なぜロードバイクは世間から「邪魔」と言われるのか~ロードバイク系チャリカスが嫌われる23の理由~

チャリカスくん

ロードバイクは健康的でかっこいい趣味…のはず。
しかしネットや街の声を拾えば「ロードバイクは邪魔」「ピチパン軍団は迷惑」というフレーズが飛び交います。なぜそこまで嫌われるのか? 本記事では、ロードバイク系チャリカスが世間から煙たがられる23の理由を皮肉たっぷりにまとめました。

  1. 交通ルール系|俺ルールで世界が回っている
    1. 理由1.赤信号?それはあくまで“目安”です
    2. 理由2.車道のセンターは俺専用レーン
    3. 理由3.ツール・ド・近所で渋滞を生産するロード列車
    4. 理由4.歩道を爆走して歩行者を威嚇する謎スタイル
    5. 理由5.クルマより自転車が偉い。みたいな態度を全力で放出
    6. 理由6.信号で止まっている車の横を平気ですり抜け
    7. 理由7.狭い坂道をチンタラ走って後続車を絶望させる
    8. 理由8.通勤ラッシュに乱入する“朝の刺客”
    9. 理由9.「車道走れ」と言いながら歩道もちゃっかり二刀流
    10. 理由10.事故ったら即“弱者カード”で被害者ムーブ
  2. 見た目/ファッション系|街角のコスプレ戦隊
    1. 理由11.ピチピチジャージ&レーパンで町内をざわつかせる
    2. 理由12.デブのピチピチ姿が街の景観を破壊
    3. 理由13.汗臭ブーストでコンビニに侵入する勇者
    4. 理由14.ダサダサなチームジャージでドヤぁ!
  3. マウント合戦系|ロードは宗教、機材は経典
    1. 理由15.マウント取りで他人のロードバイクを貶める伝道師
    2. 理由16.「そのバイクいくら?」「バイクの重さどれくらい?」と聞かれたがり。どうでもいい。
    3. 理由17.クロスバイクを見下す選民思想
    4. 理由18.「ロードは文化」など謎の布教活動員
    5. 理由19.ポジション教えたがりおぢの存在
    6. 理由20.街中なら車より速いと豪語(※本人の脳内限定)
  4. お金系|課金こそ至高の瞬間
    1. 理由21.自転車に100万円を“お得”と本気で思う民
    2. 理由22.かけた金額を語らずにはいられない自慢癖
    3. 理由23.カーボン様を拝むロード教の信者たち
  5. まとめ|嫌われてナンボ?でもそれじゃダメ

交通ルール系|俺ルールで世界が回っている

ロードバイク乗りが世間から「邪魔」と言われる最大の理由は、交通ルールに対する独特すぎる解釈にあります。法律や標識よりも、自分の“走りやすさ”が最優先。赤信号も車線も、彼らにとってはただの飾りであり、道路そのものがトレーニングコースと化します。

結果としてドライバーや歩行者から見れば「なぜそこにいる?」「なぜ今それをする?」としか思えない不可解な行動が連発。まるで公道全体がロード乗り専用のアリーナのように振る舞う姿は、世間からすればただの危険物にしか見えません。つまり“俺ルール”で動くロードバイクは、存在そのものが社会の交通秩序をかき乱す異物と化しているのです。

理由1.赤信号?それはあくまで“目安”です

世間の交通ルールにおいて赤信号は「止まれ」を意味しますが、ロードバイク乗りにとっては“あくまで推奨”レベル。止まるとタイムが落ちる、脚が冷える、リズムが崩れる――そんな個人的理由をもとに、赤信号は“挑戦状”に変換されてしまいます。

結果、交差点を颯爽と駆け抜ける姿は本人にとって「今日もキレのある走り」ですが、周囲から見れば「ただの無法者」。特に車のドライバーからすれば、予測不能の動きで飛び出してくる存在は危険極まりなく、「やっぱロードバイクは邪魔」と思われる原因の代表格になっているのです。

理由2.車道のセンターは俺専用レーン

本来なら自転車は左端を走るのがルール。けれどロードバイク乗りにとっては「端っこ=負け犬」くらいの感覚です。だからこそ堂々と車道のセンター寄りに陣取り、後ろにクルマが並んでも気にしない。むしろ「ほら、俺について来い」とでも言いたげな背中を見せつけます。

結果、車列は延びに延び、ドライバーはイライラ全開。「自転車は軽車両だから車道を走る権利がある!」という正論を盾にしつつ、実態は“俺様専用レーン”の開通。こうしてロードバイクは、車から見ればただの“走る障害物”として嫌われていくのです。

理由3.ツール・ド・近所で渋滞を生産するロード列車

ロードバイク乗りが大好きなのが“集団走行”。本人たちは「トレイン」「ドラフティング」と呼んで誇らしげですが、一般ドライバーから見ればただの“道路封鎖部隊”にしか映りません。二列三列で並んで走れば、あっという間に立派な車列ブロッカーの完成。後ろに車が詰まってクラクションが鳴っても、「ここは俺たちのステージ」とばかりに平然と走り続けます。

結果、観光地の一本道や郊外の生活道路は、ツール・ド・近所よろしく小さな渋滞イベントに早変わり。こうしてロードバイクは「スピード感あふれるスポーツ」のはずが、現実では“渋滞製造機”として嫌われるのです。

理由4.歩道を爆走して歩行者を威嚇する謎スタイル

ロードバイクは本来「車道を走る軽車両」。ところが実際には、なぜか歩道に突入してくる姿もしばしば目撃されます。しかもおとなしく徐行するのではなく、ベルも鳴らさず高速で駆け抜けていくのだから、歩行者にとっては恐怖以外の何物でもありません。避けなければ危ないし、避ければ「なんで道を塞ぐんだ」という視線が返ってくる――この理不尽な構図は、ロードバイク嫌われ要因の典型例です。

本人は「安全のために歩道に入った」と言い訳しますが、歩行者にしてみればただの暴走者。結果として、車からも歩行者からも嫌われる“二刀流の迷惑存在”となってしまうのです。

理由5.クルマより自転車が偉い。みたいな態度を全力で放出

一部のロードバイク乗りは「車より環境に優しい」「渋滞を減らしている」といった自己正当化を盾に、なぜか“クルマより上位”という態度を漂わせます。信号待ちで車の横に並べばドヤ顔、坂道でトラックを追い抜けば「やっぱ自転車の方が効率的」と自己満足。

結果、ドライバーからすれば「お前が渋滞の原因だろ」としか思えないのに、当人は自分を都市交通の救世主か何かと勘違い。こうした謎の優越感が漏れ出すたびに、ロードバイクは“邪魔”を超えて“鼻につく存在”として嫌われるのです。

理由6.信号で止まっている車の横を平気ですり抜け

赤信号で車が整然と並んでいる――そこに必ず登場するのがロードバイク乗り。彼らは「自転車は機動力が武器」とばかりに、車列の横をスイスイとすり抜けて先頭ポジションを奪取します。本人は「エコでスマートな移動術」と思っているかもしれませんが、ドライバーからすれば「危なっかしい割り込み」にしか見えません。

しかも青信号に変わった瞬間、加速で車にあっさり追い抜かれ、再び危険な接触の火種に。こうして「なぜわざわざリスクを増やすのか」という疑問とともに、ロードバイクは“邪魔者扱い”に拍車をかけてしまうのです。

理由7.狭い坂道をチンタラ走って後続車を絶望させる

ロードバイク乗りにとって坂道は「己との戦い」。しかしドライバーにとっては「ただの交通の妨害物」。特に狭い山道や生活道路で、時速一桁でゼーハー言いながら走る姿は、後続車にとって地獄のスローモーションです。追い抜こうにも道幅がなく、結果として車の列は延々と我慢大会。

ロード乗りは「俺はヒルクライムを制覇している」と自分に酔いしれていますが、後ろのドライバーから見れば「なぜ今この道で修行を?」としか思えません。こうして狭い坂道は、ロードバイクによって一瞬で“絶望ロード”へと変貌するのです。

理由8.通勤ラッシュに乱入する“朝の刺客”

ただでさえイライラが募る通勤ラッシュの時間帯。その混雑した道路に、颯爽と登場するのがロードバイク乗りです。信号で前に出たり、車線の隙間を縫ったり、バスやタクシーの流れを遮ったり――本人は「効率的に移動している」つもりでも、周囲からすれば完全にトラフィックジャマー。

遅刻寸前のドライバーにとっては、突然現れるロードバイクはもはや“刺客”そのものです。朝の貴重な時間を削られるたびに、「やっぱりロードバイクは邪魔だ」という世間の認識は強化されていくのです。

理由9.「車道走れ」と言いながら歩道もちゃっかり二刀流

ロードバイク乗りは口を開けば「自転車は軽車両だから車道を走るべき」と声高に主張します。ところが実際には、車の流れが怖いときや渋滞を避けたいときには、何食わぬ顔で歩道にスッと入り込む。車道では「俺たちは車と同じ立場」、歩道では「自転車は弱者だから許される」と立場を使い分けるダブルスタンダードです。

結果、ドライバーからも歩行者からも煙たがられ、両方の敵を量産することに成功。こうしてロードバイクは“二刀流”ならぬ“二重に邪魔な存在”として嫌われるのです。

理由10.事故ったら即“弱者カード”で被害者ムーブ

ロードバイク乗りは普段、「俺たちは車と同じ立場だ」と胸を張って走ります。ところが、ひとたび事故や接触が起きれば態度は一変。「自転車は弱者だから守られるべき」と“弱者カード”を切って全力で被害者ポジションに座り込みます。

もちろん、信号無視や逆走といった自分の過失はきれいに棚上げ。ドライバーからすれば「さっきまで車気取りだったくせに」と怒り心頭ですが、世間的にはロードバイクが“か弱い存在”として同情を集めがち。この手の身勝手な立ち回りが積み重なり、結果として「ロードバイク=邪魔でずるい」という印象を決定づけてしまうのです。

見た目/ファッション系|街角のコスプレ戦隊

ロードバイク乗りが世間から「邪魔」と呼ばれる理由は、走り方だけではありません。彼らのビジュアルそのものが、日常の風景から大きく浮いているのです。体型によっては見苦しさ全開になる全身タイトなウェアに奇抜な色使い、頭にはヘルメット、顔はサングラスでフル装備――まるでレース会場からそのまま街に迷い込んできたかのような格好。

スポーツとしては理にかなっていても、スーパーやコンビニに現れた瞬間「なんだこの人たち?」と周囲をざわつかせるのは必然です。つまりロードバイクは、公道だけでなく街の景観においても“場違いなコスプレ集団”として嫌われる要素を持ち合わせているのです。

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理由11.ピチピチジャージ&レーパンで町内をざわつかせる

ロードバイク乗りのユニフォームといえば、全身ピッタリのジャージとレーパン。空気抵抗を減らすために設計された機能的ウェアですが、一般人から見ればただの「やたら身体のラインを強調する不思議な服装」。

早朝の住宅街や休日の商店街に、全身ピチピチの集団が現れれば、どうしても視線が集まります。本人たちは「これはスポーツだから」と平然としていますが、町内のおじいちゃんおばあちゃんからすれば「なんだあの格好は」と噂になるレベル。スポーツ選手のような格好で日常空間を闊歩する違和感が、「ロードバイク=邪魔者」という印象をより強固にしているのです。

理由12.デブのピチピチ姿が街の景観を破壊

ロードバイク乗りの中には、体型を気にせず全身タイトなジャージやレーパンを堂々と着こなす人も少なくありません。もちろん本人に悪気はなく「これが正装だから」と信じて疑わないのですが、周囲の目にはまったく違って映ります。

特にお腹が突き出した体型でピチピチウェアを着た姿は、もはやスポーツマンというより“場違いな着ぐるみ”。住宅街や商店街にその姿で現れれば、景観的にも完全に異物感を放ちます。本人にとっては勝負服でも、町の人々にとっては「視界のノイズ」。結果として「やっぱりロードバイクは邪魔」と囁かれる理由の一つになるのです。

理由13.汗臭ブーストでコンビニに侵入する勇者

ロードバイク乗りは走行後の補給ポイントとしてコンビニをこよなく愛します。ところが、汗だくのまま店内に突入するその行為は、一般客からするとまさに“においのテロ”。冷房の効いた空間に流れ込む酸っぱい香りと汗の湿気は、レジ待ちの人々の忍耐力を試す強烈なブーストです。

さらに厄介なのが、店内の飲食コーナー。限られた席にジャージ姿で陣取り、おにぎりやコンビニ弁当、カップ麺などを広げると、その空間は一気にロードバイク合宿所に早変わり。一般客が座れず、においと圧迫感だけが残る状況に「邪魔だな」と感じる人が続出します。本人たちは「走ったあとの栄養補給は必須」と正当化しますが、周囲にとっては迷惑でしかなく、こうした行動がまた「ロードバイク=邪魔者」という評判を強固にしてしまうのです。

理由14.ダサダサなチームジャージでドヤぁ!

ロードバイク乗りの中には、仲間内で「俺たちのチーム」を結成し、オリジナルのチームジャージを作って着用する人々がいます。本人たちは「唯一無二のデザイン」と誇らしげですが、世間から見ればイミフなアニメ風イラストや、センスゼロの日本語ロゴ、やたら主張の強いド派手カラー。まるで公開オナニーのような仕上がりで、街の景観に溶け込むどころか完全に浮いています。

住宅街の交差点にそんな集団が出現すれば、一般人からすれば「何あれ?コスプレ大会でもやってるの?」と首をかしげるしかありません。こうした自己満デザインを堂々と晒す姿が、「ロードバイク=邪魔な存在」と感じさせる大きな要因のひとつになっているのです。

マウント合戦系|ロードは宗教、機材は経典

ロードバイク界隈を外から眺めると、不思議な光景が見えてきます。フレームやホイール、コンポーネント――それぞれのブランドやモデルがまるで聖典のように崇められ、信者たちが日夜その優劣を語り合うのです。性能比較という名目を取りながら、実際は「俺はこれを持っている」という自己顕示の儀式に近いもの。

しかもその熱量は常人の理解を超えており、議論というより布教、会話というよりマウントの応酬。世間から見れば、ただの趣味の機材をここまで神格化し、他人にまで押し付けてくる姿は、ほとんど宗教活動と変わりません。結果、ロードバイクは「邪魔」というより「めんどくさい存在」として嫌われるのです。

理由15.マウント取りで他人のロードバイクを貶める伝道師

ロードバイク乗りの中には、なぜか自分がブランド格付け委員会の会長かのように振る舞う人がいます。相手のバイクを見るやいなや、「そのホイール、エントリーグレードで重いよね」「コンポはせめてアルテにしないと」などと勝手にジャッジ。

本人は“アドバイス”のつもりでも、受け手からすればただのマウント合戦の開幕です。しかもブランド名やモデルを語る口調は、まるで経典を唱える伝道師。一般人から見れば「自転車のパーツでそこまで偉そうに?」と首をかしげるしかなく、結果的にロードバイク界隈そのものが「うるさい、邪魔」とひとまとめで嫌われる原因になっているのです。

理由16.「そのバイクいくら?」「バイクの重さどれくらい?」と聞かれたがり。どうでもいい。

ロードバイク乗りがひそかに期待している質問が、「そのバイクいくらするの?」と「重さはどれくらい?」。会話の流れで誰かがそれを口にしようものなら、待ってましたとばかりに価格とグラム数を誇らしげに披露します。しかも単なる数値報告では終わらず、「ホイールだけで30万」「ペダル込みで6.8kg」と細かく自慢を添えるのが様式美。

けれど一般人からすれば「知らんがな」で終了案件。むしろ「値段と重さでしか語れない趣味って、なんか邪魔だな」という気分にすらなるのです。結局、本人にとっての鉄板ネタは、世間にとってはどうでもいい自己満足に過ぎません。

理由17.クロスバイクを見下す選民思想

ロードバイク乗りの中には、なぜか“クロスバイク=格下”という妙なヒエラルキーを持ち出す人がいます。見た目が似ているからこそ、「あれは初心者用」「本気ならロードに乗れ」とマウントを取りたがるのです。しかも言い方はどこか選民思想じみており、「クロスで満足してる時点で君はまだこっち側に来れてないね」といったニュアンスを全開で放出。

本人にとっては優越感のスパイスですが、言われた側からすればただの不快なお説教。外から見れば「同じ自転車なのに何を偉そうに」と呆れられ、結果としてロードバイク全体が「上から目線で邪魔な集団」とレッテルを貼られてしまうのです。

理由18.「ロードは文化」など謎の布教活動員

ロードバイク乗りの中には、単なる趣味を超えて“文化”や“ライフスタイル”といった大仰な言葉で語り出す人がいます。「ロードは文化だ」「欧州では生活の一部」「自転車こそ真のモビリティ革命」――聞かれてもいないのに布教を始める姿は、もはや宗教の勧誘に近いものがあります。

本人は誇らしげに語っているつもりでも、周囲からすれば「ただの趣味を押し売りされてる」感覚しか残りません。こうした“謎の文化人ぶり”が積み重なることで、ロードバイク乗りは「鬱陶しい、邪魔な存在」という評価をますます固めてしまうのです。

理由19.ポジション教えたがりおぢの存在

ロードバイク界には必ずと言っていいほど「ポジション教えたがりおぢ」が生息しています。相手が初心者だろうと女性だろうと関係なく、「サドルはあと5ミリ上げた方がいい」「ハンドル位置は前に出した方が効率的」などと勝手に指導を開始。まるでフィッター気取りで語りますが、根拠は自分の経験談か聞きかじりの知識ばかり。

聞いてもいないのに延々とアドバイスを浴びせられる側からすれば鬱陶しいだけで、下手をすればせっかくの楽しみも台無しです。世間から見れば「趣味を押し付けてくるうるさいおじさん」でしかなく、これもまたロードバイクが“邪魔な存在”と認識される一因になっているのです。

理由20.街中なら車より速いと豪語(※本人の脳内限定)

ロードバイク乗りがよく口にするのが「街中なら車より速い」というフレーズ。信号や渋滞で止まるクルマを横目に、自転車の機動力をアピールするのが大好きです。

しかし現実はどうでしょう。すり抜けや信号無視まがいの動きで一瞬先行しても、数百メートル先で車にあっさり追い抜かれるのがオチ。にもかかわらず本人は「今日は俺の勝ち」と勝手に勝負を成立させます。周囲から見ればただの交通秩序を乱す迷惑行為でしかなく、「邪魔で危ない上に自信満々」という三重苦。こうした勘違いの豪語が、ロードバイクをますます嫌われ者に仕立てているのです。

お金系|課金こそ至高の瞬間

ロードバイク界隈を見渡せば、そこはもはや“走るスポーツ”ではなく“課金ゲーム”。速さや技術以上に重視されるのは、どれだけ財布を軽くできるかという一点です。新モデルが出れば即予約、限定カラーが出れば深夜にポチり、最新ホイールは「買わない理由が見つからない」と自分に言い聞かせる――このサイクルこそ至高の快楽。

結局、走ることそのものよりも「いくら使ったか」を誇ることが目的化し、世間から見れば「ただの散財マニア」にしか映りません。こうした金銭感覚のズレが、“ロードバイクは邪魔”という印象をさらに強めているのです。

理由21.自転車に100万円を“お得”と本気で思う民

ロードバイク界隈では「フレームで100万円」「ホイールで30万円」などの金額が、まるで日常会話のように飛び交います。そして恐ろしいことに、これを“高い”ではなく“お得”と本気で信じている人が少なくありません。理由は「軽いから」「剛性が違うから」「一生モノだから」。

しかし、一般人からすれば「車が買える金額をただの自転車に?」という衝撃しか残りません。本人は満足げでも、家族や同僚からは冷ややかな視線。「そこまで金を突っ込む趣味が隣にあるだけで邪魔」と思われるのも無理はなく、ロードバイクが嫌われる理由のひとつに堂々とランクインしているのです。

理由22.かけた金額を語らずにはいられない自慢癖

ロードバイク乗りが大好きなのは、走行距離の自慢だけではありません。むしろ一番熱を込めて語るのは「いくらかけたか」という投資額です。「このホイールは30万」「フレームは100万」「総額で軽自動車が買える」――聞かれてもいないのに披露するその顔は、誇らしげというよりもはや公開家計簿。

周囲からすれば「ただの散財報告」でしかなく、会話を聞かされるだけで気まずさと迷惑感が漂います。結局、自分に酔っているだけの“金額マウンティング”は、世間から見れば邪魔な存在をより際立たせているのです。

理由23.カーボン様を拝むロード教の信者たち

ロードバイク界で「カーボン様」は神格化されています。軽くて強いと言われる一方で、実は割れやすく、傷がつけば致命傷。だから持ち主はとにかく扱いが慎重になります。コンビニで壁に立てかけるにも神経質、カフェの駐輪場では「隣の自転車が当たるから離してくれ」と小言連発。移動や保管のたびに「カーボン様が傷つく!」と過剰に反応し、周囲からすればただただ面倒な存在です。

本人にとっては大切な愛車でも、一般人には「扱いづらいガラス細工を公道で振り回す人たち」という印象しか残りません。こうして“カーボン崇拝”は、またひとつロードバイクが「邪魔者」扱いされる理由になっているのです。

まとめ|嫌われてナンボ?でもそれじゃダメ

ロードバイクが世間から「邪魔」と言われる理由を見てきましたが、その多くは乗り手の振る舞いに起因しています。信号無視や車道の占拠、街の景観を壊す格好、金額自慢やブランドマウント――こうした行動が積み重なれば、「ロードバイク=迷惑」というイメージが広がるのは当然です。

しかし本来、ロードバイクは健康的で環境負荷の少ない素晴らしい乗り物です。にもかかわらず、乗り手の意識が低いままでは、社会から嫌われる趣味として固定されてしまいます。嫌われてナンボと開き直るのではなく、交通ルールを守り、周囲に配慮し、街に溶け込む努力をすることこそが大切です。ロードバイク乗り一人ひとりの態度が変われば、「邪魔」ではなく「かっこいい」と言われる未来も決して夢ではないのです。

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