【2025年版】ロードバイク格付けランキング【Tier A-】

格付けTier表

ロードバイク格付けのTier A-ランクは、自慢すぎず地味すぎない“ちょうどいいドヤ枠”。所有すれば「おっ、いいバイクだね」と言われつつも、背伸び感はなく自然に馴染む。

ハイエンドに乗れば本格派の風格が漂い、エントリーでもコスパの高さで評価される万能ゾーンだ。つまり、ブランド好きも実用派も満足できる、安心と見栄えのバランスが取れた絶妙ポジションである。

ロードバイク格付けTier A-ランクの立ち位置

A-ランクは乗っていると「おっ、いいバイク乗ってるね感」を漂わせられるメーカー群。
格付けとしては「まぁドヤれるよな」的なポジション。

ただ一部のハイエンド以外ドヤれるわけではないです。つまりSやAほどのステータス性はないけど、Bほど庶民派でもないという絶妙なポジション。

トレックやスペシャはガチ勢が選ぶメインストリームだし、ウィリエールやリドレー、オルベアあたりは“通好み”と呼べるブランド。

どれもエントリーからハイエンドまで幅広く揃っていて、実はコスパも高めアルテグラ完成車が鉄板で、初心者からベテランまで安心して選べるのがA-ランクの強み。

このあたりのメーカーはエントリーモデルであれば鉄下駄を履いていても許されるだろう。

ただし「量産型TREKマン」や「スペシャだけどエスワじゃない人」みたいに、チャリカス的にいじられる要素もたっぷりです。

Tier総合 第11位 トレック(TREK)

トレック(TREK)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性7pt
実績8pt
ブランド人気7pt
希少性4pt
羨望性8pt
合計34/50pt

トレック(TREK)のメーカー・ブランド解説

アメリカ三大メーカーの一角TREK。

評価はステータス性7実績8ブランド人気7希少性4羨望性8合計34点

ハイエンドMadoneÉmondaに乗っている人はだいたいガチ勢で脚も強い。

問題は街中での被り率の高さで、TREK乗ってる=「量産型サイクリスト」感が出てしまうのが悲しい。

Madone SLRの赤・青・黄色フレームは「勝利」「栄光」「平和」などどこかの某団体のような何か特別な意味を表していると勝手に思いたくなる、が、そんな意味はありません。みなさんも変に誤解しないように。

加えて、いまだにドーピングで7度のツール優勝をはく奪されたランス・アームストロングの影を背負ってるのも辛い。

乗り手のコンポはアルテ完成車が主流で、バイクは優秀なのに、結局「TREKかぁ」で会話が終わることもしばしば。つまりトレックは「脚があれば本物、脚がなければただの大衆車」になる諸刃の剣。

ホイールはメーカーが開発しているBontragerでも良いものの、それではあまりに凡庸、芸がないので、あえて純正以外を履かせるのも良さそうだ。決してBontragerも悪いホイールじゃないんだけれどね。

チャリカス的に言うと、「TREK=強者の証明か、凡庸の象徴か」どっちに転ぶかは乗り手次第。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 同率16位 BONTRAGER(ボントレガー)

Tier総合 第12位 スペシャライズド(Specialized)

スペシャライズド(Specialized)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性8pt
実績6pt
ブランド人気7pt
希少性5pt
羨望性7pt
合計33/50pt

スペシャライズド(Specialized)のメーカー・ブランド解説

評価はステータス性8実績6ブランド人気7希少性5羨望性7合計33点

アメリカ三大メーカーのひとつで、Tarmac ProやRoubaixなどは十分高性能。値段も立派。だけど、どうしてもスペシャブランドの上位モデルは「エスワ買えなかったんだね…」感が漂うのが最大の悲しみ。

ただなぜかスペシャ乗りは全体的に垢抜けて見える。ウェアのセンスなのか、フレームデザインのせいなのか、とにかく“こなれてる感”が漂う。そして妙に美男美女率が高い。対してエスワ乗り美男美女というより…ゲフンゲフン。結果「さすがスペシャ、乗り手まで仕上げてくる」と言われる。

ただしS-Works勢からは必ず比較される宿命で、「あ、エスワじゃなくてスペシャなんだ」とマウントされがち。

もしマウントを取られたら「エスワは硬すぎるし、もうちょいしなるフレーム欲しかったんだよね」と逃げるのがお約束。ブランド力が強いからこそ、常に比較される立場にあるのがスペシャの面白いところ。

ホイールはまぁRovalを履かせておけば間違いない。エントリーモデルなら純正でも十分

まあ実際はミドルモデルでも十分戦えるし、コスパも悪くない。でも「エスワじゃないの?」と聞かれ続ける精神修行に耐えられるかどうかがポイント。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第13位 Roval(ロヴァール)

Tier総合 第13位 ウィリエール(Wilier)

ウィリエール(Wilier)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性7pt
実績7pt
ブランド人気6pt
希少性6pt
羨望性6pt
合計32/50pt

ウィリエール(Wilier)のメーカー・ブランド解説

イタリアの老舗Wilier。創業は1906年と100年以上の歴史を有し、御三家(コルナゴ・ピナレロ・デローザ)よりも長い。

筆記体ロゴの美しさはピカイチだが、初見で「ウィリエール」と読める人はほぼいない。たいてい「ウィル…?ワイリヤァー?」と噛む。

評価はステータス性7実績7ブランド人気6希少性6羨望性6合計32点

ツールでも現役で機材供給してるのに、日本では知名度・認知度が低め。イタリアメーカーとしてローディーには御三家(コルナゴ・ピナレロ・デローザ)が、一般人にはビアンキが強すぎるせいで、どうしても影に隠れてしまう。

フレームデザインはシンプルで上品なのに、ドヤ感が出しにくいのが悩ましい。チャリカス的に言うと「名前読めないから避けられがちメーカー」「読めなかったけれど、筆記体のロゴがかっこよくて選ばれるメーカー」。でもバイク自体はほんと良い。

でも裏を返せば、今は“イタリアメーカーでも御三家・ビアンキを選ばなかった”枠。御三家、ビアンキに続くイタリアンブランドになり得るかどうかはメーカの努力次第と言ったところ。

ウィリエールは2022年イタリアの老舗コンポ&ホイールメーカーMicheを買収しており、UCI World チームにも共有している。なのでCampagnoloFulcrumではなくMicheのホイールを履かせるのがお約束になりそう。さすがにコンポまでMicheにはしないだろうけれど。

乗っている人はたいてい「俺はあえてウィリエールなんだよ」と差別化を図りがち。アルテ組んでおけば、走ってよし、眺めてよし。ただし一般人や初心者から「え?それ何て読むの?」地獄は避けられない。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第24位 MICHE(ミケ)

Tier総合 第14位 リドレー(Ridley)

リドレー(Ridley)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性6pt
実績7pt
ブランド人気5pt
希少性6pt
羨望性7pt
合計31/50pt

リドレー(Ridley)のメーカー・ブランド解説

自転車王国ベルギーを代表するメーカー、リドレー。

評価はステータス性6実績7ブランド人気5希少性6羨望性7合計31点

クラシックなどレースでの実績は申し分ないし、名車NoahやFalcn、Heliumはプロ御用達

ただしリドレー乗りの95%は「俺、自転車の本場、ベルギーメーカー推しです」っていう謎のアイデンティティ表明を兼ねている。イタリア御三家ほど華はなく、フランスLOOKほどの通ぶりでもなく、ベルギー。つまりバイク選び=「俺、分かってます」感アピール。

2025年ツール・ド・フランス第11ステージで区間優勝したUno-Xの金黒フレームが話題になったけれど、Uno-X自体がまだまだ発展途上なチームのため街中で見かけても「お、リドレー…?リドレーか。」っていう理解で終わる。いや、けれどUno-Xの2025年モデルマジでカッコいいです。

MAVICDTZIPPENVESHIMANO…ホイールは基本的にどんなメーカーでも似合いそうだが、リドレーもなぜかCampagnoloFulcrum見かけることが少ない

チャリカス的に言えば「自転車王国推しの謎アイデンティティ枠」。性能はガチ、でも話題性は弱め。アルテ完成車でも安定したパフォーマンスを出すけど、「わざわざリドレー?」と思われるのもまた宿命。クラシック好きなら垂涎の一台、それ以外からは「通ぶり乙」で片付けられる。

Tier総合 同率14位 オルベア(ORBEA)

オルベア(ORBEA)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性6pt
実績7pt
ブランド人気5pt
希少性6pt
羨望性7pt
合計31/50pt

オルベア(ORBEA)のメーカー・ブランド解説

スペインの老舗ブランド、オルベア。

欧州では人気があるのに、日本だと不思議なくらい見かけない。Ysロードを始めとしたショップでは見たことあるけど、実走では遭遇率ゼロって人も多いはず。昔のリムブレーキモデルなら稀に見るけど、現行モデルはレア。

評価はステータス性6実績7ブランド人気5希少性6羨望性7合計31点

性能・価格帯を考えると「欧州版TREK」と言える優良メーカー。実際ORCAはツールでも十分戦える性能を持っており、デザインからも強者の風格を感じさせる。でもチャリカス的に言えば「なぜか日本で空気」。

乗ってる人はだいたい「俺は人と違う」を狙って買ったけど、誰からも突っ込まれないので寂しい。逆に言えば“孤高枠”で、オルベアに乗ってると「ガチだけど孤高のローディー」というキャラ付けがされる。

ホイールもオルベアが自社開発しているホイール専用ブランドOquoを履かせているが、Oquoはまだまだ認知度・知名度・実績が低いという位置付け。
性能は確かなようであるが、知らない人も多いため下手にドヤると恥をかきます。注意しよう。ロゴのデザインも好き嫌いは出そうな感じ。個人的にはOquoのロゴ好きです。

105以上はマスト、アルテ付ければ十分。だけど日本のグループライドでは「なんでORBEA選んだの?」から説明地獄が始まるのが定番。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第30位 ORBEA oquo(オルベア オクオ)

A-ランクメーカーの特徴と魅力

A-ランクメーカーの特徴は、とにかく「実はコスパいい」「初心者から上級者まで安心」という万能感です。

TREKやスペシャは大衆感があるけどハイエンドに乗ればガチ強い。ウィリエールやリドレーは通好み、オルベアは孤高枠。どのメーカーも基本的にアルテ完成車が鉄板で、コスパ重視で105を選ぶ場合も。デザイン・性能共に間違いないのに、「被る」「影が薄い」「なんでそれ?」など突っ込まれる宿命。

逆に言えば、そういう偏見を笑い飛ばせるなら最高の選択肢。A-ランクは“乗り手の脚と性格”で評価が大きく変わるバイク群です。

まとめ|2025年に「わかってる感」を出せるのはこの5メーカー

2025年のTier A-ランクはTREK、スペシャ、ウィリエール、リドレー、オルベア。

どれも「AじゃないけどBでもない」絶妙な立ち位置で、メーカーの格としても高い地位にある。

街中では被るけど脚が強ければTREKは最強。エスワじゃないスペシャは「惜しい感」すらネタになる。ウィリエールは読めないロゴで通ぶれるし、リドレーは自転車の本場キャラを演出できる。オルベアは孤高感たっぷりで「俺だけ違う」感が強い。

A-ランクは、乗り手のキャラ込みで評価が変わるメーカーたち。つまり“脚があればガチ、脚がなければネタ”というチャリカス的に最高においしいポジションです。

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