【総まとめ】2025年版クロスバイクブランド格付け・Tier表【48選ランキング】

格付けTier表

クロスバイクは今、単なる移動手段を超えて「ライフスタイルを映すアイテム」へと進化しています。ロードバイクほどストイックではなく、ママチャリほどカジュアルでもない──その中間にある自由度が、多くの人を惹きつけています。

2025年は、デザイン志向の高まりや街乗り需要の拡大により、ブランドごとの個性がこれまで以上に際立つ年となりました。本記事では、そんな最新トレンドを踏まえ、国内外48ブランドを独自の基準で格付け。走り・見た目・ブランド力・コスパなど、すべての要素を横断的に比較した「2025年版クロスバイクブランド格付け・Tier表」をお届けします。


2025年のクロスバイクブランドの格付けとしてTier表ランキングで総まとめしてみた

2025年はクロスバイク市場が大きく成熟し、各ブランドが明確な方向性を打ち出す時代に入りました。街乗りを中心にデザイン性を重視するモデルもあれば、ロードバイクに迫る走行性能を持つ本格派も登場し、ユーザーの目的やライフスタイルに合わせた選択がより重要になっています。

本記事では、国内外48ブランドを対象に、ブランドの立ち位置や市場での存在感を多角的に整理し、Tier(S〜E)としてランク分けしました。上位のSランクには「乗って良し、眺めて良し」の完成度を誇るブランドが並び、Aランクには世界的な認知度と信頼を持つメーカーが登場。一方、B〜Cランクには日常使いとお洒落を両立する“現実的な主役”が集まり、D〜Eランクには気軽に始められる入門的ブランドが名を連ねます。

2025年のクロスバイク界を俯瞰し、自分に合った一台を探すための総まとめとしてご覧ください。

初めて自転車を趣味にする人へ“いま”を映すクロスバイクブランドの格付け表を届けたい

自転車を趣味として始めたいと思ったとき、最初に多くの人が候補に挙げるのが「クロスバイク」です。街乗りにも通勤にも使え、見た目もスタイリッシュ──まさに“入り口”として最適な存在です。ところが、インターネット上でクロスバイクの格付けやブランド比較を探しても、ロードバイクに比べて情報が圧倒的に少ないのが現状です。あったとしても掲載ブランドはせいぜい20前後で、内容も古く、説明が不十分なものがほとんど。

なかには特定メーカーの宣伝に偏った構成も見受けられます。そこで本企画では、いまの時代のクロスバイク事情を正しく伝えるために、全48ブランドを独自に網羅し、最新の評価基準で格付けしました。これから自転車趣味を始めたい人にも、すでに乗っている人にも、“2025年のリアル”が分かるクロスバイクブランド表をお届けします。

そもそもクロスバイクって何?

クロスバイクとは、ロードバイクとマウンテンバイク(MTB)の中間に位置する“ハイブリッド型”の自転車です。もともとは通勤・通学や街乗りを快適にするために設計され、軽快さと扱いやすさを両立しています。ロードバイクほど前傾姿勢がきつくなく、マウンテンバイクほど太いタイヤでもないため、舗装路でのスピードと安定性のバランスが絶妙です。

また、フェンダーやキャリアを取り付けやすいモデルも多く、普段使いから週末のサイクリングまで幅広く対応できるのが特徴です。価格帯も比較的手頃で、デザインのバリエーションも豊富。スポーツバイク入門者が最初に選ぶ一台として定番のジャンルであり、いまや「おしゃれに走る」「健康のために乗る」といったライフスタイルの象徴にもなっています。

格付けの評価基準:見た目、所有欲、性能、珍しさ、コスパと5つ視点で独自評価

今回のクロスバイク格付けでは、単なる人気や価格ではなく、「どんな価値を提供しているブランドか」という観点から5つの軸で評価しています。見た目の美しさ、所有する満足感、走行性能、ブランドの珍しさ、そして価格に見合う満足度──この5つを総合的に見ることで、ブランドの“本当の実力”を浮き彫りにしました。

点数は各10点満点、合計50点でTier(S〜E)を決定しています。以下がその基準です。

①デザイン性
フレーム形状やカラーリング、トレンド感などを評価。街で乗って映えるか、ブランドの美意識が感じられるかを基準とします。

②ステータス性
ブランドの格や知名度、所有満足度を評価。周囲から認知される“ブランド力”の強さも重要な要素です。

③性能
走行性能、フレーム設計、コンポ、装備の完成度などを総合的に判断。軽快さや快適性など、実際の乗り味を重視します。

④希少性
流通量や被りにくさを評価。特にステータス性と掛け合わせて、「ステータス性が高く、かつあまり見ないブランド」が最も高評価となります。

⑤コスパ
価格に対して得られる満足度を基準にします。高性能・高品質を手頃な価格で実現しているブランドほど高得点となります。

これら5つの視点は、単に機能や見た目を比べるだけでなく、「そのブランドを選ぶ理由」を浮き彫りにするための指標です。

どれか一つが突出していれば良いわけではなく、総合的なバランスこそがブランドとしての完成度を示します。クロスバイクは日常にも趣味にも溶け込む存在だからこそ、性能だけでなく“持つ喜び”や“自分らしさ”も評価に含めました。これが2025年版クロスバイク格付けの基本的な考え方です。

2025年クロスバイクブランド格付け・Tier一覧表|かっこいい・ダサいメーカーを全網羅

さっそくクロスバイク全48ブランドの格付け一覧をご覧ください。S~Eランクそれぞれの格付けはこんな感じです。

Tier Sランク帯:乗って良し、眺めて良しの最高峰
Tier Aランク帯:世界に知られる一流ブランド
Tier Bランク帯:実用とお洒落とコスパのバランスが最高
Tier Cランク帯:ロード乗りのサブバイクとしても優秀
Tier Dランク帯:初めてのスポーツバイクに最適
Tier Eランク帯:どこでも買えるしコスパも最高

Noランク総合順位メーカー名獲得評価pt
1S第1位BMC(ビーエムシー)スイス43/50pt
2S同率1位CANYON(キャニオン)ドイツ43/50pt
3S第3位SPECIALIZED(スペシャライズド)アメリカ42/50pt
4S第4位Bianchi(ビアンキ)イタリア41/50pt
5S同率4位Cinelli(チネリ)イタリア41/50pt
6S同率4位TREK(トレック)アメリカ41/50pt
7A第7位BOMBTRACK(ボムトラック)ドイツ40/50pt
8A同率7位SCOTT(スコット)スイス40/50pt
9A同率7位Cannondale(キャノンデール)アメリカ40/50pt
10A同率7位ORBEA(オルベア)スペイン40/50pt
11A同率7位BASSO(バッソ)イタリア40/50pt
12A第12位LAPIERRE(ラピエール)フランス39/50pt
13A同率12位CUBE(キューブ)ドイツ39/50pt
14A第14位FELT(フェルト)アメリカ38/50pt
15B第15位corratec(コラテック)ドイツ37/50pt
16B同率15位tokyobike(トーキョーバイク)日本37/50pt
17B同率15位GIANT(ジャイアント)台湾37/50pt
18B第18位FUJI(フジ)アメリカ36/50pt
19B同率18位GIOS(ジオス)イタリア36/50pt
20B同率18位JAMIS(ジェイミス)アメリカ36/50pt
21B同率18位MARIN(マリーン)アメリカ36/50pt
22B第22位MERIDA(メリダ)台湾35/50pt
23B同率22位BRIDGESTONE(ブリヂストン)日本35/50pt
24B同率22位YAMAHA(ヤマハ)日本35/50pt
25B同率22位RALEIGH(ラレー)イギリス35/50pt
26C第26位BRUNO(ブルーノ)スイス34/50pt
27C同率26位TERN(ターン)アメリカ34/50pt
28C同率26位ROCKBIKES(ロックバイクス)日本34/50pt
29C同率26位KhodaaBloom(コーダーブルーム)日本34/50pt
30C第30位RITEWAY(ライトウェイ)日本33/50pt
31C同率30位CENTURION(センチュリオン)ドイツ33/50pt
32C同率30位FORCE(フォース)チェコ33/50pt
33C同率30位La Bici(ラビチ)日本33/50pt
34D第34位NESTO(ネスト)日本32/50pt
35D同率34位Panasonic(パナソニック)日本32/50pt
36D同率34位GT(ジーティー)アメリカ32/50pt
37D同率34位DAHON(ダホン)アメリカ32/50pt
38D第38位LOUIS GARNEAU(ルイガノ)カナダ31/50pt
39D同率38位ARAYA(アラヤ)日本31/50pt
40D同率38位MIYATA(ミヤタ)日本31/50pt
41E第41位mont-bell(モンベル)日本28/50pt
42E第42位THIRDBIKES(サードバイクス)日本27/50pt
43E第43位ASAHI(アサヒ)日本26/50pt
44E同率43位CANOVER(カノーバ―)日本26/50pt
45E同率43位a.n.design works(エーエヌデザインワークス)日本26/50pt
46E同率44位DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)日本26/50pt
47E第47位TOPVALU momentum(トップバリューモメンタム)日本25/50pt
48E第48位21Technology(21テクノロジー)日本22/50pt

格付けランク別解説:Tier Sランクは乗って良し、眺めて良しの最高峰

Tier Sランクに位置づけられるブランドは、クロスバイクという枠を超えて“所有そのものがステータス”となる存在です。走りの軽快さや快適性はもちろん、フレーム設計の美しさやパーツの統一感、ブランドとしての哲学までが完成されており、まさに「乗って良し、眺めて良し」の最高峰。

単なる移動手段ではなく、自分のライフスタイルを象徴するプロダクトとして成立しています。BMCやCANYON、SPECIALIZED、Bianchi、Cinelli、TREKといった面々は、いずれも世界的に名を馳せ、デザイン・技術・ブランド力のすべてが高次元で融合。

所有するだけで「違い」や「所有満足」を感じられる完成度とブランド力を誇ります。

価格は決して安くないブランドもありますが、その一台に込められた情熱と信頼性は他を圧倒します。クロスバイクを超えて、ロードバイクに匹敵するパフォーマンスと美意識を備えた究極の領域――それがTier Sランクの世界です。

Tier Sランクのクロスバイクブランド
BMC(ビーエムシー)、CANYON(キャニオン)、SPECIALIZED(スペシャライズド)、Bianchi(ビアンキ)、Cinelli(チネリ)、TREK(トレック)

格付けランク別解説:Tier Aランクは世界に知られる一流ブランド

Tier Aランクは、世界的に名を知られる一流クロスバイクブランドが集う領域です。長年にわたって積み重ねられた技術力とブランド哲学が融合し、デザイン・性能・快適性のいずれもが高い完成度を誇ります。BOMBTRACK、SCOTT、Cannondale、ORBEA、BASSO、LAPIERRE、CUBE、FELTなどは、それぞれの国や文化に根ざした独自の思想を持ち、ライダーの走り方や価値観に寄り添う一台を生み出しています。

日常の街乗りから長距離ライドまで、あらゆるシーンで安定した走りを実現し、所有する喜びを感じさせてくれるのが特徴です。洗練された設計と美しい仕上げ、信頼性の高いコンポーネント構成など、細部にまでブランドの矜持が宿る。使うたびに「選んで良かった」と実感できる完成度こそ、Tier Aランクの本質です。

Tier Aランクのクロスバイクブランド
BOMBTRACK(ボムトラック)、SCOTT(スコット)、Cannondale(キャノンデール)、ORBEA(オルベア)、BASSO(バッソ)、LAPIERRE(ラピエール)、CUBE(キューブ)、FELT(フェルト)

格付けランク別解説:Tier Bランクは実用とお洒落とコスパのバランスが最高

Tier Bランクは、実用性・デザイン性・価格のバランスに優れ、最も多くのライダーに選ばれている現実的な層です。corratec、tokyobike、GIANT、FUJI、GIOS、JAMIS、MARIN、MERIDA、BRIDGESTONE、YAMAHA、RALEIGHといったブランドは、どれも日常に寄り添いながらもしっかりとスポーツ性能を備えています。通勤や街乗りに使いやすく、休日のサイクリングでも十分に楽しめる──そんな“ちょうど良さ”が魅力です。

デザインにもこだわりがあり、ファッションと調和するスタイルを提案するメーカーも多く、ライフスタイル全体を彩る存在となっています。また、価格に対する満足度が高く、メンテナンスやパーツ交換も容易。コスパの高さだけでなく、“長く付き合える安心感”を提供してくれるのがTier Bランクの特徴です。クロスバイクの楽しさと実用性を両立した、まさに日常を豊かにするクラスです。

Tier Bランクのクロスバイクブランド
corratec(コラテック)、tokyobike(トーキョーバイク)、GIANT(ジャイアント)、FUJI(フジ)、GIOS(ジオス)、JAMIS(ジェイミス)、MARIN(マリーン)、MERIDA(メリダ)、BRIDGESTONE(ブリヂストン)、YAMAHA(ヤマハ)、RALEIGH(ラレー)

格付けランク別解説:Tier Cランクはロード乗りのサブバイクとしても優秀

Tier Cランクは、価格を抑えつつも確かな品質と個性を持つクロスバイクが揃う層です。BRUNO、TERN、ROCKBIKES、KhodaaBloom、RITEWAY、CENTURION、FORCE、La Biciといったブランドが該当し、いずれも“ちょうど良い実力派”として人気を集めています。

通勤や街乗りはもちろん、ロードバイクを所有する人のセカンドバイクとしても活躍できる性能を備えており、日常の移動をストレスなくこなせるのが強みです。

デザイン面ではシンプルかつ実用的なモデルが多く、街に自然に溶け込む佇まいも魅力のひとつ。さらに、メンテナンス性やパーツ互換性も高く、コストを抑えて自分好みにカスタムできる自由度もあります。派手なドヤり要素はないものの、「気軽に乗れて、しっかり走る」安心感がある。そんな現実的な価値を感じさせてくれるのが、Tier Cランクのクロスバイクです。

Tier Cランクのクロスバイクブランド
BRUNO(ブルーノ)、TERN(ターン)、ROCKBIKES(ロックバイクス)、KhodaaBloom(コーダーブルーム)、RITEWAY(ライトウェイ)、CENTURION(センチュリオン)、FORCE(フォース)、La Bici(ラビチ)

格付けランク別解説:Tier Dランクは初めてのスポーツバイクに最適

Tier Dランクは、これからスポーツバイクを始めたい人にとって最も身近で、入門として最適なブランドが揃う層です。NESTO、Panasonic、GT、DAHON、LOUIS GARNEAU、ARAYA、MIYATAといったブランドが名を連ね、どれも“初めての一台”として安心して選べる実績を持っています。フレーム設計やパーツ構成はシンプルながらも必要十分で、価格と性能のバランスが取れています。ママチャリからの乗り換えでも扱いやすく、軽さや走りのスムーズさをすぐに実感できるのが特徴です。

また、国内メーカーが多く、購入後のサポート体制が整っている点も初心者にとって大きな安心材料です。デザインも親しみやすく、スポーツバイク特有の敷居の高さを感じさせません。自転車趣味の入り口として、まず“走る楽しさ”を体験するための一台を選ぶなら、このTier Dランクがぴったりです。

Tier Dランクのクロスバイクブランド
NESTO(ネスト)、Panasonic(パナソニック)、GT(ジーティー)、DAHON(ダホン)、LOUIS GARNEAU(ルイガノ)、ARAYA(アラヤ)、MIYATA(ミヤタ)

格付けランク別解説:Tier Eランクはどこでも買えるしコスパも最高

Tier Eランクは、全国の量販店やネット通販など、どこでも手軽に購入できるクロスバイクが揃う層です。mont-bell、THIRDBIKES、ASAHI、CANOVER、a.n.design works、DAIWA CYCLE、TOPVALU momentum、21Technologyといったブランドが該当し、入手のしやすさと価格の手頃さが大きな魅力です。

スペックはシンプルですが、日常の移動や通勤・通学など、軽い用途には十分対応できる性能を備えています。特にメンテナンス性やパーツの互換性が高く、修理や交換が容易な点も安心材料です。デザイン面でも近年は改良が進み、コスパを超えた満足感を得られるモデルも増えています。

高級ブランドのようなドヤり要素こそありませんが、“すぐに始められる・気軽に乗れる”という価値はこのクラスならでは。コストを抑えて自転車生活を始めたい人にとって、Tier Eランクは最も現実的で賢い選択肢です。

Tier Eランクのクロスバイクブランド
mont-bell(モンベル)、THIRDBIKES(サードバイクス)、ASAHI(アサヒ)、CANOVER(カノーバ―)、a.n.design works(エーエヌデザインワークス)、DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)、TOPVALU momentum(トップバリューモメンタム)、21Technology(21テクノロジー)

2025年クロスバイクトレンド解説:実用性と遊び心の融合

2025年のクロスバイク市場は、「実用性と遊び心の融合」が明確な潮流となっています。コロナ禍による在宅化ブームの反動で、通勤や街乗りといった“日常の移動”に再び価値が戻り、スポーツ性能と生活密着型の機能を兼ね備えたモデルが注目を集めています。グラベルロードやコミューター系の影響で、32〜40c程度の太めタイヤを採用したモデルが増加し、段差や荒れた路面にも対応できる安定感を重視する傾向が強まりました。さらに、フロントシングルやワイドレンジギアの採用が進み、変速操作を簡略化しつつ走行の幅を広げる設計が一般化しています。

技術面では上位モデルを中心にカーボンモデルが徐々に浸透。コンポ回りもCUESを搭載したモデルも出始めています。一方で、Tourneyを中心にメンテナンス性と価格バランスに優れるエントリー帯のALTUS、ACERA、ALIVIOなどMTB系コンポや、Claris、SORAあたりのロード系コンポも依然として根強い人気を保ち、ユーザーのニーズによって明確な棲み分けが進んでいます。また、クロスバイクのeバイク化も加速しており、軽量モーターやコンパクトバッテリーを搭載したアシストモデルが都市部を中心に浸透。通勤や街乗りだけでなく、買い物やお出かけといった生活シーン全般にクロスバイクの存在感が広がっています。

デザイン面では、モノトーンやパステル系など街に馴染むカラーが支持され、スポーツギアからファッションアイテムへと位置づけが変化しました。ミニマルな構造、細身のフレーム、ケーブル内装化など、見た目の完成度を追求する動きも加速。ブランド側も「通勤で映える一台」「街に置いても美しい一台」を意識した開発を進めています。さらに、ソロライド一辺倒だったポストコロナ期の流れから、仲間や家族でゆるく走る“カフェライド文化”も再燃。クロスバイクは、ストイックな競技志向とは違う“ライフスタイルスポーツ”としての立ち位置を確立しつつあります。

総じて2025年は、走る・見せる・使うの三拍子が整った、クロスバイクの「再定義の年」。実用と美意識、そして遊び心を兼ね備えたブランドが、次世代のスタンダードを形づくっています。

まとめ:2025年、クロスバイクは日常と趣味をつなぐ存在へ

クロスバイクは今、単なる移動手段でも、スポーツ機材でもなく、「日常と趣味をつなぐ存在」として確かな地位を築きつつあります。2025年はその潮流がさらに明確になり、ブランドごとに“何を大切にしているか”がより鮮明に現れた一年です。街乗り志向、スポーティ志向、デザイン志向、コスパ志向──それぞれの価値観が共存し、ユーザーの選択肢がかつてないほど広がりました。今回の格付けは、その多様性を一枚の地図として整理したものです。

どのTierが上、下ということではなく、自分の目的や感性に最も合う一台を見つけるための指標として活用していただければ幸いです。クロスバイクの世界は“正解がひとつではない”からこそ面白い。あなたにとっての最高の一台が、きっとこの中にあります。

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