に返るやつ。
グループライドで登場すれば、間違いなく「GIANTで良かったのでは…」と囁かれる。しかも乗ってる本人は「いや、中国じゃメジャーだから!」と説明しがちだが、その説明が逆に“安中華感”を強調してしまうという罠。
ただしTrinxの本当の強みは、誰でも届く価格帯。アルミ完成車は10万円を切るものまであり、機材的には普通にロードバイクを名乗れるレベル。つまり「ルック車ではない」ギリギリのラインを攻めていて、街乗りや大学生の最初の1台としてはむしろ現実的な選択肢だ。
問題は、そこからステップアップしても「次もTrinx!」とは絶対にならないこと。
まとめると、Trinxは「買った瞬間から次のバイクのことを考えさせるメーカー」。チャリカス的に言えば──「初めてのバイト代で買った財布は安物ブランド、でもその後は絶対アップグレードする」そんな存在だろう。
Tier総合 61位 アラヤ(ARAYA)


アラヤ(ARAYA)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 1pt |
希少性 | 1pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 5/50pt |
アラヤ(ARAYA)のメーカー・ブランド解説
評価はステータス性1、実績1、ブランド人気1、希少性1、羨望性1の合計5点。
日本のARAYAといえば、日本人なら誰もが一度は耳にしたことがある国産自転車メーカー。
かつてはMTB黎明期に大いに名を馳せ、ホイールリムの定番ブランドとしても存在感を放っていた。しかし現在のラインナップはクラシカルなクロモリロードやランドナー系がメインで、正直ガチのロードバイク界隈では完全に空気。
街乗りや通勤・通学には十分で、雰囲気のあるホリゾンタルフレームに革サドル、ブラウンのバーテープを合わせればオシャレ感は出る。
ただしこの“オシャレ”はあくまでカフェ前に停めて映える系の話であって、グループライドやヒルクライムイベントに混ざれば「昭和の残党感」しか漂わないのが現実。
ただARAYAは価格が安く、完成車でも10万円台で買えてしまう。
これが「初めてのロードバイクにちょうどいい」と思わせる反面、購入したオーナーが数か月後に必ず「次はGIANTかTREKに乗り換えたい」と言い出す“踏み台メーカー”としての役割を果たしているのもあるあるネタ。
ショップで「最初の1台ならARAYAでも十分」と勧められて買った人は、その後ロード沼にハマって速攻で売却、という流れが王道。
ただしARAYAにも根強いファンはいる。ランドナー好きのおぢ世代からは「国産らしい実直な作りで信頼できる」と支持を集めているし、クラシカルなデザインに惹かれて「最新カーボンよりむしろこれがいい」という若者も一定数存在する。
つまりロードバイク界の中では評価が低くても、自転車趣味全体で見れば立ち位置は悪くない。
まとめると、ARAYAは「街乗り・ツーリング・オシャ活」には最高だが、「ロードバイクとしての格付け」では圧倒的に下位。
ロードバイクを求めて買ったとしても「体育館シューズでフルマラソンに挑む人」みたいな感じになってしまうので気を付けよう。
Tier総合 同率61位 ネスト(NESTO)


ネスト(NESTO)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 1pt |
希少性 | 1pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 5/50pt |
ネスト(NESTO)のメーカー・ブランド解説
Tier総合 同率61位、NESTO。
評価はステータス性1、実績1、ブランド人気1、希少性1、羨望性1の合計5点。
NESTOは日本の大手自転車メーカーであるホダカが立ち上げたスポーツバイクブランド。兄弟分にKHODAA BLOOMがあるが方向性はまったく違う。
KHODAA BLOOMが「日本人体型に最適化した!」とやたらアピールしスポーツ寄りで無難な国産安心ブランド感を出しているのに対し、NESTOはもっと直球で「街乗り」「コスパの鬼」を狙っている。
完成車価格の安さは本当に強力で、105搭載アルミロードがセールなら最安15万円台で買えるのはかなり良心的。ディスクブレーキ仕様で見た目もレーシーなのに、値札を見たら思わず「え、これちょっといいクロスバイクの価格帯じゃん」となるレベル。
ショップ店員が「入門用としておすすめですよ」と推す理由はそこにある。ただ、チャリカス的に言えばこの「コスパ推し」自体が逆に格下感を生み出してしまい、グループライドに持ち込むと初心者感丸出しという空気に包まれるのは避けられない。
NESTOにせよKHODAA BLOOMにせよ、2台目は必ずGIANTやTREK、スペシャに行ってしまうのが定番コース。つまり「最初の1台なら十分、でも長くは付き合えない」のがホダカブランド共通の宿命といえる。
また少ないおこずかいを必死に貯め、初めてのロードバイクとしてようやく買ったNESTOおぢのマナーの悪さも問題だ。
S-WORKSに乗るキッズのバイクを勝手に触り、キッズたちに注意されたら逆ギレしてウザがらみする動画は記憶に新しいところ。よほど悔しかったんだろう。もっと稼げばいいのに…。
まとめると、NESTOは入門者にとっては神コスパであり、クロスからのステップアップには最適だが、チャリカス界隈でドヤれるかといえば答えはノー。
チャリカス的に表現するならやはりKHODAA BLOOMと同じく雑魚臭が香ばしいキッズorおぢ専用バイク。であろう。
関連リンク:NESTOおぢ&Khodaa Bloomおぢ ~国産コスパ最強(と信じて疑わない)~
Tier総合 同率61位 ミヤタ(MIYATA)


ミヤタ(MIYATA)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 1pt |
希少性 | 1pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 5/50pt |
ミヤタ(MIYATA)のメーカー・ブランド解説
実は日本で初めて自転車を製造したメーカー、MIYATA。かつては「ツール・ド・フランスで走った国産ブランド」として誇られていた時代もあった。
評価はステータス性1、実績1、ブランド人気1、希少性1、羨望性1の合計5点。
MIYATAといえば日本の老舗中の老舗。しかし2025年現在、その名を聞いて最初に浮かぶのは「電動アシスト付きシティサイクル」か「クロモリのランドナー枠」。
ロードガチ勢に「MIYATA乗ってます」と言うと、「あぁ、クロモリ好きのおじさんかな?」という先入観を持たれるのは避けられない。
それでもMIYATAが無視できないのは、国内ブランドとしての“安心感”と“価格の手頃さ”。105完成車が20万円台で買えたり、SORA完成車なら15万円以下で手に入ったりと、初心者の入口としてはあり得る選択肢だ。
だがその一方で、街乗りクロモリを買ったはずが気付いたらグラベル寄り、さらにキャンプツーリング寄り…と気づかぬうちに「ロードバイク界」から外れていく導線を辿りがちなのもあるある。
まとめると、MIYATAは「老舗の安心感」と「クロモリ美学」で生き残っているが、現代ロードバイクのヒエラルキーでは完全に下位。チャリカス的に表現するなら──「文化祭でフォークギターを持ち込んだら、周囲はみんなエレキバンドだった」そんな立ち位置のメーカーといえるだろう。
Tier総合 同率61位 サンピード(SUNPEED)


サンピード(SUNPEED)のメーカー・ブランド解説
項目 | 点数 |
ステータス性 | 1pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 1pt |
希少性 | 1pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 5/50pt |
サンピード(SUNPEED)のメーカー・ブランド解説
中国発の新興メーカーで、近年Yahooショッピングを中心にじわじわと名前を見かけるようになってきたブランド、SUNPEED。
評価はステータス性1、実績1、ブランド人気1、希少性1、羨望性1の合計5点。
エアロ形状を強調したフレームデザインは、一見するとCanyonやVenge系の大手エアロロードを連想させるが、価格を見れば桁がひとつ違う。
10万円台から20万円台で、カーボンフレーム+ディスクブレーキ+中華カーボンホイールまで付いてくるという、正直「安すぎて逆に怖い」部類のバイクだ。
確かに最近の中華カーボンは性能的にも悪くないし、耐久性も大きな問題は減ってきたのだが、如何せんパチもんクサさが拭えず、ルック車と間違われることもしばしば。
というか2025年時点ではルック車という扱いでも語弊がないくらい格としてはゼロに等しい。
さらにロゴがフレーム全面にドドンと入っているため、遠目でも「お、サンピード?!」とすぐ分かるのだが、その瞬間に周囲のローディーが反応を見せない沈黙タイムに突入させてしまう。
性能自体は決して悪くなく、エアロロード的な剛性感もあるので走行感はむしろ楽しい。特にエントリー層が「見た目はガチっぽいけど予算は抑えたい」と思ったときの受け皿にはなり得る。
しかしチャリカス界隈では「結局は格より値段」というラインで見られてしまうため、乗っている本人がどれだけ気に入っていても、他人から羨望の眼差しを浴びることはまずない。
また、サンピードは国内での取り扱いがまだ少なく、保証やメンテ体制も曖昧な部分が多い。フレーム自体はそこそこ軽量で塗装も派手なのに、完成車スペックを見ると「なぜそこでそのコンポ?」という謎のパーツ構成になっていたりするものもある。
例えば105の一部に互換性の怪しい中華クランクが混ざっていたり、ブレーキ周りがやけに廉価なものだったりと、目立たないところはコストカットに全振りしたような構成が散見される。
まとめると、SUNPEEDは「中華勢ルック車からの成り上がり」を期待してしまうブランドであり、コスパを重視する層には刺さるが、チャリカス的ステータス性はほぼゼロ。
表現するなら──「見た目だけ一丁前、中身は値段相応」みたいな存在感のメーカーだろう。
Eランクメーカーの特徴と魅力
Eランクのロードバイクメーカーは、チャリカス界隈的には“格下・雑魚”扱いされがち。
ステータス性や羨望性は皆無だが、とにかく価格は安い。完成車で10万〜20万円台前半に手が届くため、ロードデビュー層や「とりあえずドロップハンドルが欲しい人」にはありがたい存在だ。
性能は値段なりだが街乗りやサイクリング用途なら十分。
ブランド感や格は皆無でも、「ルック車じゃない!一応メーカー品だ!」と胸を張れる最低ラインを保証してくれる。結局、ロード沼に入る入口としての役割が一番の魅力とも言えるだろう。
まとめ|2025年の「格下/雑魚」なメーカーたち
Eランクのロードバイクは、格付け的には最下層に近い存在だが、それゆえに独自の面白さもある。
上位メーカーのような華やかな実績もステータスもないが、「とりあえず安くロードに乗れる」という一点で救われている層だ。
ガチ勢からは鼻で笑われるが、本人は「安いし軽いし十分」と意外と満足しているケースも多い。
SNS映えも羨望も無いが、むしろ肩肘張らず楽しめる点ではある意味ロードの原点。結局、Eランクは“趣味として続けるか、すぐ飽きるか”の分岐点に立たされるメーカー群だと言える。
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