ロードバイクTier格付けのDランクは、端的に言えば“ドヤれない帯”。
10万円台中心のエントリー/ファッション系/案件臭ただよう中華カーボンまでがここに並ぶ。ガチ勢から鼻で笑われることもあるが、価格は優しく入門口としての実用性は高い。
リムブレーキ復権(?)も視野。チャリカス的には“言い訳枠”だが、まず走る習慣を作るには十分な現実解である。
ロードバイク格付けTier Dランクの立ち位置
2025年版ロードバイク格付け。そのTier Dランクの格付けは「ドヤれない、、ドヤれないよ、、」という層。ドヤ度はほぼゼロに近い。
いわゆる“初心者御用達”なバイクや、ファッションロードバイク、案件臭が香ばしい中華カーボンバイクもここに含まれてくる。
10万円台を中心とした安ロードバイクをメインに展開するメーカー群で、ドヤれるどころかガチ勢からは鼻で笑われることもしばしば。
しかし現実問題として、安価でコスパは良く、ロードバイクの入門口としては十分な役割を果たしている。ここからロード沼にハマる人も多いので、存在意義は決して小さくない。
ただしチャリカス的に見れば、このランクに手を出した人は「メジャーどころを避けて個性を狙ったつもりが失敗した」パターンが多い。
所有者に理由を聞くと「日本メーカーだから」「デザインが渋いから」などと謎の“だから”を発動しがちで、それがすでに言い訳に聞こえるのもこのランクの特徴。
結果として、本人は誇らしげでも周囲からは「まぁ、そういう選択肢もあるよね」と生温かい視線を送られる。
このTier Dランク帯ならディスクブレーキじゃなくて、リムブレーキモデルも視野に入ってくる。
要するにDランクとは、チャリカス界隈における“初心者”かつ“言い訳枠”。
ブランドマウントには使えないが、財布に優しく、ロードバイクの楽しさを知るきっかけとしては悪くないポジションなのだ。
Tier総合 47位 ラレー(RALEIGH)


ラレー(RALEIGH)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 13/50pt |
ラレー(RALEIGH)のメーカー・ブランド解説
1887年創業のイギリス最古級ブランドRALEIGH。
評価はステータス性3、実績3、ブランド人気3、希少性2、羨望性2の合計13点。
イタリアのBianchi(1885年)とほぼ同時期に立ち上がっており、20世紀中期には世界最大の自転車メーカーだった。日本ではARAYAがライセンス生産販売しており、スチールがメイン。
RALEIGHと聞けば、英国紳士の香り漂うクラシカルなブランドイメージ。
かつては世界最大のメーカーとして輝かしい歴史を持ち、イギリスでは一世を風靡した存在だった。しかし今となってはその栄光も遠い過去。
現代のロードバイクシーンでは、RALEIGHに乗っているだけで「渋いですね」とは言われるものの、「速そう!」とは絶対に言われないのが現実だ。
日本ではクラシカルなホリゾンタルフレームとメッキラグの輝きに惚れ込む層もいるが、それはだいたい「昔ながらのスタイルが一番」と語るロードバイクおぢ。
チャリカス的にいえば、RALEIGHは「歴史をドヤりたいけど、性能でドヤれない枠」。
オーナー本人は「Bianchiと同じくらい古いんだよ!」と得意げに語るが、聞いてる側は「でもビアンキはツール走ってるよね?」で終了。
結局、歴史を語れば語るほど“過去のブランド”感が強調されてしまうのが悲しいところだ。
それでもホリゾンタルフレームに細身のスチールチューブを組み合わせた姿は美しく、街乗りでは確かに映える。
カフェ前に立てかければ「クラシック感があっておしゃれ」とインスタ映えはするが、乗っている本人がピッタピタなサイクルジャージを着てしまったり、普段着で乗っていても服そのものがダサかったりすると完全に浮いてしまう。
またカーボンフレーム&ディスクブレーキが主流で本格的にロードバイクを始めるのであれば予算30万円は用意したい昨今、RALEIGHは低価格帯であるが故に本人は「俺はスチールのしなりが好きだから」と謎の言い訳をしがちだが、周囲からは「お前の好みはどうでもいい」と聞き流されがち。
要するにRALEIGHは「ブランドの歴史は世界級、現代の存在感は空気級」。チャリカス的にまとめるなら──「渋いけど速くはない。歴史ドヤ専用クラシカル枠」である。
Tier総合 同率47位 フジ(FUJI)


フジ(FUJI)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 4pt |
希少性 | 1pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 13/50pt |
フジ(FUJI)のメーカー・ブランド解説
Tier総合同率47位、FUJI。
日本で創業されてアメリカ進出で成功した自転車メーカーで、米国企業のASIに買収されたのち、親会社のASEが一回倒産したけれど、いまは台湾の巨大OEMメーカーIdeal Bikeの元で再生・再出発。
評価はステータス性2、実績3、ブランド人気4、希少性1、羨望性2の合計13。
FUJIといえば「名前は日本的、中身はアメリカで売れたブランド、現在は台湾系」というカオスな経歴を持つ自転車メーカー。
歴史は長いのに、どこの国のブランドなのか説明がややこしいため、グループライドで「どこのメーカー?」と聞かれると、オーナーは「もともと日本で…アメリカで成功して…今は台湾で…」と長い説明を始めざるを得ない。
聞いている側は「なるほど、ややこしいね」で会話が終了するのがお約束。
ロードラインナップは手堅く、アルミ完成車から実はカーボンのミドルグレードまで揃っており、価格帯は比較的リーズナブル。
初心者が「FUJIって名前がかっこいいから」と選ぶケースも多いが、チャリカス界隈では「ネーミングで選んだ初心者枠」として揶揄されることが多い。
実際、FUJIに乗っていると「なんでビアンキやジャイアントじゃなくてFUJIにしたの?」と必ず聞かれる。そしてオーナーは「いや、値段が手頃で…」とか「日本発祥だから…」と謎の“だから”を発動してしまい、周囲は苦笑するしかない。
ただし走りそのものは悪くない。特にエントリー層に人気のROUBAIXや、固定ギア系のトラックバイクFEATHERは独自のファン層を持っている。街乗りやシングルスピードカルチャーの文脈では「おしゃれバイク」扱いされることもあるが、ロードバイクガチ勢の中では「安物ブランド」認定を受けがちでドヤ要素には乏しい。
チャリカス的にまとめるなら──FUJIは「名前は強そう、中身は説明が面倒、立ち位置は安価なエントリー枠」。
オーナー本人が「歴史もあるし!」と力説しても、周囲からは「まぁ…頑張れ」と生温かく返される。つまりFUJIとは、「選んだ理由を説明すればするほど言い訳っぽく聞こえるメーカー」なのである。
Tier総合 49位 ジオス(GIOS)


ジオス(GIOS)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 12/50pt |
ジオス(GIOS)のメーカー・ブランド解説
イタリアのメーカーだがライセンスは日本企業が保有しているGIOS。
評価はステータス性3、実績3、ブランド人気2、希少性2、羨望性2の合計12点。
比較的安価でロードバイクは学生が乗っている印象でGIOSといえば、真っ青な「ジオスブルー」。兎角、GIOSはこのジオスブルーが被りまくる。
フレームを見れば一発でわかるそのカラーはアイデンティティであり、逆に言えば「青しかないの?」と揶揄されるほど。
学生が初めて買うロードとして人気のアルミやカーボンモデルは、確かにコスパは悪くないのだが、ローディーからはしばしば「やっぱり青選んだのね」と笑われがち。その方向性はBianchiのチェレステカラー(笑)に通ずるものがある。
また薄給なおぢやクラシカル志向なおぢも好んで乗っているが、おぢがGIOSに乗ってしまうとおヂオスと呼ばれてしまうのが悲しいところ。
そしてGIOSにまつわる最大のネタが「GIOS Torino」というものがある。
そもそもGIOSはメーカーとしてトリノに本拠を置き、2000年頃までは兄弟で経営しプロチームにも供給をしていた。
ただ経営不振から兄と弟が袂を分かった感じで、引き続きトリノ中心にイタリアで販売されるGIOS Torino(弟)と、日本法人のライセンスでイタリアはもちろん日本でも販売されているGIOS(兄)がある。
両者は全くの別物。
ただGIOS乗りに「トリノ時代は〜」や「GIOS Torinoは~」と話題を振っても大体、そんな歴史は知らない。というかそこまで知らないライトな層がメインなので、話したところで「ぽかーん」「どうでもいい」と思っているのだ。
それでもGIOSブルーに魅かれて選ぶ人は多く、街中でもそれなりに見かけるブランド。
見た目の統一感は抜群で、サドルやバーテープまで青で揃える“全身ジオス化”は一種の様式美。しかし、グループライドでその姿を披露すると「おヂオスすぎ問題w」とネタにされるリスクも抱えている。
要するにGIOSは「色で選んだ感」が強く、ブランドマウントには使えないが、所有者の愛着を示すには十分。
チャリカス的にまとめるなら──「青い青春は一瞬、ドヤ顔は一生できない青専用ブランド」である。
関連リンク:おヂオス 〜ジオスブルーで精一杯〜
Tier総合 同率49位 マジィ(MASI)


マジィ(MASI)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 12/50pt |
マジィ(MASI)のメーカー・ブランド解説
イタリア発だけどアメリカで根付いた不思議なメーカーMASI。
評価はステータス性3、実績3、ブランド人気2、希少性2、羨望性2の合計12点。
クラシックなスチールバイクで知られているが実はカーボンモデルも存在する。今はアメリカのHaro Bikes傘下でグローバル展開しているよう。
MASIといえば、かつてはイタリアンブランドとして輝いていた存在。
クラシックなスチールフレームは芸術品のように美しく、イタリアンロードの黄金時代を象徴する名車だった。
しかし現在はHaro傘下で量産体制に組み込まれ、ラインナップはアメリカ市場向けの完成車がメイン。イタリアの伝統を期待して購入すると「あれ?これってアメリカンバイクじゃん」というギャップに気づくのがお約束。
チャリカス的に言えば、MASIは「名前はイタリア、中身はアメリカ、オチは量産」という微妙なブランド。
クラシカルな鉄フレームを選んだオーナーは「伝統のイタリアブランド!」とドヤ顔するが、詳しい人から「いや今はアメリカ資本でしょ?」と突っ込まれて撃沈するパターンが多い。
逆に知らない人に説明しようとすると「イタリア発で…アメリカで…」と長い前置きが必要になり、FUJIと同じく説明が面倒なブランドでもある。
もちろんスチールバイクの美しさは健在で、街乗りやカフェライドには映える。ホリゾンタルなシルエットとシンプルな塗装は今見てもクラシカルで、所有する喜びは確かにある。
しかしカーボン全盛の現代ロードシーン。誤って?MASIのカーボンを選ぶと、「なんでMASIでカーボン?」とお金をドブに捨てたが如く冷たい視線を浴びるリスクが高い。
結局のところMASIは、イタリアンの名を残しつつアメリカ市場で生き延びたブランド。チャリカス的にまとめるなら──「伝統と量産の狭間で迷子になった、懐古厨専用クラシカル枠」。
Tier総合 同率49位 エルブス(ELVES)


エルブス(ELVES)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 12/50pt |
エルブス(ELVES)のメーカー・ブランド解説
台湾の新興メーカーELVES。
評価はステータス性3、実績2、ブランド人気3、希少性2、羨望性2の合計12点。
T800/T1000使用のカーボンフレームにカスタムペイントできてこの価格?!と、かつてコスパ最強と言われSNSを席巻、一気に知名度を上げたした中華メーカー。
直販&カスタムペイント対応で、他ブランドなら50〜60万円クラスに見える仕上がりを20万円台で提供するなど、価格破壊っぷりが話題になった。
インスタやYouTubeではインフルエンサーがやたら推しており、「これはもうENVEやCervéloを超えた!」とまで褒める声もあったが、冷静に見れば案件臭がすごい。
チャリカス的には「いや、タダでもらってんでしょ?」と突っ込むのが定番だ。
それでも実際のフレームは剛性もそこそこあり、見た目も悪くない。というか写真のバイク、ほんとカッコいい。
特にド派手なカスタムカラーはSNS映え抜群で、若い層に人気。グループライドでELVESに乗って登場すると「それ何?中華?」と興味を持たれるが、そこから「でも結構いいんだよ」と必死に説明し始めるのもお約束。
オーナーは「人と被らないから選んだ」と語るが、SNS人気で買ってしまったELVESおぢが一定数いるため意外と被るという構図が生まれる。
ホイールブランドとしてOROME(オロメ)シリーズも展開しているが、性能云々より「ELVESのホイール履いてるの?」という驚きが先に来る。結果として「フレーム+ホイール=全身中華コーデ」になると、チャリカス界隈ではネタ枠一直線。
結局、ELVESは「SNSでは大絶賛、現場では説明コストが高い」典型的な新興ブランド。チャリカス的にまとめるなら──「映え最強、案件臭漂う、中華ド派手インスタ枠」である。
関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第45位 ELVES OROME(エルブス オロメ)
Tier総合 52位 毘沙(BISYA)


毘沙(BISYA)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 2pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 10/50pt |
毘沙(BISYA)のメーカー・ブランド解説
日本でコスパいいカーボンロードと言ったら必ず名前があがるメーカーBISYA(毘沙)。生産は中国。でも乗っている人見たことねぇなぁ。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気2、希少性2、羨望性2の合計10点。
毘沙門天から取ったと思われる“毘沙”の響きは、いかにも日本らしい堅牢なイメージを想起させる。BISYAは新潟の会社だし、名前は上杉謙信に由来しているのだろう。
しかし現実は中国に生産拠点があり、日本ブランドを期待した初心者が「国産だと思ってた!」と驚くのもお約束。チャリカス的には「名前で釣ってきた枠」としてネタにされやすい。
BISYAは近年一部で話題になったが、実際のところは「名前だけは和風、中身は中国生産」のメーカー。
もっと言えば毘沙門天はインド発祥の神様なのでチャリカス的には「国産風と思わせて実はインド発祥の神様・中国経由・新潟ローカライズの毘沙門天枠」という訳がわからない感じのメーカー名というところに落ち着く。
価格は確かに安く、カーボンフレーム完成車が20万円台前後で手に入るという圧倒的コスパは魅力。
カタログスペック上はカーボンのグレードも悪くなく、ジオメトリも無難。しかし実際にグループライドで見かけることは極端に少なく「存在は知っているが実物は見ない幻メーカー」という扱いになっている。
SNSでもBISYAに乗っている人は少数派で、むしろレビュー系動画で名前を耳にすることのほうが多い。
オーナーに「なんでBISYAにしたの?」と聞くと、だいたい「コスパが良かったから」「日本っぽい名前で安心感があったから」という謎の“だから”を発動。
周囲は「まぁそういう選択もあるよね」と返しつつも、心の中では「結局メジャーどころ避けてコスパ狙ったんでしょ」と冷ややかに見ている。
結局、BISYAは「国産っぽさで初心者を引き寄せるが、実態は中華で、しかも見かけない」という存在。
チャリカス的にまとめるなら──「名前は毘沙門天、中身はチャイナ、街では幻。言い訳発動専用コスパ枠」である。
Tier総合 同率52位 コーダーブルーム(Khodaa Bloom)


コーダーブルーム(Khodaa Bloom)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 10/50pt |
コーダーブルーム(Khodaa Bloom)のメーカー・ブランド解説
日本の大手自転車メーカー、ホダカのロードバイクブランドKhodaa Bloom。
評価はステータス性2、実績2、ブランド人気3、希少性2、羨望性1の合計10点。
Khodaa Bloomは、日本国内での入門用ロードやクロスバイクとしてショップ店頭でよく見かけるブランド。
フレームジオメトリは確かに日本人向けに調整されていて、初心者にとって扱いやすいのは間違いない。価格も比較的安価で、大学生の「初めてのロード」として選ばれることも多い。
ただ絶妙に雑魚感を漂わせるブランド名とロゴでとても損している。
Khodaa Bloomという読みにくく、長ったらしい名前は一度で覚えにくい。「自転車を通じて人々の生活を豊かにし、日本から世界へ花開いていく」って意味はあれど正直、サムい。
しかも筆記体のロゴはもちろん、フレームに刻まれるロゴデザインも洗練されているとは言い難く、チャリカス界隈では「名前で損してる筆頭」扱い。
オーナー本人は「コスパいいし、日本メーカーだし!」と胸を張るが、グループライドでは「Khodaa Bloomね」で終わるパターンが多い。
しかもロゴがフレームに大きく書かれているので「絶妙な雑魚感が走るたびに自己主張してるな」と思われてしまうこともしばしば。
それでも実際の完成車は堅実で、機械式105コンポ完成車が20万円台前半で買えるなど、初心者にとってはありがたい存在。
街乗りやフィットネスには十分で、性能面ではむしろ高評価。しかし、ブランドマウントの場ではまったく通用しないため、チャリカス的には「性能は良いのに名前で全てを台無しにする悲運の国産枠」。
結局、Khodaa Bloomは「日本人向けで乗りやすいが、チャリカス的にはネタにされやすい」存在。まとめるなら──「性能は堅実、でも名前とロゴで損しすぎな残念ブランド」。
関連リンク:NESTOおぢ&Khodaa Bloomおぢ ~国産コスパ最強(と信じて疑わない)~
Tier総合 同率52位 アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)


アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)の2025年Tier格付け評価
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 4pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 1pt |
合計 | 10/50pt |
アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)のメーカー・ブランド解説
世界最大の釣り具メーカー、日本が誇るダイワは自転車も展開している。
そんな自転車までSHIMANOと張り合わんでも…と言いたくもなるが、とにかくDAIWA CYCLEが2025年に出したロードバイクがTier総合同率52位、ARTMA RYLASだ。
評価はステータス性2、実績1、ブランド人気4、希少性2、羨望性1の合計10点。
釣具メーカーのDAIWAがロードバイク市場に参入したと聞いて「え、あのDAIWA?」と驚いた人も多いはず。しかも元プロの辻善光氏との共同開発。
実際に展開しているのはARTMA(アルテマ)というブランドで、RYLAS(ライラス)はそのロードバイクモデル。コンポーネントはシマノのCLARISで完成車価格は13万円台という超エントリー帯。
まるでELDEN RINGのノクローンのようなカラーリングは美しく、見た目の第一印象は悪くない。初心者が「有名なDAIWAだから安心」と考えて選ぶのも理解できる。
最近YoutubeやSNSでもバズり気味。実際見てみたが確かにCLARISで13万円台は魅力。
ただ、問題は細部の仕上げ。フレームの溶接処理は典型的な「安バイク感」が否めない。10年前のGIANTやMERIDA、TREKのエントリークロスバイクのような雑処理は上級者には一目で見抜かれてしまう。
グループライドに持ち込めば「お、ARTMA RYLASじゃんw」とネタにされること間違いなし。しかも「釣りと自転車の二刀流w」などと突っ込まれるのが定番で、チャリカス的にはまさに格好のネタ枠。
それでも価格の安さと入手しやすさは確かに魅力。
ロードバイクに興味を持ち始めた学生や社会人一年目が「とりあえず一台目」として手に取るには十分な選択肢だ。ただし、後にロード沼にハマった際には「なんで最初にこれを買ったんだ…」と黒歴史化…良い思い出になる可能性も高い。
結局のところARTMA RYLASは、「安さと会社の知名度で初心者を釣る、まさに釣具メーカーに相応しいロード」。チャリカス的にまとめるなら──「財布に優しいが、グループライドでのツッコミ待ち専用、釣り人御用達ロード」である。
Dランクメーカーの特徴と魅力
Dランクは“安い・手に入る・とりあえず走れる”が三本柱。
10万円台中心の完成車は重量こそ重めで、ホイールやブレーキが足を引っ張りがちだけど、規格は素直で消耗品も安く、維持費が軽い。
盗難・転倒の精神的ダメージも小さく、通勤や雨天ライド、輪行の雑な取り回しに強いのが実利的魅力。
カラーやステッカーで遊べる“見た目改造”の余白も大きく、整備やポジ出しを学ぶ練習台として最適。
チャリカス的には「日本メーカーだから」「色が渋いから」など謎の“だから”が飛び交う言い訳枠だが、実は最短コストで“走る習慣”を作れる入り口でもある。
まずは空気圧・チェーン管理・適正サイズ——この三点が揃えば、値札以上の走りは普通に引き出せる。
まとめ|2025年に「背伸びしない現実解」で気軽に乗れるDランクメーカーたち
Dランクは“背伸びしない現実解”。ブランドでマウントは取れないが、日常の移動・週末50〜100km・健康管理まで守備範囲が広い。
期待値の置き方がコツで、速さを機材に求めるより「フィットしたサイズ+適正ギア比+良いタイヤ」で体感は十分化ける。
アップグレードは順番が命——まずはタイヤ/チューブ、次にブレーキシュー(orパッド)、余裕が出たらホイール。
それでも“もっと上”が欲しくなったら、その時は胸を張って乗り換えればいい。
Dは敗北ではなく、走り続けるための序章。距離と笑顔こそ正義、ブランド名はログに残らない。まず走ろう、毎週走ろう——その継続が、どのランクよりも強い。
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