ダサいロードバイクとは?③【メーカー・ブランド編】2025-2026年に乗っているとダサいロードバイクをランキングで発表

雑記コラム

さて、お待たせしました。
今日は【デザイン・見た目編】【機材・アイテム編】に続き、ダサいロードバイクとは?③【メーカー・ブランド編】をお送りしたいと思います。

ロードバイクの「ダサい」「カッコいい」は結局どこまでいっても主観です。誰かにとってカッコいいメーカーでも、他の誰かにとってはダサいメーカー。なんてことは当たり前にあるものです。

何よりどんなメーカーやモデルに乗ろうが、本人が好きで満足していればそれでいい──そうあるべきだと思います。

ただ現実としてロードバイク界隈にはマウント合戦がはびこり、メーカーやモデル、ブランドロゴひとつで「ダサい」と思われてしまうこともしばしば。

しかもその“ダサい”は、性能や価格とは関係なく、乗り手の層や時代の空気、ネットやSNSでの扱われ方といったロードバイク以外の要素によって左右されるから厄介なのです。

今回は、そうしたダサいと思われてしまうメーカー/ブランドと、その背景・理由をできるだけわかりやすく解説しています。あくまで笑って読める“チャリカス的ランキング”として、愛と皮肉をもって眺めていただければ幸いです。

  1. 前提の話~ダサい・カッコいいを語る上で~
  2. ロードバイクのブランド格付けランキングとは何が違うの?
  3. 2025年版ダサいロードバイクメーカー/ブランドのランキング
      1. ランキングって11位以下はないの?
      2. 番外編:中華メーカーはダサい?
  4. ダサいロードバイクメーカー第10位 PINARELLO(ピナレロ)
    1. おぢ率99.9割のおぢ専用メーカー
  5. ダサいロードバイクメーカー第9位 DE ROSA(デローザ)
    1. ウザすぎるデローザおぢ。玄人ほど「まあまあ痛いブランド好き」扱い
  6. ダサいロードバイクメーカー第8位 S1NEO(エスワンネオ)
    1. た、高倉さん…。それ以外、語る要素ナシ
  7. ダサいロードバイクメーカー第7位 GUSTO(グスト)
    1. 1にコスパ、2にコスパな、薄給おぢの専用機
      1. GUSTOがダサいと言われる理由①「台湾メーカーという途上国イメージ」
      2. GUSTOがダサいと言われる理由②「如何にも東アジア圏内な名前」
      3. GUSTOがダサいと言われる理由③「コスパに群がる薄給おぢ」
  8. ダサいロードバイクメーカー第6位 GIOS(ジオス)
    1. エンゾ早川氏の悪夢、今だ健在
      1. GIOSがダサいと言われる理由① デザイン・仕様上の要因
      2. GIOSがダサいと言われる理由② 市場構造と価格帯の要因
      3. GIOSがダサいと言われる理由③ ブランドイメージの変遷
      4. GIOSがダサいと言われる理由④ エンゾ早川氏との関係とブランドイメージへの影響
  9. ダサいロードバイクメーカー第5位 ARTMA RYLAS(アルテマライラス)
    1. カラバリ、何とかならんかったのか…
  10. ダサいロードバイクメーカー第4位 ELVES(エルブス)
    1. 案件発注しすぎた後遺症。あとホイールのパクりデザインがヤバい
  11. ダサいロードバイクメーカー第3位 LOUIS GARNEAU(ルイガノ)
    1. これだけ言われりゃ…
  12. ダサいロードバイクメーカー第2位 BIANCHI(ビアンキ)
    1. あぁ、またおぢンキか。
  13. ダサいロードバイクメーカー第1位 Khodaa Bloom/NESTO(コーダーブルーム/ネスト)
    1. 何なんだろう、この圧倒的な雑魚感は
  14. 番外編:中華メーカーはダサい?
  15. まとめ|ダサいかどうかは、結局あなた次第

前提の話~ダサい・カッコいいを語る上で~

どんなバイクもイケメンが乗ればカッコいいし、キモおぢが乗ればダサくなる

結局のところ、ロードバイクの「カッコよさ」って、バイクそのものより乗り手で決まるんですよね。どんなに高級なフレームでも、どんなに高額なハイエンドバイクでも、どんなに洗練されたカラーリングでも、乗っているのが清潔感のないキモおぢだった瞬間に、そのロードバイクは一気にダサく見える。

逆に、今回ランキング第1位に輝いたメーカーでも、シュッと体型が整っていてウェアのサイズ感も絶妙、姿勢もスマートなイケメンが乗れば、それだけでバイク全体が映える。

要は平野紫耀さんや目黒蓮さん、松下洸平さん、木村柾哉さんあたりの、今をときめくイケメンたちがが乗っていれば、どんなメーカーのロードバイクでも、たとえそれがルック車であってもエモく、尊く見えるということ。

ロードバイクって、ファッションや髪型、顔立ち、体型、清潔感、雰囲気まで含めた「総合演出」で見え方が変わる趣味です。だから、同じPINARELLOでもイケおじが乗れば高級感が出るし、キモおぢが乗れば一瞬で“おぢ専用機”に見えてしまう。

悲しいけれど、これが現実です。

つまり、「バイクがダサい」のではなく「バイクをダサく見せているのは誰か」という話。どんなにブランドを選ぼうが、どんなに機材をアップデートしようが、乗り手が残念だと全部台無し。逆に、乗り手が洗練されていれば、どんなバイクでも“映える”。それがロードバイクの怖さであり、面白さでもあるんです。

ロードバイクのブランド格付けランキングとは何が違うの?

ブランド/メーカーの格付け位置とダサさは似て非なるもの

以前公開した2025年版ロードバイクブランド格付けと、今回のダサいロードバイクランキング。同じような感じですが、全然違うのです。ブランド/メーカーの格と、メーカーがダサいと思われることはまったく別物なのです。

今回の“ダサいロードバイク”は「ダサいと思われる度合い」をランキングで可視化した企画です。現在の乗り手の層、被りやすさ、マウント臭や案件臭、ネットやSNSでの評判・扱われ方など、文化的イメージを中心に判定しています。なもんでブランドの格付けや性能、価格の優劣は評価対象外です。

一方、当サイトの「ブランド格付けランキング」はその名のとおり格付けのランキングで、一言でいえば“ドヤ度”の序列です。

すなわち、所有したときにどれだけ他のローディーから羨望と視線を集めやすいか(=ドヤれるか)を評価軸にしています。評価項目はステータス性、実績、ブランド人気、希少性、羨望性の5項目を数値化したTierランキングで、今回のダサいランキングとは別物で運用しています。

つまりブランドの格としては高ランクに位置していてもダサいと見られるメーカーもあれば、ブランド格付けは低いけれどカッコいいと思われるメーカーもある。ということをまずはご理解いただけると嬉しいです。

2025年版ダサいロードバイクメーカー/ブランドのランキング

メーカーはダサいと思われるうちが華。
だって知られてなけりゃダサいとすら思われないのだから。

さて、お待たせいたしました。いよいよランキングの発表です。

今回、ランキングを選定するにあたってはチーム★チャリカスのメンバー5名に加え、元ショップ店員や元メーカー勤務者などチーム★チャリカスのロードバイク仲間5名を加えた合計10名で選定をおこないました。全員20代から30代前半で男性6名、女性4名というメンバー構成となります。

ちな今日のカバー画像、なんかやたらと3号さんに似ちゃいました。
2号さん、笑いすぎ。しかしチャッピーすげぇな。

対象メーカーは2025年版ロードバイクブランド格付けで取り上げた74メーカー/ブランド。
さぁ、刮目せよ!
これがチャリカスモンキーが独断と偏見で選定した2025年版ダサいロードバイクメーカー/ブランドのランキングです!

■2025-2026年ダサいロードバイクメーカー/ブランドTOP10

順位メーカー/ブランド名
第10位PINARELLO(ピナレロ)イタリア
第9位DE ROSA(デローザ)イタリア
第8位S1NEO(エスワンネオ)フランス
第7位GUSTO(グスト)台湾
第6位GIOS(ジオス)イタリア/日本
第5位ARTMA RYLAS(アルテマライラス)日本
第4位ELVES BIKE(エルブス)台湾
第3位LOUIS GARNEAU(ルイガノ)カナダ/日本
第2位BIANCHI(ビアンキ)イタリア
第1位KhodaaBloom/NESTO(コーダーブルーム/ネスト)日本

いかがでしたでしょうか。
人によっては、特に50代以上のおぢさんたちは大いに異論・反論もあると思いますが、そこはネタとして笑って流してくださいね。

でもこれが20代・30代前半のローディーがリアルに感じていることなんです。

予め言っておくと、これらのメーカー、ぜんぶ大好きですよ。実際乗っているメーカーもありますし。そして乗っているからこそ、我ながらダサいなぁと思うこともあるのです。

ランキングにはそんなところも反映しました。
でないとチャリカスモンキーとしてやる意味が無いですから。

ということでランキングした第10位から第1位まで「なぜダサいと思われるのか?」を解説してみましたので、ぜひスクロールして続きを読んでみてくださいませ。

ランキングって11位以下はないの?

これは最後まで迷ったところなのですが、11位以下は順位付けしませんでした。ブランド格付けとは違い、TOP10に絞り込むことでランキングも際立ちますし、これからロードバイクを始める方の参考になりやすくなると考えたからです。

ちなみにランキング入りが接戦だったメーカーはこんな感じです。もしかすると来年はランキングに入ってくるかもしれませんね。少なくとも2026年版はLOUIS GARNEAUを外す予定ですし。

ランキング入りが接戦だったメーカー例
ルック(LOOK)トレック(TREK)キャノンデール(cannondale)ジャイアント(GIANT)スコット(SCOTT)フェルト(FELT)フォーカス(FOCUS)コラテック(corratec)カレラ(CARRERA)ボーマ(BOMA)フジ(FUJI)ヨネックス(YONEX)

もしあなたがこれらのメーカーを買おうと考えているなら、リンクからブランド格付けの解説を参考にしてみてください。ダサいと思われがちな中華メーカーは番外編で別途取り扱っているので、そちらをどうぞ。

番外編:中華メーカーはダサい?

近年、日本でも数多く流通するようになった中華メーカー。パードゥス(PARDUS)なんかは日本のトップロードレーサーである新城幸也選手の現所属チーム、UCIプロチームのSOLUTION TECH VINI FANTINIでバイク供給していることでも知名度が上がりましたよね。

そんな中華メーカーのロードバイク、乗っているとダサいと思われるのでしょうか?
ランキングの後に番外編として書いてみたので、良かったら読んでみてくださいな。

日本で流通する主な中華メーカー
エックスディーエス(XDS)ウィンスペース(WINSPACE)ヨーレオ(YOELEO)アイカン(ICAN/TRIAERO)タベロ(TAVELO)パードゥス(PARDUS)トリンクス(Trinx)サンピード(SUNPEED)サバ(SAVA)

ダサいロードバイクメーカー第10位 PINARELLO(ピナレロ)

おぢ率99.9割のおぢ専用メーカー

PINARELLO-ピナレロ-。
2010年代前半、弱虫ペダルの流行と重なるように起こったロードバイクブームの時、そのブランドは憧れの象徴だったんですよね。

事実、当時のツール・ド・フランスで勝利を重ね続けたチームスカイは、歴史に名を残す名チームであることは間違いないと思いますし、チームスカイへ供給されていたPINARELLOのDOGMAも名車中の名車であることは疑いようもないでしょう。

ただね…。
残念ながらその栄光も今は昔。チームスカイの後進であるINEOS Grenadiers(イネオス・グレナディアーズ)は、ここ数年、ツールでの総合優勝は元より、ステージ優勝からも遠ざかる日々が続いています。毎年ステージ1回勝てれば良い方というのは、名門チームとしてはあまりに不甲斐ない結果。

ただ、そんな過去となったPINARELLOの栄光に固執するおぢが、いまも多いこと多いこと。

週末の休みにライドへ出かけると、すれ違うPINARELLOの99.9割が40代以上の、見た目の冴えないおぢばかり。若い人やイケおじでPINARELLOに乗っているローディーは本っっっ当に見かけないんです。

その光景たるや、もうね、PINARELLO=おぢ専用機と言って過言ではないくらい。
おそらく若い人や30代~50代のイケおじはエスワキャニオンに流れたんでしょうね。またONDAフォークに代表されるあの有機的な曲線も、昔から好き嫌いがハッキリ分かれるところ。

あとザコレロとか、後ろから身内を撃つようなことを平気でしてしまうくらい、PINARELLO乗り同士のマウント合戦がウザすぎます。

そんなことからPINARELLOをダサく感じる理由を、こんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

PINARELLO自体は質の高いバイクを作り続けているし、デザイン(見た目)も性能も良いけれど、如何せん、乗り手がダサおぢしかいないという残念さが根底にあるから。

もちろん今もこれは大きな要因なのですが、PINARELLOがダサい理由、それだけでは無くなってしまったのです。

PINARELLO 2026年モデル、まあまあまあまあ、ぶったまげの、おったまげですね。

まさかのチェレステカラー展開

いや…これは…ちょっと…あまりに……。Bianchi(ビアンキ)以外のチェレステカラーについて詳しくはダサいロードバイクとは?①【デザイン編】をご覧くださいな。

そんな状況を踏まえ、PINARELLOはダサいロードバイクメーカー第10位にランクインすることとなりました。再びイケメン・イケおじたちがPINARELLOに乗る日は来るのだろうか…


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 第4位:ピナレロ(PINARELLO)
関連リンク:ザコレロって何だ?最近PINARELLO界隈を賑わせるスラング

ダサいロードバイクメーカー第9位 DE ROSA(デローザ)

ウザすぎるデローザおぢ。玄人ほど「まあまあ痛いブランド好き」扱い

これはもう、昔からそうかもしれません。
デローザに乗るローディーって、本当に偏執的な信者が多いんです。んでデローザ信者の99%がカンパ信者を兼ねるという、ね。

「デローザはカンパ以外認めない」とか、
「デローザを所有して、初めてロードバイク乗りを名乗れる」とか、
「イタリア独特の高級感はデローザしか表現できない」とか、
「デローザに履かせるBORA(注:ほぼおぢBORAです)は本当に美しい…」とか。

いまだに耳にしますもん(うんざり)。

みなさん、どうです?上記の言葉を読んで。
想像してみてください。
40代後半から60代の冴えないおぢが、センスと容姿に相当自信が無いと似合わないハートマークのブランドロゴを眺め、恍惚の表情を浮かべながら話している姿を。

ガチで気持ち悪くありません?

こんなナルシスト的な美辞自賛、自己自慢の言葉を、他のローディーが大勢居る中で、恥ずかしげもなく語っちゃうデローザおぢたち。イタ過ぎでしょ。

いやね「思うだけ」なら別に良いと思いますよ。それは個人の感想ですし。
それを老若男女、さまざまな好みを持った人たちがいる中で堂々と言葉に出せちゃう、その神経がヤバいんです。

デローザ乗りってホント昔からこんなんばっかり。
まぁ、実際、そうですし。

ウーゴ&エディ・メルクスの伝説的な逸話や、なまじ高価格帯のバイクしかラインナップしていないことも、自慢や自賛に拍車をかけているんでしょうね。

そして何が残念でダサいかっていうと、デローザに乗っていると、自分もこんなイメージを持たれてしまうこと。嫌すぎる。

そんな理由からダサいロードバイクメーカー第9位にデローザを挙げました。

あ、ちなみにデローザのバイクはフレームデザイン・カラーリングともに、超カッコいいモデルもあれば、クソダサなモデルもあるって感じで。玉石混合というのがぴったりでしょうか。

今さらフォローしておくと、デローザのバイクってクセも無いですし、ちゃんと身体のサイズに合ったモデルを買えば、めっちゃ乗りやすいですよ。フレームサイズの多さはデローザの良いところですね。

まぁデローザおぢはクセしかありませんが。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率6位 デローザ(DE ROSA)
関連リンク:デローザおぢ 〜カンパ以外人権なし系〜
関連リンク:なぜデローザ乗りはカンパを妄信するのか?|“情熱と伝統”を語りたいだけのデローザおぢ
関連リンク:おぢBORA 〜リムブレーキの亡霊〜
関連リンク:君はおぢBORAを知っているか?いまも輝くカンパニョーロBORAの伝説と哀愁

ダサいロードバイクメーカー第8位 S1NEO(エスワンネオ)

た、高倉さん…。それ以外、語る要素ナシ

いや、うん、まぁ、あれですよ。
結局のところは高倉さん次第って話ですよ。

だってねぇ。
S1NEO自体、日本でもそうですが、フランス本国でも超どマイナーなメーカーであることは変わらないですもん。

LOOKTIMELapierreはもちろん、デカトロンがAG2Rのスポンサーになってから世界中で知名度爆上がりなVan Ryselとか、ロードバイクでフランスメーカーが欲しいって人は、S1NEOじゃなくても、選択肢として良いメーカーがたくさんありますから。

そんな中で、こと、この日本においてS1NEOを選ぶ理由を考えてみると、やっぱり話題性やSNS系での映えでしょう。その中核となるのが、高倉さんのインスタ/Youtubeによる発信だと思うんですよ。

S1NEOと同じくらいマイナーで、かつ品質の高いフランスメーカーだとCyfac(別タブで開きます)とかCaminade(別タブで開きます)あたりでしょうか。特にCyfac(シファック)なんて日本に代理店もあり、完全フルオーダーでカスタムできるみたいですし。自転車の本場フランスのカーボン仕様な完全カスタムオーダーバイク。超ロマンあるじゃないですか。

でも、買わないでしょ?

つまり、そういうことなんです。
S1NEOに乗るってことは、自転車系で有名なYoutuberが乗ってる(乗ってた?)メーカーの話題に乗っかるってことで、それがちょっとダサいんです。

そして、このまま高倉さんが引退し、SNS系の発信が無くなってしまうなら「あーS1NEOて、なんかYoutuberが乗ってたヤツだよねー」で、過去の遺物的なメーカー扱いになるだろうし、高倉さんがS1NEOのまま復活すれば話題になるんで、ダサいって感じは薄くなっていくと思うんですよね。

そんな微妙な位置を考慮し、ダサいロードバイクメーカー第8位にはS1NEO(エスワンネオ)をランクインさせました。

チャリカス的にはS1NEOの造形は本当に美しいと思いますし、塗装もブランドロゴも乗っている姿もカッコいいと思います。
だから、このままマイナー枠で消えていくのはもったいないなぁと感じているので、どうにか盛り上がってほしい。というのが本音です。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率29位 エスワンネオ(S1NEO)

ダサいロードバイクメーカー第7位 GUSTO(グスト)

1にコスパ、2にコスパな、薄給おぢの専用機

GUSTOはダサい。
GUSTOが日本で展開されてから、ずっと言われていることですよね。

でも、なんでだろう?なんでダサいと言われ続けているんだろう?
バイクの性能自体はむしろ良いですし、好き嫌いはあれど、フレームのデザインもクソダサい。とは言えないレベルだと思うんですよ。

そこで今回、何人かのGUSTOローディーに取材をしてみた結果、GUSTOがダサいと思われる以下3つの理由に行き着きました。

GUSTOがダサいと言われる理由①「台湾メーカーという途上国イメージ」

世界最大級の自転車メーカーであるGIANTMERIDAですら「台湾メーカー(台湾製)」という理由で、特にロードバイクをこれから始めるユーザーから敬遠される場合が多いです。
それは新興メーカーであるGUSTOでは、より顕著に表れます。

台湾メーカー=ダサいというのは、かつて世界でトップレベルの経済成長と生活水準を誇ってきた日本の悪しき思い込みなのですが、その思い込みがなかなか払拭できないためでしょう。

実際、それなりに経験値のあるローディーならば、台湾製のロードバイク=いいね、安心じゃん。というイメージを持つものですが、やはり一般の方からすると、台湾メーカー(台湾製)はまだまだ途上国の製品というイメージなのです。

GUSTOがダサいと言われる理由②「如何にも東アジア圏内な名前」

GUSTO(グスト)というメーカー/ブランド名。
日本語っぽくもなく、英語圏・欧州圏っぽい響きでもない、その名前。

多くの人はGUSTO(グスト)という名前に東アジア圏の響きを感じるのではないでしょうか。

自転車(ロードレース)の本場は欧州・米国ですし、ツールで勝つようなロードバイクの一流メーカーも欧米に集中しています。逆に言えば欧米以外の地域のブランドに「格下」という印象を抱いてしまうのも仕方がないかもしれません。

それにGUSTOという名前の響きから近年、日本進出が著しい中国メーカーと同一視されてしまうことも考慮しなければならないでしょう。

近年、アリエクやTemuの台頭を始め、日本社会全体に中国のサービスやメーカーが続々と進出しています。

そしてデザインから性能まで丸々パクることも当たり前な中華サービス・メーカーの印象が「中華メーカー=パクりメーカー=ダサい=GUSTOも同じ?」という感じで、GUSTOに悪影響を与えてしまったのです。

GUSTOがダサいと言われる理由③「コスパに群がる薄給おぢ」

GUSTOを選んだローディーのほぼすべてがコスパを重視したと思います。

実際、GUSTOはコスパに優れたメーカーとして名を馳せた経緯もありますし、一時期は良コスパメーカーとして広く知られていた、あのGIANTよりもコストパフォーマンスの良いバイクを出していたのも事実です。

でもそんなコスパ、コスパなイメージは、諸刃の剣となってしまいました。

安い商品には、当然安さを求めるユーザーが集まるのと同じように、コスパのよいメーカーであるが故に、趣味の自転車に大したお金をかけられない薄給おぢたちがわんさと群がってしまったのです。

安いバイクに乗っている=薄給=ダサいおぢ=バイクもダサい

こんな印象の流れがGUSTOに起こってしまったのです。

このイメージは残念ながら、なかなか払拭できるものではありませんよね。

そんなGUSTOにはエールを込める意味でもダサいロードバイクメーカー第7位に選定しました。
がんばれ、GUSTO。負けるな、GUSTO。

別に負けてはないか。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率40位 グスト(GUSTO)

ダサいロードバイクメーカー第6位 GIOS(ジオス)

エンゾ早川氏の悪夢、今だ健在

ロードバイクを趣味にしていると、本当によく聞きますよね。
GIOSはダサい。と。

かつてのロードバイクブームを知っているおぢたちはご存じでしょうが、そこにはGIOSのデザイン性やジオメトリ、ライセンス・製造元のほか、ある人物の影響が見え隠れしています。

少し長いですが、そのあたりチャッピーに解説してもらいましょう。

GIOSがダサいと言われる理由① デザイン・仕様上の要因

GIOSが「ダサい」と言われる理由は、まず外観と仕様にあります。

もっとも指摘が多いのは、フレームに多数のロゴが入っている点です。トップチューブやフォークまで「GIOS」の文字が並び、「主張が強すぎる」「安っぽく見える」と感じる人が少なくありません。

今年リリースされたクロスバイクGIOS ARIEでの新ロゴもあまり評判は良くないようです。

また象徴的なジオスブルーはクラシカルな魅力がある一方、現在の光沢感のある塗装や控えめロゴが主流の中では「古い」という印象を与えます。

さらに一部のモデルは非内装式で、ワイヤー露出している旧来の設計も残っており、「アップデートされていない」と感じられる点が“時代遅れ”という評価を強めています。

GIOSがダサいと言われる理由② 市場構造と価格帯の要因

GIOSは10〜20万円前後の中価格帯が中心です。日本では代理店を通じて量販店にも広く流通しており、Amazonや楽天でも買えることから「どこでも買える」ブランドとして認知されています。

この「身近さ」は親しみやすさの反面、「希少性がない」「被りやすい」という印象にもつながっています。

また、鮮やかなロゴやカラーに比べてコンポーネントが平凡であるため、「ジオスブルーは派手なのに中身が普通」というギャップが「ダサい」という評価を呼んでいます。

他ブランドが進化したデザインや新機構を取り入れる中で、GIOSの伝統的なスタイルが相対的に古く見えてしまっているのが現状です。

GIOSがダサいと言われる理由③ ブランドイメージの変遷

GIOSは1950年代創業のイタリアブランドで、かつてはプロチームにも機材を供給していました。しかし2000年代以降は日本の会社がライセンスを取得。アジア生産が中心となり、「イタリア製ブランド」という象徴性が薄れました。

ロードバイクだけでなく、クロスバイクやミニベロなど幅広いラインを展開したことで、ブランドの一貫性もややぼやけています。

結果として「誰でも手に取れる」一方、「ステータス性が低い」「昔のブランド」といった印象が強まりました。このように、普及によるブランドの“身近さ”が、かえって“特別感のなさ”として受け止められるようになったのです。

GIOSがダサいと言われる理由④ エンゾ早川氏との関係とブランドイメージへの影響

日本でのGIOSの普及には、評論家のエンゾ早川氏の影響が大きいとされています。

かつて同氏は著書や雑誌でGIOSを「信頼できるブランド」として紹介し、多くの初心者に勧めました。その結果、GIOSは「初めてのロードバイク」として広く浸透しましたが、同時に「初心者向けブランド」という印象も定着しました。

さらに早川氏がGIOSを扱う代理店と関係が深かったことから「販売寄りの推奨ではないか」「自分はイタリア製にこだわると言って、中国生産バイクを推奨するのか」という批判も生まれました。

断定的な語り口も相まって「GIOS=説教くさい」「おぢのブランド」という印象として受け取られるようになったのです。

まぁ、ねぇ。
①~③は主観の話ですし自分がカッコいいと思えば買えばいい、ダサいと思えば買わなければいいだけ。ちなGIOSのレトロなデザインや、ロゴをちりばめたデザインは2000年代初頭まではフレームデザインの典型だったし、GIOS自体も、元々そういう意匠を求めるユーザーに適したメーカーなので、好きならば全く気にする必要はないと思いますよ。

そして問題なのが④。ここがGIOSダサい問題の根本かなと。
これは嫌になるくらい、本っ当におぢ同士のイキり合いが根深いですから。

僕らの年齢からすると、これこそが「ロードバイクおぢのクソなところ」って感じなんですけれどね。ぶっちゃけ、彼らおぢの話なぞ、どうでもいいです。
マジでウゼェし、めんどくせぇ(本音)。

ただ「おヂオス」という言葉が生まれちゃうくらいには、罪深い話だと思いますよ。

と、2025年も終わりに近づく今でもGIOSはこんなダサい話が続いている感じなので、ダサいロードバイクメーカー第6位にランクインさせました。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 49位 ジオス(GIOS)
関連リンク:おヂオス 〜ジオスブルーで精一杯〜

ダサいロードバイクメーカー第5位 ARTMA RYLAS(アルテマライラス)

カラバリ、何とかならんかったのか…

こちらでも触れていますが、日本が誇る世界最大の釣り具メーカーで、自転車事業も展開しているダイワが、元プロの辻善光氏と共同開発したロードバイク。

それがARTMA RYLAS。

実際、デザインやグラデ塗装は綺麗でカッコいいし、13万円台でCLARIS&Novatec製ハブのホイール(まぁ鉄下駄ですが)という初心者なら十分すぎる仕様。実際、街中でもちらほらARTMA RYLASに乗った10~20代の若いローディーが走っているのを見かけるようになりました。

なにより、このようなロードバイク業界を盛り上げる初心者向けの取り組みは、素直に応援したくなりますよね、うん。

唯一の課題だったカラバリの無さも、10月30日(木)に待望の新色が発売されたということで「おーさらに盛り上がるといいねぇー」なんて思いながら、情報を拾おうとARTMA公式note(別タブで開きます)を見てみると…

ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛?

…違うよ、違うよ!たぶん、こういうことじゃないんだよ!

かわいいを目指したというこのカラー。
素人がナマイキ言ってごめんなさい!
でもわたしたちが求めているのは、こういうんじゃないんです(切実)

別に女性向けならLivをもっと参考にして欲しかったとか、そう言っているわけじゃないんです。でも、ひとりの女性ローディーとして言わせていただくと、ロードバイクにこういう「かわいい」は求めていないです。

このカラーリングは女性というか…ちょっと女児用の自転車というか…いかにも男性が考えた「女性が思うかわいい」って感じで。。ここまで甘々な感じのフレームを10代・20代、そしてロードバイクを始める層の多い30代で乗るのは恥ずかしいです。

同じピンクでもTIMEみたいなkawaii感じだと女性が乗っても映えますし、実際、TIMEって女性率高いですよね。

あとこのフレーム乗るとき、どんなウェア着せるつもりですか?と問いたいです。問い詰めたいです。小一時間問い詰めたいです。
これは今回ランキングを選定したメンバーの女性陣4名全員の総意。

いや、こういうの好きな人もいるだろうし、否定はしないのですが、もっと大人の女性が乗っても恥ずかしくない、なんていうか、ユニセックスなARTMA RYLASのカラバリ展開を期待していただけに、残念無念な結果だなぁと。

ちょうどこのランキングをみんなで制作していたときに見て、衝撃のカラーリングだったのでARTMA RYLASをダサいロードバイクメーカー第5位に選定させていただきました。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率52位 アルテマ ライラス(ARTMA RYLAS)

ダサいロードバイクメーカー第4位 ELVES(エルブス)

案件発注しすぎた後遺症。あとホイールのパクりデザインがヤバい

最初にELVESオーナーのひとりとして言っておくと、ELVESはロードバイクとして性能や耐久性に問題があるとか、フレームデザインが悪いとか、カスタムできる塗装に難があるとか、そういうことは一切ありません。

むしろ新興メーカーとしてはとても優秀だと思います。
さすがOEMで培った技術。すばらしいコスパの一言です。

ただELVESが認知向上のためにおこなったマーケ戦略の後遺症がいまだに出てしまっています。

「なにwww KEIMASAさんに影響受けたのwww」
「実業団ニキ好きなんwww」
「インスタに引っ張られすぎwww」

去年は何度言われたことか。。

いまはKEIMASAさんはキャニオンへ転職、実業団ニキも違うブランドのバイクに乗っていますから、さすがに今年2025年はそこまで馬鹿にされることは無くなったのですが、それでもSNSで一気に認知を広げた後遺症を感じる場面も少なくありませんでした。

わたしもちょっと嫌気が差し、現在は別ブランドのフレームを使用しています。

あとELVESのホイール「OROME」のデザイン、ヤバいです。
アレはPrinceton CarbonWorksのパクリと言われても仕方がないですよ。

パクラレ
ELVES OROME
Princeton CarbonWorks

せっかくフレームはもちろん、コスパのよいホイールを作っているのだから、デザインもオリジナルで勝負して欲しい。本当にそう思います。事実ELVESさん、こんな超カッコいいバイクを作ってるじゃないですか。

そんなオーナーの悲痛な声を反映し、ELVESがダサいロードバイクメーカー第4位となりました。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率49位 エルブス(ELVES)

ダサいロードバイクメーカー第3位 LOUIS GARNEAU(ルイガノ)

これだけ言われりゃ…

ロードバイク乗り100人に「いま乗っているバイクからLOUIS GARNEAUに乗り換えたいですか?」と聞いたとします。
おそらくは100人中、99人が「乗りたくない」と言うでしょう。

それくらい今も、ロードバイク乗りからの、LOUIS GARNEAUに対するイメージは悪いです。

そこには「結局はあさひ製じゃん」とか「ただのライセンス販売でしょ」とか「クロスバイクじゃないんだから」とか、いろいろな理由があると思いますが、それでも低価格路線で一定の初心者層は確保できていたのがLOUIS GARNEAUというメーカー。

それももう遠い過去の話。
残念ながらLOUIS GARNEAUは2020年カナダ本社の破綻の影響で、現在はもうロードバイクの製造をおこなっておらず、グラベルロードやクロスバイクを残すのみとなっています。

でもね。これだけは言いたい。
あさひが展開していたLOUIS GARNEAUのロードバイク、決して悪いバイクじゃなかったですよ。

むしろ当時としてはとてもコスパがよく、ロードバイク界隈を盛り上げる、特に10代など若い層のロードバイク人口を増やすことに一役も二役も買っていたことは、あさひとLOUIS GARNEAUの功績として忘れてはならないでしょう。

もしいま新車でLOUIS GARNEAUのロードバイクを買えるのだとしたら、それは過去に製造され売れ残った在庫だと思います。プレミアなんて付かないだろうけれど、日本のロードバイク史を語る上で外すことのできないメーカー、LOUIS GARNEAUのロードバイクを買えるんだったら買っておきたい。お金に余裕があれば。と思ってしまう今日この頃でした。

いろんな意味でLOUIS GARNEAUの功績を称え、ダサいロードバイクメーカー第3位にランキングです。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 55位 ルイガノ(LOUIS GARNEAU)

ダサいロードバイクメーカー第2位 BIANCHI(ビアンキ)

あぁ、またおぢンキか。

これだけBIANCHI(ビアンキ)の自転車が走っている国ってあるのだろうか。
世界中を探しても、日本だけなんじゃないかな。

そう思わずにはいられないほど、日本ではBIANCHI(ビアンキ)のロードバイクやクロスバイクを見かけます。

もはや独占色といっても過言ではないあのチェレステカラー、いかにも欧州圏を思わせるロゴマーク、世界最古メーカーという歴史、イタリアブランドという格。そんなすべてがBIANCHIの魅力なのでしょう。

たぶんね、BIANCHIがダサいんじゃなくて、BIANCHIに乗っているとブランド好きに見えちゃうのがダサいんですよ。

実際、BIANCHI乗りの90%はブランドで買ったんだろうし、証拠?としてそのほぼ全てがBIANCHIの象徴であるチェレステカラー単色のフレームに乗っていますから。

その最たる存在がおぢンキなんでしょう。

まぁこれだけ人と被ると、ね。
これだけおぢと被ると、ね。

さすがに誰でもダサいと感じちゃうのも当然だと思うんです。

あ、おぢンキ御用達のダサいビアンキと、イケてるエモいビアンキの見分け方やポイントはこちらの「Bianchiならチェレステカラーでもダサくない?」で詳しく解説しているので、もしビアンキの購入を検討しているのであれば参考くださいませ。

ただ救いなのが一般のBIANCHI乗りはデローザおぢとは異なり、BIANCHIに対する偏執的な愛情が薄いことでしょうか。おぢンキは愛情が重いかもしれませんが。

BIANCHIは悪くないんです。しかし、これだけ街中がBIANCHIのVIA NIRONE 7IMPULSOARIASPRINTINFINITOBERGAMOで溢れてしまっている現状を考えると、どうしたってダサいロードバイクメーカーとして第2位に位置付いちゃうんです。

もう有名税って感じですね。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 第16位 ビアンキ(Bianchi)
関連リンク:Bianchiならチェレステカラーでもダサくない?おぢンキ御用達のダサいビアンキとイケてるビアンキの見分け方
関連リンク:おぢンキ 〜エントリーモデルでドヤぁ!~
関連リンク:なぜビアンキの自転車はおぢに人気なのか?~おぢンキ現象。ロードバイク界隈に潜むBianchi乗りたち~

ダサいロードバイクメーカー第1位 Khodaa Bloom/NESTO(コーダーブルーム/ネスト)

何なんだろう、この圧倒的な雑魚感は

2025-2026年、乗っていると最もダサいロードバイクメーカー第1位、それがKhodaa Bloom/NESTO(コーダーブルーム/ネスト)。今回ランキングを選定した10人中9人が第1位に挙げ、ほぼ満場一致となったこの結果。正直、思ったとおりというのが感想でした。

Khodaa BloomもNESTOも、どうしてここまでダサいって思われるようになってしまったんでしょう。不思議でなりません。

今回ランキングを作成するにあたって当初はKhodaa BloomとNESTOを分けていたんですよ。
ただそれで投票を募ったら両ブランドがぶっちぎりでワン・ツー・フィニッシュとなってしまったため、急遽、ひとつのメーカーとして変更したくらいですから。

別にデザインが悪いわけでも、色が悪いわけでも、性能が悪いわけでも、コスパが悪いわけでもないですし、むしろ安心の日本メーカーであることがプラスに働くでしょうから、ここまで突出してダサいと思われる理由が見つからないんですよ。

まぁ唯一欠点として挙げるならロゴのダサさなんでしょうけれど。
ただそれだけでこんな結果にならないと思うんですよ。

ほんと何なんでしょう。
Khodaa Bloom/NESTOから感じてしまう、この圧倒的な雑魚感って。

方向性や実績は違えど、同じ日本メーカーでロゴも長ったらしいBRIDGESTONE/ANCHORは、むしろ強者感が漂うカッコいいメーカーとして認知されているというのに。

あ、そうか。
BRIDGESTONEが強すぎる対比でKhodaa Bloom/NESTOが必要以上にダサく見えてしまうってことが考えられるのか。これは確かにありそう。

だったらARTMA RYLASでも同じようなことが起こりそうですよね?ただまぁあっちは明確に新カラバリのダサさという理由がありますからねぇ…。

個人的には好きなんですよ。特にNESTO。シルバーフレームのヤツ。普通にカッコいいですよ。確かにホイールはクソダサいけれど、変えちゃえば良いだけですし。カスタムしまくったら、それはそれでめちゃくちゃ面白くなりそう。

ということでチャリカスモンキー的にKhodaa Bloom/NESTOが今回、ダサいロードバイクメーカーの第1位に輝いたわけです。

そんなKhodaa Bloom/NESTO。お奨めできるか・できないかで言ったら、間違いなくお奨めできるメーカーなので、みなさん安心して乗ってくださいね。ダサいけれど。


関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率52位 コーダーブルーム(Khodaa Bloom)
関連リンク:2025年下半期ロードバイクブランド格付けTier総合 同率61位 ネスト(NESTO)
関連リンク:NESTOおぢ&Khodaa Bloomおぢ ~国産コスパ最強(と信じて疑わない)~

番外編:中華メーカーはダサい?

中華メーカー「値段のわりに走る」という段階をとうに越えている説
というか、そもそもダサさを気にするほどメーカー名は知られていない説

ロードバイク界隈では、いまだに「中華メーカー=ダサい」というイメージを持つ人が少なくありません。

確かに、かつては粗悪品やコピー製品の多さが目立ち、品質への不信感が根強かったのも事実です。特に欧州ブランド信仰が強い日本では、「イタリア」「フランス」「アメリカ」など、いわゆる“本場”の響きに比べて「中国製」というだけで一段下に見られがちでした。

しかし、2025年現在の実態はまったく異なります。

日本で流通する主な中華メーカーとしては、エックスディーエス(XDS)、ウィンスペース(WINSPACE)、ヨーレオ(YOELEO)、アイカン(ICAN/TRIAERO)、タベロ(TAVELO)、パードゥス(PARDUS)、トリンクス(Trinx)、サンピード(SUNPEED)、サバ(SAVA)といったブランドがあり、これらは既に世界中のユーザーに広まりつつあります。

特にXDSWINSPACEPARDUSはUCIワールドチームやプロチームレベルでの使用実績があり、レースでも通用するモデルを出しているメーカーも少なくありません。

価格と性能のバランスを重視し、カーボン技術を柔軟に活用する中華メーカーの進化は目覚ましく、「値段のわりに走る」という段階をとうに越えています。むしろ同価格帯では欧米ブランドを凌駕するケースもあるほどです。塗装品質やデザインも近年は大幅に改善され、OEM生産で培ったノウハウを自社ブランドに転用する動きも進んでいます。

つまり、「中華=ダサい」というのはもう時代遅れの偏見です。たしかに安っぽいコピー商品や怪しい通販サイトの印象が一部に残っているのは否めませんが、メーカー単位で見れば優秀なブランドも多く存在します。結局のところ、バイクの価値を決めるのはロゴではなく、中身とセンス。そして、どんなメーカーでも乗り手次第でいくらでも“映える”時代なのです。

まとめ|ダサいかどうかは、結局あなた次第

ロードバイクの世界では、「どのブランドに乗るか」が語られがちですが、結局のところ“ダサい”かどうかを決めるのは乗り手自身です。どんな名門ブランドでも、くたびれたウェアと中年特有のマウント臭を漂わせていれば一瞬でダサく見えるし、逆にどんな廉価ブランドでも、清潔感があって姿勢も美しく、楽しそうに乗っていればそれだけでカッコよく見える。

今回のランキングは「いまのロードバイク界隈でどう見られているか」を可視化したにすぎません。流行や価値観は常に変わるもので、今年ダサいと言われたブランドが、来年には“逆にアツい”と言われている可能性だってあります。

要は、他人の評価に振り回されず、自分が乗りたいバイクを選ぶこと。それが一番カッコいい生き方です。ダサい・カッコいいなんて、結局は主観。あなたが心から楽しんでペダルを踏んでいるなら、その時点で誰よりもイケてるローディなのです。

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