「歩行者よりは速く、クルマよりは弱者」という無敵のポジションを盾に、今日も公道を自由奔放に駆け抜けるチャリカスの皆様。環境に配慮し、健康にも気を配る自分たちはさぞ高潔な存在に見えていることでしょう。
しかし、その実態は、都合が良い時だけ道路の主役面をし、形勢が悪くなれば被害者面で逃げ出す、責任感まで軽量化した厚顔無恥な集団。周囲の冷ややかな視線にすら気づかないほど自己満足のペダルが軽い方々のために、無意識のうちに積み上げている「ならず者」としての振る舞いを、たっぷりとご紹介しましょう。
①歩道での「ベル鳴らし」と「徐行無視」
歩道という聖域に迷い込んだ自転車乗りの皆様は、自分がモーゼにでもなったかのような錯覚に陥っているのでしょうか。歩行者が目の前にいれば、当然のようにベルを鳴らして道を開けさせる。あの澄んだ音色は、決して周囲への挨拶ではなく、どけと言わんばかりの傲慢な号令として響き渡っています。
そもそも歩道は歩行者のための場所であり、自転車は端っこを申し訳なさそうに徐行するのがルールですが、そんな基本はとっくに脳内から軽量化されているようですね。歩行者をシケインか何かと勘違いしているのか、減速すら惜しんで颯爽と走り抜けるその姿は、周囲から見ればただの暴走車両にしか見えません。ルールを無視してまで守りたいその平均速度に、一体どれほどの価値があるのか、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
②交差点での「二段階右折」のショートカット
交差点に差し掛かった途端、自分だけは物理法則や交通法規を超越した存在だと勘違いする自転車乗りが後を絶ちませんね。本来、軽車両である自転車には二段階右折が義務付けられていますが、彼らにとってそんな面倒なルールは、タイムを削る邪魔者でしかないようです。
クルマと同じ顔をして涼しい顔で右折レーンに居座り、後続車に冷や汗をかかせながらショートカットを決めるその度胸だけは、まさにプロ級と言えるでしょう。自分をツールドフランスの選手か何かと見紛うばかりの堂々とした走りは、周囲から見れば単なる命知らずの暴挙でしかありません。法規を無視してまで守り抜いたそのわずか数秒の短縮が、自身の社会的信用を根こそぎ奪っているという皮肉な現実に、いい加減気づいてほしいものですね。
③信号待ちでの「すり抜け」と「逆走(右側通行)」
信号待ちで停止している車列の左側を、まるで自分が主役のパレードかのようにすり抜けて先頭に躍り出る姿は、見ていて本当に滑稽ですね。せっかく抜いた車にすぐ抜き返されるという不毛な再放送を繰り返していることに、その高性能なサイクルコンピューターは何も教えてくれないのでしょうか。
さらに驚くべきは、平然と右側車線を逆走してくる命知らずな方々です。日本の道路交通法がいつから右側通行に変わったのか、あるいは自分だけは異世界のルールで走っているつもりなのかは知りませんが、対向車からすればただの特攻兵器でしかありません。車両としての義務を都合よく忘れ、自分勝手なライン取りを芸術だと勘違いしているその思考回路こそ、最も整備が必要なパーツだと言わざるを得ませんね。
④「並進走行」による路上の占有
道路を自分たちのプライベートサロンか何かと勘違いしているのか、仲良く横に並んでお喋りに興じている姿には、思わず乾いた笑いが出てしまいますね。二台並んで路肩を占領すれば、後続の車がどれほどストレスを溜め、追い越しに苦労するかなど、そのおめでたい頭の中には微塵も浮かんでいないのでしょう。
自分たちはチームの結束を深める高尚なトレーニングをしているつもりかもしれませんが、周囲から見ればただの空気が読めない迷惑な集団でしかありません。並進禁止という法律すら知らないのか、あるいは自分たちの友情は法をも超越すると信じているのか。道路はあなたたちの友情を確認するための展示場ではありませんから、いい加減に一列になって、その自慢の脚で現実の世界へと走り去っていただきたいものです。
⑤歩行者スレスレ追い抜き
歩道を走行している際、歩行者の脇を猛スピードで駆け抜けることを、自分のテクニックを披露する絶好の機会だと勘違いしていませんか。わずか数センチの間隔をスレスレで通り過ぎ、驚く歩行者を置き去りにして颯爽と走り去るその姿は、周囲から見ればただの低俗な嫌がらせでしかありません。
ご自慢のカーボンフレームや高級コンポーネントを自慢する前に、まずはそのスカスカなモラルを補強したほうがよろしいのではないでしょうか。歩行者が少しでも動けば大事故に繋がるという想像力すら、軽量化の代償としてどこかに落としてきたようですね。狭い場所で減速することもできないほど余裕のない走りは、アスリートどころか、ただの身勝手な暴走行為として世間に軽蔑されていることに、いい加減気づいてください。
⑥夜間の「無灯火」および「過度なフラッシング」
闇夜に紛れて音もなく忍び寄る自分の姿を、まるでプロの隠密か何かと勘違いしているのでしょうか。無灯火で疾走するその度胸は、勇気ではなく単なる想像力の欠如でしかありません。一方で、対向車の視神経を破壊せんばかりの超高輝度ライトを、これでもかと点滅させている方々も実に迷惑な存在ですね。
自分が目立つことだけに執着し、周囲を幻惑させて事故を誘発しかねないその攻撃的な光は、もはや安全対策ではなく光害という名の暴力です。闇に溶け込んで自爆を待つか、周囲の目を潰して悦に浸るか。極端から極端へと振り切れるその極端な思考回路こそ、夜道よりも先に明るく照らしていただきたいものですね。
⑦スマートフォンやイヤホンの「ながら運転」
耳をイヤホンで密閉し、視線は手元のスマートフォンに釘付け。そんな姿で公道を走る自分を、マルチタスクをこなすデキるサイクリストだとでも思っているのでしょうか。周囲の状況を音で察知することを放棄し、情報の海に溺れながらフラフラと走るその様は、まさに動く標的そのものです。
お気に入りの音楽を聴きながら風を感じる自分に酔いしれているのかもしれませんが、周囲から見れば命の価値をサブスク並みに安く見積もっている愚か者にしか見えません。万が一事故が起きたとき、その高性能なイヤホンから流れるノイズが、自分の人生の幕引きを飾る最後のBGMにならないといいですね。外界との通信を遮断して自分だけの世界に閉じこもりたいのなら、公道ではなくご自宅のローラー台の上だけで完結させておくのが、唯一の賢い選択ですよ。
⑧駐停車車両を避ける際の「後方確認不足」
前方に駐停車している車両を見つけた瞬間、まるで自分がサーキットの主役であるかのように、ノールックで進路変更を決めるその自信は一体どこから湧いてくるのでしょうか。後方から迫る後続車の存在など眼中にないのか、それとも「避けるのは車側の仕事」だとでも信じ込んでいるのか、無防備に車道の真ん中へ膨らんでいく姿には恐怖を通り越して失笑すら禁じ得ません。
ご自慢の首の関節は、空気抵抗を減らすために固定でもされているのですか。たった一度の首振りを惜しんで命を天秤にかけるそのギャンブル狂のような振る舞いは、勇敢でも何でもなく、単なる状況判断能力の欠如でしかありません。ブレーキをかけたくないというセコい理由で周囲を危険にさらす前に、まずはその思考のフレームの歪みを真っ先に修正していただきたいものです。
⑨横断歩道での「歩行者妨害」
横断歩道で待っている歩行者を見かけても、まるで透明人間か何かであるかのように無視して突っ切る姿は、実に見事な傍若無人ぶりですね。自分が止まることで維持している平均速度がコンマ数キロ落ちるのがそんなに耐え難いのでしょうか。
車両としての義務を都合よく忘れ、歩行者の安全を脅かしてまで走り去るその姿は、周囲から見ればただの交通法規を知らない未開人と何ら変わりありません。信号のない横断歩道は歩行者のための聖域であり、あなたはそこで一時停止をしなければならない一介の運転者に過ぎません。
ご自慢の高級ブレーキシステムは、見せびらかすための飾りではなく、こういう時にこそ使うべきパーツであることを、その筋肉質な脚にしっかりと叩き込んでおいてください。
⑩コンビニやカフェ前での「乱雑な駐輪」
目的地に到着した途端、自分の愛車が世界一高価な芸術品だとでも勘違いして、店の入り口や歩道のど真ん中に堂々と放置する神経には驚かされますね。サイクルラックがないからといって、他人の動線を塞ぐように立てかけられたその自慢のバイクは、周囲から見ればただの場所を取る粗大ゴミにしか見えません。
自分がコーヒーを優雅に楽しんでいる間、通行人がその横を申し訳なさそうに避けて通っている現実に、その高いプライドは傷つかないのでしょうか。高級なカーボンフレームを傷つけたくないという一心で、周囲の迷惑を平然と無視するその態度は、まさに自分勝手なチャリカスの極致と言えるでしょう。店側や一般客の善意に甘え、当然のような顔をして空間を占領する前に、まずはその狭すぎる視野を広げるトレーニングから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
さて、ここまで自分勝手な理屈を並べて公道をかき乱す、愛すべき身勝手な面々の振る舞いを振り返ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
環境に優しく健康的なスポーツを楽しんでいるという隠れ蓑さえあれば、どんな傍若無人な行為も許されると思い込んでいるそのピュアな精神構造には、ある種の感動すら覚えます。しかし、あなたがアスリート気取りでペダルを回しているその横で、世間は冷ややかな視線を送り、心の中で静かにチャリカスという称号を授けていることに、いい加減気づくべきでしょう。
最新の機材でスペックを底上げするのも結構ですが、まずは道路交通法という名の基本マニュアルをインストールし、周囲への想像力という名の重りをしっかり積み込んでから走り出すことをお勧めします。ルールとマナーを軽量化しすぎて、人間としての品格まで削ぎ落としてしまわないよう、どうぞ安全な自分勝手ライフをお楽しみください。


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