【総まとめ】2025年版ロードバイク格付け・Tier表|ドヤれるブランド・メーカー図鑑【74選ランキング】

2025年決定版!ロードバイクTier格付けランキング総まとめ 格付けTier表

2025年決定版、「ロードバイク格付けランキング」をTier表として総まとめしました!

群雄割拠の今季をグランツールやクラシックの話題も踏まえて棚卸しし、世界の全74ブランドをS〜Fで一挙採点。評価軸は〈ステータス性/実績/ブランド人気/希少性/羨望性〉の5要素――要はスペックより「どれだけドヤれるか」。

王者Sから黒歴史Fまで、一覧表とランク別解説、最新トレンドも網羅。カフェで隣のローディを黙らせるのはどのメーカーか?あなたの愛車の“いまの立ち位置”を、愛と皮肉で可視化します。

  1. 2025年のロードバイク格付けとしてメーカー&ブランドのTier表をランキングで総まとめしてみた
  2. 古い情報はもういらない!“いま”を映すロードバイク格付けランキング、Tier表を作ったワケ
  3. 考察するほど面白い、ロードバイクの格付けと自慢
  4. ロードバイク格付け・Tier一覧表|全74メーカー・ブランドを総ランキング
  5. 格付けランク別解説:Tier Sランクは、ドヤってなんぼの世界5大トップブランド!
  6. 格付けランク別解説:Tier Aランクは、そりゃドヤれるわの自慢厨ブランド!
  7. 格付けランク別解説:Tier A-ランクは、おっ!いいの乗ってるね!層の最適解!
  8. 格付けランク別解説:Tier B+ランクは、強いけどドヤり切れない大手ブランド群!
  9. 格付けランク別解説:Tier Bランクは、ギリでドヤれる…かな、の実力派&通好み帯!
  10. 格付けランク別解説:Tier Cランクは、ドヤっても伝わらないマイナー&希少ゾーン!
  11. 格付けランク別解説:Tier D+ランクは、“THE 普通”だけど、実はちょうどいい帯!
  12. 格付けランク別解説:Tier Dランクは、背伸びしない“現実解”──決してドヤれないけど走れる入口!
  13. 格付けランク別解説:Tier Eランクは“格下・雑魚”扱いでも、最安で遊べる消耗戦ライン!
  14. 格付けランク別解説:Tier Fランクは“ルック車”で始める黒歴史入門(でも入口としては最強)
  15. 格付けの評価基準:チャリカス的ドヤれる5大要素とは何か?
  16. 2025年ロードバイクトレンド解説:変わりゆくブランド勢力図
  17. まとめ:ロードバイク格付けは結局“ドヤれるかどうか”

2025年のロードバイク格付けとしてメーカー&ブランドのTier表をランキングで総まとめしてみた

様々な妨害で物議や課題が露呈しているブエルタ・ア・エスパーニャも第三週に入り、残す大きなレースはUCI世界選手権大会やイル・ロンバルディアくらいになった2025年のロードバイクシーズン。

ロードバイクの世界は、2025年も新モデルや新興ブランドが登場し、まさに群雄割拠の時代を迎えています。

2025年版「ロードバイクブランドTier格付け」では、今、ロードバイクシーズンの終盤だからこそ可能な、今年2025年のグランツールやクラシックでの活躍を考慮した最新のロードバイクメーカー・ブランドの格付けをおこないました。

世界5大ブランドと呼ばれる王者から、通好みのマイナーブランド、果てはネタ枠までを74メーカー・ブランドを一挙にランク付け。

評価基準は「ステータス性」「実績」「ブランド人気」「希少性」「羨望性」の5項目。単なるスペック比較ではなく、“どれだけドヤれるか”、“カフェで隣のローディに羨ましがられるか”というチャリカス視点も盛り込みました。

王道のSランクに輝く名門から、知る人ぞ知るCランク、そしてチャリカス御用達のE・Fランクまで、あなたの愛車はどこに入るのか?

今年のトレンドを押さえつつ、笑いと皮肉を交えたランキングを総まとめします。

古い情報はもういらない!“いま”を映すロードバイク格付けランキング、Tier表を作ったワケ

今回この2025年版の格付けランキング、Tier表を作った理由は大きく3つあります。

まず①ネット上に存在するロードバイクの格付け記事は情報が古く、すでに生産終了したメーカーが平然と並んでいたり、近年SNSでバズっている台湾・中華の新興メーカー・ブランドが無かったりと、ユーザーが本当に知りたい最新の序列を反映していないと感じたからです。

次に②既存の格付けは広告や販売目的が色濃く、特定ブランドを推すための“ランキング風”コンテンツが多く見られ、公平性に欠ける点も疑問でした。

そして最後に、③ちょうどシーズン終盤を迎え、各ブランドの最新モデルやレースでの実績が出揃った今だからこそ、よりリアルな勢力図を示せると考えました。

つまり今回のTier格付けランキングは、古い情報でも宣伝目的でもなく、2025年“いま”のロードバイク界をチャリカス目線で正直に切り取ったものなのです。

考察するほど面白い、ロードバイクの格付けと自慢

「どのメーカーが一番ドヤれるのか?」——これは有史以来、ロードバイク界隈の永遠のテーマ。

正論を言えば、ロードバイクの格は乗り手や性能、実績、歴史などで決まるはず。

しかし現実は、課金総額+ステータス性・実績・ブランド人気・希少性・羨望性の“5属性”でマウント合戦が行われる世界です。

ヒルクライムのタイムより、サイクルラックに掛けたロードバイクのメーカーロゴの方がドヤ力として効力を発揮するのだから笑うしかない。

しかもロードバイクは車やバイクと違って免許も不要、車やバイクよりもお金がかからない。車のSランク、例えばフェラーリやポルシェ、レクサスは買えない給料低めのおぢでも、ロードバイクなら頑張ればSランクを手に入れられる。

そんな手軽にドヤれる沼でもあります。

要は、金額的ハードルが低いからこそ、誰でもブランドに手を伸ばせて、そして誰もが他人のロードバイクを値踏みしてしまう。

これこそがチャリカス文化の笑いどころ。

そこで今回は国内・海外合わせて全74ブランドを、愛と皮肉でスコア化してみました。

合言葉は「マイヨジョーヌよりマイバイクローン」「ワットよりワォ!」。推しブランドが下位でも怒らないでくださいね。

それもまたロードバイク沼の誇りです。

さあ、あなたの愛車はどのTierで、何人のローディーを沈黙させるでしょうか?

ロードバイク格付け・Tier一覧表|全74メーカー・ブランドを総ランキング

さっそくロードバイク全74メーカー・ブランドの一覧をご覧ください。S~Fランクそれぞれの格付け=ドヤれる度合いはこんな感じです。

Tier Sランク帯:ドヤってなんぼの最高峰
——-神メーカー・ブランドの壁——-
Tier Aランク帯:そりゃドヤれるわ
Tier A-ランク帯:まぁドヤれるよな
——-ドヤれるメーカー・ブランドの壁——-
Tier B+ランク帯:まだドヤれる…ドヤれるはず
Tier Bランク帯:ギリでドヤれる…かなぁ
——-マイナーメーカー・ブランドの壁——-
Tier Cランク帯:いくらドヤっても誰も知らない
——-ドヤれないメーカー・ブランドの壁——-
Tier D+ランク帯:ドヤれはしないが、バカにもされない。
Tier Dランク帯:ドヤれない、、ドヤれないよ、、
——-ダサい格下メーカー・ブランドの壁——-
Tier Eランク帯:ドヤっちゃうと大やけどを負う
——-ルック車の壁——-
Tier Fランク帯:もうネタとしてドヤって欲しい

No

総合
順位
メーカー名獲得評価pt
1S第1位コルナゴ(COLNAGO)イタリア46/50pt
2S同率1位エスワークス(S-WORKS)アメリカ46/50pt
3S第3位サーベロ(Cervélo)カナダ45/50pt
4S第4位ピナレロ(PINARELLO)イタリア42/50pt
5S第5位キャニオン(CANYON)ドイツ41/50pt
6A第6位ルック(LOOK)フランス37/50pt
7A同率6位デローザ(DE ROSA)イタリア37/50pt
8A第8位タイム(TIME)フランス36/50pt
9A同率8位ビーエムシー(BMC)スイス36/50pt
10A同率8位ファクター(FACTOR)イギリス36/50pt
11A-第11位トレック(TREK)アメリカ34/50pt
12A-第12位スペシャライズド(Specialized)アメリカ33/50pt
13A-第13位ウィリエール(Wilier)イタリア32/50pt
14A-第14位リドレー(Ridley)ベルギー31/50pt
15A-同率14位オルベア(ORBEA)スペイン31/50pt
16B+第16位ビアンキ(Bianchi)イタリア29/50pt
17B+第17位キャノンデール(cannondale)アメリカ28/50pt
18B+第18位ジャイアント(GIANT)台湾27/50pt
19B+同率18位メリダ(MERIDA)台湾27/50pt
20B第20位エンヴィ(ENVE)アメリカ26/50pt
21B同率20位ビーエイチ(BH)スペイン26/50pt
22B同率20位ラピエール(Lapierre)フランス26/50pt
23B同率20位スコット(SCOTT)スイス26/50pt
24B第24位キューブ(CUBE)ドイツ25/50pt
25B同率24位チャプターツー(CHAPTER2)ニュージーランド25/50pt
26B同率24位フェルト(FELT)アメリカ25/50pt
27C第27位アルゴンエイティーン(ARGON18)カナダ23/50pt
28C同率27位フォーカス(FOCUS)ドイツ23/50pt
29C第29位エディ・メルクス(Eddy Merckx)ベルギー22/50pt
30C同率29位チッポリーニ(CIPOLLINI)イタリア22/50pt
31C同率29位エスワンネオ(S1NEO)フランス22/50pt
32C第32位エムエムアール(MMR)スペイン21/50pt
33C同率32位ヴァンリーゼル(Van Rysel)フランス21/50pt
34C第34位ストーク(STORCK)ドイツ20/50pt
35C同率34位チネリ(Cinelli)イタリア20/50pt
36D+第36位コラテック(corratec)ドイツ19/50pt
37D+第37位ブリヂストン(BRIDGESTONE)日本18/50pt
38D+同率37位エックスディーエス(XDS)中国18/50pt
39D+同率37位バッソ(BASSO)イタリア18/50pt
40D+40位ボッテキア(BOTTECCHIA)イタリア17/50pt
41D+同率40位カレラ(CARRERA)イタリア17/50pt
42D+同率40位グスト(GUSTO)台湾17/50pt
43D+同率40位ウィンスペース(WINSPACE)中国17/50pt
44D+44位パナソニック(Panasonic)日本16/50pt
45D+同率44位ボーマ(BOMA)日本16/50pt
46D+同率44位シーポ(CEEPO)日本16/50pt
47D47位ラレー(RALEIGH)イギリス13/50pt
48D同率47位フジ(FUJI)アメリカ13/50pt
49D49位ジオス(GIOS)イタリア12/50pt
50D同率49位マジィ(MASI)イタリア12/50pt
51D同率49位エルブス(ELVES)台湾12/50pt
52D52位毘沙(BISYA)日本10/50pt
53D同率52位コーダーブルーム(Khodaa Bloom)日本10/50pt
54D同率52位アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)日本10/50pt
55E55位ルイガノ(LOUIS GARNEAU)カナダ/日本9/50pt
56E同率55位ヨーレオ(YOELEO)中国9/50pt
57E同率55位アイカン(ICAN/TRIAERO)中国9/50pt
58E同率55位タベロ(TAVELO)中国9/50pt
59E59位パードゥス(PARDUS)中国8/50pt
60E60位トリンクス(Trinx)中国7/50pt
61E61位アラヤ(ARAYA)日本5/50pt
62E同率61位ネスト(NESTO)日本5/50pt
63E同率61位ミヤタ(MIYATA)日本5/50pt
64E同率61位サンピード(SUNPEED)中国5/50pt
65F65位21テクノロジー(21Technology)不明評価不能
66F同率65位スピードワイルド(SPEED WORLD)不明評価不能
67F同率65位グラフィス(GRAPHIS)不明評価不能
68F同率65位アルテージ(ALTAGE)不明評価不能
69F同率65位パンサー(PANTHER)不明評価不能
70F同率65位カノーバー(CANOVER)不明評価不能
71F同率65位リグ(L.I.G)不明評価不能
72F同率65位ファン(FUNN)不明評価不能
73F同率65位エクスリート(XLEAT)不明評価不能
74F同率65位スペア(SPEAR)不明評価不能

ちなみに今回は以下のようなピストメーカー、つぶれたor生産終了したメーカー、ハンドメイドメーカー、あまりに日本で流通していない&買いにくいメーカーなどは評価外としました。

今回Tierランクの評価から外したロードバイクメーカー・ブランド例
ROSE、Vitus、3T、KOGA、KONA、CENTURION、CIELO、DACCORD、DEDACCIAI、GARNEAU、GT、INTERMAX、YONEX、SAVA、JAMlS、KHS、KUOTA、LITESPEED、MOOTS、NEILPRYDE、OPUS、SCHWINN、Reactor Aero、SURLY、TOMMASINI、TYRELL、LEADER、ROCKBIKES…

ただROSE、Vitusあたりは入れても良かったかも?と作り終えて感じている次第です。

あ、ヨネックス(YONEX)は単純に入れ忘れました。。ごめんなさい。ランク的にはD+で獲得pt17/50pt、40位相当ってところでしょうか。おまけとしてD+のページに入れました

来年はこのあたりのメーカーも時間があれば評価に入れてBEST100とかにしようかなぁ。

格付けランク別解説:Tier Sランクは、ドヤってなんぼの世界5大トップブランド!

2025年、ロードバイク界隈の“覇権”を握るのが、コルナゴ(COLNAGO)、エスワークス(Specialized S-WORKS)、サーベロ(Cervélo)、ピナレロ(PINARELLO)、キャニオン(CANYON)の5社。

ステータス性・実績・ブランド人気・希少性・羨望性の五拍子が揃い、カフェ入店と同時に視線を総取りする“演出力”まで標準装備。

乗った瞬間FTPが+50W盛れた“気がする”のもSならではの魔法だ。

イタリアの格で空気を変えるコルナゴ、“持ってる事実”が強さになるエスワ、エアロ美のサーベロ、造形美のピナレロ、直販スマートのキャニオン──いずれも「廃課金してでも欲しい」と思わせる王者。

脚力は鍛えるもの、Sは見せつけるもの。2025年、主役の座はこの5大メーカーに預けておけば間違いない。

Tier Sランクのロードバイクメーカー・ブランド
コルナゴ(COLNAGO)、エスワークス(Specialized S-WORKS)、サーベロ(Cervélo)、ピナレロ(PINARELLO)、キャニオン(CANYON)

格付けランク別解説:Tier Aランクは、そりゃドヤれるわの自慢厨ブランド!

Sほどの“神オーラ”はないが、「安いのは嫌」「高級バイクが欲しい」「人と同じは退屈」を満たす自慢厨の御用達ブランドがAランク。

LOOK/DE ROSA/TIME/BMC/FACTORは、いずれも高価格帯オンリーで、所有=性格がバレるタイプのブランドだ。

伝統で語れるLOOKとDE ROSA、通ぶれるTIME、硬派なBMC、変態上等FACTOR——どれも“そりゃドヤれる”が、鉄下駄や中華カーボンを履いた瞬間にただの痛い人へ転落する修羅の世界。

Aは脚力よりも見せ方と組み合わせが命。たかが自転車に50万円以上をかける覚悟、ホイールに30万円以上かける覚悟があるなら、最高の相棒になる。

Tier Aランクのロードバイクメーカー・ブランド
ルック(LOOK)、デローザ(DE ROSA)、タイム(TIME)、ビーエムシー(BMC)、ファクター(FACTOR)

格付けランク別解説:Tier A-ランクは、おっ!いいの乗ってるね!層の最適解!

華やかすぎず、庶民的すぎず。ブランド序列の中で絶妙な立ち位置を示すのがA-ランクだ。

TREK/Specialized(非S-WORKS)/Wilier/Ridley/Orbeaは、エントリーからハイエンドまでレンジが広く、アルテ完成車が鉄板。

エントリー帯の鉄下駄は“許される”けど、上位グレードに進むなら即ホイール交換が礼儀だ。

メインストリームのTREKは被り率の高さゆえ「量産型TREKマン」といじられがち、Specializedは「エスワじゃないの?」マウントに晒されがち。それでも脚と組み合わせ次第で一瞬で“分かってる感”を出せる。

Wilierは読めないロゴで通ぶれ、Ridleyは“自転車王国”推しの玄人味、Orbeaは日本では希少ゆえの孤高感が光る。

要は見せ方と脚力の掛け算。A-ランクは“まあドヤれる”を、日常的に再現できる現実路線なのだ。

Tier A-ランクのロードバイクメーカー・ブランド
トレック(TREK)、スペシャライズド(Specialized)、ウィリエール(Wilier)、リドレー(Ridley)、オルベア(ORBEA)

格付けランク別解説:Tier B+ランクは、強いけどドヤり切れない大手ブランド群!

B+ランクは「まだドヤれる…はず」なポジション。

性能も実績も折り紙付きで、初心者からベテランまで安心して選べる世界的大手メーカー勢がここに並ぶ。

ビアンキ、キャノンデール、ジャイアント、メリダといえば、サイクリングロードや街乗りで必ず見かけるお馴染みの顔ぶれ。

バイクは優秀だしプロ供給の実績も十分、なのに普及率が高すぎて「またそれか」と言われる宿命を背負う。

チャリカス的には“メーカー内マウント合戦”が最大の見どころ。

ビアンキならチェレステ統一ドヤ、キャノンデールなら永遠の「カーボンキラー(笑)」ネタ、ジャイアントはコスパ最強連呼、そしてメリダはTCRとの微妙なライバル比較。

どのブランドもハイエンドなら本気で戦えるが、エントリーや鉄下駄仕様だとただの量産型に。要するにB+ランクは「安心と信頼はある、でも羨望は集めにくい」という、チャリカス的に最もネタの宝庫な階層だ。

Tier B+ランクのロードバイクメーカー・ブランド
ビアンキ(Bianchi)、キャノンデール(cannondale)、ジャイアント(GIANT)、メリダ(MERIDA)

格付けランク別解説:Tier Bランクは、ギリでドヤれる…かな、の実力派&通好み帯!

ENVE/BH/Lapierre/SCOTT/CUBE/CHAPTER2/FELT——性能やレース実績は十分、試乗すれば「お、走るじゃん」となるのに、ステータス性や拡散力が弱く、話題性で一歩届かない帯。

グループライドで見かければ「それ良いね!」と刺さるのに、いざ自分が買う段になると“無難な大手”へ流されがち……がBランク帯の宿命。

美形フレームのLapierre、プロ寄りジオメトリのSCOTT、モダン直販のCHAPTER2、堅実なCUBE、ロードでも実は優秀なFELT、ホイール王のENVEまで、個性は濃い。

被りにくさ=密かな優越感は高いが、ドヤり力は脚と見せ方次第。通ぶれるが、最後の一押しにブランド名の“響き”が要る、そんな絶妙ポジション。

Tier Bランクのロードバイクメーカー・ブランド
エンヴィ(ENVE)、ビーエイチ(BH)、ラピエール(LAPIERRE)、スコット(SCOTT)、キューブ(CUBE)、チャプターツー(CHAPTER2)、フェルト(FELT)

格付けランク別解説:Tier Cランクは、ドヤっても伝わらないマイナー&希少ゾーン!

欧米などではメジャーでも日本ではTHEマイナー帯。それがCランク。

ARGON18、FOCUS、Eddy Merckx、CIPOLLINI、S1NEO、MMR、Van Rysel、STORCK、Cinelli…どれも“走る”けど、サイクルカフェで名を出しても「珍しいね」で会話終了になりがち。

性能や実績は十分でも、知名度・話題性・販路の弱さで羨望が伸びないのが宿命だ。

試乗機会も少なく、情報も断片的。だからこそ被らない希少性と一点突破の魅力(ARGON18の調整幅、FOCUSの硬派設計、Van Ryselの価格性能、Cinelliの独自美学)が刺さる人には唯一無二。

リセールやサポートの不安を飲み込み、「周囲の理解より自分の琴線」を優先できるなら、Cランクは最高の沼。ドヤり度は低め、満足度は人によっては最上級だ。

Tier Cランクのロードバイクメーカー・ブランド
アルゴンエイティーン(ARGON18)、フォーカス(FOCUS)、チッポリーニ(CIPOLLINI)、エディ・メルクス(EDDYMERCKX )、エスワンネオ(S1NEO)、エムエムアール(MMR)、ヴァンリーゼル(Van Rysel)、ストーク(STORCK)、チネリ(CHINELLI)

格付けランク別解説:Tier D+ランクは、“THE 普通”だけど、実はちょうどいい帯!

ドヤれはしない、でもバカにもされない。

2025年の【D+ランク】は、ロード界の中堅〜エントリーを支える「可もなく不可もない」実用派ゾーン。

街乗りやフィットネス用途なら満点、上位モデルならレースでも十分戦える器用さが魅力だ。corratecやBRIDGESTONE/ANCHOR、BASSO、BOTTECCHIA、GUSTO、WINSPACE、Panasonic、BOMA、CEEPO、XDS…いずれも価格と性能のバランスがよく、初ロードの“無難解”として店頭で強い。

反面、ブランド談義で花は咲きにくく、チャリカス界隈では「最初の一台にいいね」で話が終わりがち。結局D+は、派手さより“失敗しない”を取る人の味方。見せびらかすより走り出す――そんな現実解がここにある。

Tier D+ランクのロードバイクメーカー・ブランド
コラテック(corratec)、ブリヂストン/アンカー(BRIDGESTONE/ANCHOR)、エックスディーエス(XDS)、バッソ(BASSO)、ボッテキア(BOTTECCHIA)、カレラ(CARRERA)、グスト(GUSTO)、ウィンスペース(WINSPACE)、パナソニック(Panasonic)、ボーマ(BOMA)、シーポ(CEEPO)、+おまけとしてヨネックス(YONEX)

格付けランク別解説:Tier Dランクは、背伸びしない“現実解”──決してドヤれないけど走れる入口!

ドヤ度は限りなくゼロ。10万円台中心の初心者御用達やファッション系、中華案件の香りがするカーボンまで詰まった層がDランク。

チャリカス目線では「日本メーカーだから」「色が渋いから」など謎の“だから”を発動しがちな“言い訳枠”だが、現実には最短コストで走り出すための最強の入口でもある。

リムブレーキも選択肢に入るし、通勤・雨天・輪行で気軽に使い倒せるタフさは正義。

まずはサイズ・空気圧・チェーン管理を整え、タイヤ→ブレーキ→ホイールの順で少しずつ手当てすれば体感は普通に化ける。

黒歴史になるか、基礎力を作る相棒になるかは乗り手次第。ブランドで盛るより距離で盛れ──毎週走れば、Dは立派な“第一章”だ。

Tier Dランクのロードバイクメーカー・ブランド
ラレー(RALEIGH)、フジ(FUJI)、ジオス(GIOS)、マジィ(MASI )、エルブス(ELVES)、毘沙(BISYA)、コーダーブルーム(Khodaa Bloom)、アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)

格付けランク別解説:Tier Eランクは“格下・雑魚”扱いでも、最安で遊べる消耗戦ライン!

ここはドヤ度ゼロどころか、ドヤった瞬間に火傷する危険地帯。

ブランド格・羨望性は皆無、SNSの“いいね”は同情票──でも値札は軽い。

通勤・街乗り・週末ポタには必要十分で、「とりあえずドロップハンドル」を最短コストで満たす入口でもある。

実力派を名乗るには無理があるし、上位勢の前では“全身スーパーのセールで買ったファッション”感は否めない。

だから期待値設計がコツ。とにかく肩肘張らず走り切る。

正直、クロスバイクでも良かった説は付きまとうが、財布を守りつつ“ロードの形”を試すには最強。続ける覚悟が芽生えたら、そこで初めて次の階段へ。

Tier Eランクのロードバイクメーカー・ブランド
ルイガノ(LOUIS GARNEAU)、ヨーレオ(YOELEO)、トライエアロ/アイカン(TRIAERO/ICAN)、タベロ(TAVELO)、パードゥス(PARDUS)、トリンクス(Trinx)、アラヤ(ARAYA)、ネスト(NESTO)、ミヤタ(MIYATA)、サンピード(SUNPEED)

格付けランク別解説:Tier Fランクは“ルック車”で始める黒歴史入門(でも入口としては最強)

見た目はそれっぽいけど中身はママチャリ以下――2〜4万円台、スタンド標準装備の“自立型ロード”。Fランクはいわゆるルック車カテゴリー。

重量はママチャリ級、謎パーツ満載でガチ勢からは「ロード“風”ね」で秒切り捨て。しかし通勤・通学や街乗り用としては必要十分で、盗難ストレスも小さい。

Eランク同様、SNSでのドヤりは火傷だが、「まず形から試す」入口としての価値は確か。

気づいたら沼の手前に立っている――そこまで運んでくれるのがFランクだ。

Tier Fランクのロードバイクメーカー・ブランド
21テクノロジー(21Technology)、スピードワイルド(SPEED WORLD)、グラフィス(GRAPHIS)、アルテージ(ALTAGE)、パンサー(PANTHER)、カノーバー(CANOVER)、リグ(L.I.G)、ファン(FUNN)、エクスリート(XLEAT)、スペア(SPEAR)

格付けの評価基準:チャリカス的ドヤれる5大要素とは何か?

2025年版ロードバイクTier格付けは、単なるスペック比較やプロ供給実績の羅列ではありません。

むしろ「どれだけドヤれるか」という、チャリカス的価値観を数値化したものです。評価軸は5つ──「ステータス性」「実績」「ブランド人気」「希少性」「羨望性」。この5大要素が揃って初めて“ブランド格”が成立します。

【評価1.ステータス性】
まずステータス性とは、自分の所有欲をどれだけ満たせるか。そしてそのバイクでカフェに乗り込んだ時に何人がチラ見するかの指標。S-WORKSやピナレロなら背中で語れるが、Eランク以下だと「え、ママチャリ改造?」で終了します。

【評価2.実績】
実績は近年、特にここ5年のプロ供給やレースで勝利して目立ったか。ツールで勝てば自動的に格が上がり、逆に誰も使ってないブランドはどれだけ性能が良くても「無冠の帝王」扱いです。

【評価3.ブランド人気】
ブランド人気はSNSやショップでの話題性。ロゴが写るだけで“いいね”が稼げるのか、それとも誰も反応しない空気枠なのか──ここは残酷に格差が出ます。

【評価4.希少性】
希少性は街でどれだけ見かけないか。ちょうどいい希少性だと「おぉ?珍しい」と刺さる一方、マイナーすぎると「なにそれ?」とスルー地獄が待っている。つまり「レア度」と「説明コスト」のバランスが重要です。

【評価5.羨望性】
最後に羨望性。これはチャリカス界隈でとても重要なドヤ指数。周囲から「うわ、羨ましい!」「それ欲しかったヤツ!」と言わせられるかどうか。結局のところ、ロードバイクは脚より先に“羨望の視線”で走るものなのです。

なお、あえて価格帯を基準に入れていないのもポイント。なぜならどのメーカーでもハイエンドモデルは大体高額。つまり廃課金対象。

では高額なハイエンドモデルに乗ればドヤれるかと言ったら違う。
やはりロードバイクのドヤァはモデルではなくメーカー・ブランドの格で判断すべきなのです。

結局のところ、チャリカス界隈で語られるのは価格そのものではなく“ブランドでドヤれるかどうか”。そのため評価軸はあえて値札を外し、チャリカス的沼基準に特化させているのです。

2025年ロードバイクトレンド解説:変わりゆくブランド勢力図

2025年のロードバイク市場は、従来の「御三家+ビッグ4」だけで語れないほど多様化しています。

ひとつは新興ブランドの台頭。
中国・台湾系ブランド(Winspace, Elves, Pardusなど)は、ここ数年で一気に存在感を増し、SNSとインフルエンサーの力で「実際どうなの?」と話題をさらうポジションに。

特にWinspaceのLún HYPERホイールは“案件疑惑”すらネタにされつつも、実走評価が伴っている点で2025年も注目度が高いです。

一方、ヨーロッパではFactorを始めとした新鋭ブランドがワールドツアーで実績を重ね、「レースで見かける=ブランド格が上がる」という王道ルートを歩んでいます。

逆に、かつて人気だったイタリアの古豪(Basso, Carrera, Bottecchiaなど)は影が薄くなり、“懐古枠”扱いされる流れが強まっています。

国内ではBianchiブームの収束が象徴的。チェレステの大洪水で埋め尽くされた数年前に比べ、今は「またビアンキか」とスルーされがち。

その一方でMERIDAはガチ勢の比率がさらに高まり、「脚が仕上がってる人が乗るメーカー」という印象が固定化。

結果、ブランド人気の軸が“ファッション性”から“ガチ度”へと二極化してきています。

加えて、直販ECモデルもトレンドのひとつ。Canyonを筆頭に中華系ブランドは「店舗を介さずスペック重視+安価」で勝負するスタイルを強化。

これにより「どこで買ったの?」よりも「どうやって届いたの?」が話題になるのもチャリカス的あるあるです。

まとめると2025年のトレンドは──「御三家・ビッグブランドの安定感」「SNSバズ系新興ブランドの急伸」「古豪ブランドの埋没」。

結局のところ、チャリカス的には“羨望されるか、説明コストが高いか”の二択でしかないのです。

まとめ:ロードバイク格付けは結局“ドヤれるかどうか”

2025年版ロードバイクTier格付けを通して見えてきたのは、結局のところ「性能」や「価格」以上にブランドでドヤれるかどうかが、チャリカス界隈での評価を大きく左右しているという現実です。

Sランクの御三家やビッグネームは、もはや存在そのものがステータスであり、乗っているだけで周囲の視線を集める“神オーラ”を放ちます。

逆にCやDランクは「悪くはないけど、別に羨まれない」枠で、本人は満足していても周囲からは温かい微笑みと軽いスルーで終わりがち。

そしてE〜Fランクは、格付け上は最底辺でも「黒歴史の入口」として重要な役割を果たしています。

また、あえて価格を評価基準に含めなかったのもポイントでした。なぜなら高額=格上とは限らず、安価でも羨望を集めるブランドが存在するからです。

結局チャリカス的に価値があるのは「そのメーカーに乗っている自分を周囲がどう見るか」。つまりロードバイクの格付けとは、スペックシートでも市場シェアでもなく、承認欲求とネタ性の指標なのです。

最後に強調しておきたいのは、どのランクに属していようとロードバイクで走る楽しさ自体は平等だということ。

Fランクのルック車から始めた人も、Sランクのハイエンドを手にした人も、同じ風を受けてペダルを回している。

格付けはあくまで“チャリカス的遊び”であり、沼に沈むきっかけを提供するスパイスです。結局ロードバイクとは「笑われても、羨まれても、走るのが楽しい」。その一点に尽きるのです。

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