【2025年版】ロードバイク格付けランキング【Tier A】

格付けTier表

2025年版ロードバイク格付けTier Aランクは、ステータスも実績も十分に備えた“高嶺ブランド”の集まりだ。

価格帯は一般人からすれば高額で、気軽に手を出せる代物ではない。だがその分だけ確かな性能とブランド力が保証されており、持つ者には一目で「わかる人が選んだ」と伝わる説得力がある。

レースシーンでの実績、洗練されたデザイン、そして所有する満足感。チャリカス的に言えば“上を目指す者の憧れゾーン”。無理してでも欲しくなる、そんな魅力を放つのがAランクである。

ロードバイク格付けTier Aランクの立ち位置

Aランクの格付けを一言で表せば「そりゃドヤれるわ」的なメーカーたち。

圧倒的ステータスはないものの「安いバイクには乗りたくない」「人と同じじゃ満足できない」ってサイクリストがこぞって選ぶのが自慢厨御用達のAランクメーカーです。

2025年版ロードバイクTier格付け【Aランク】ではLOOK、DE ROSA、TIME、BMC、FACTORといった安価なモデル一切取り揃えない金持ち好みブランドメーカーを独自に評価しました。

Aランクは高価格帯のみラインナップであるが故に、Sランク同様、安いホイール、特に中華カーボン鉄下駄履くことが許されない

もしエントリーモデルで鉄下駄がついてきても即、ホイール交換しなければ恰好がつかない修羅のメーカーということです。

基準はステータス性・レース実績・ブランド人気・希少性・羨望度の5項目。

いずれも所有すれば金持ち自慢ができるメーカーであり、乗り手の個性や趣味嗜好を強烈に反映するバイクです。人と違う一台を探す方やブランド好きにとって必見のランキングです。

Tier総合 第6位 ルック(LOOK)

ルック(LOOK)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性8pt
実績7pt
ブランド人気7pt
希少性7pt
羨望性8pt
合計37/50pt

ルック(LOOK)のメーカー・ブランド解説

フランスの名門LOOK。
ビンディングペダルやカーボンフレームを世に広めた伝説的メーカーだが、2025年現在では「昔は凄かった」感が漂う存在。

評価はステータス性8実績7ブランド人気7希少性7羨望性8合計37点

LOOKに乗るライダーはだいたい「俺は古き良き伝統を知っている」と言いたげで、特にモンドリアンカラーを選ぶと「オールドスクールな俺かっけえ」アピールが加速する。

正直、一般人から見れば「なんか信号機みたいな柄だな」で終わるのだが、分かる人には刺さるという二段構え。

LOOK乗りはグループライドで「ビンディングはLOOKが元祖だから」と語りがちで、聞いてもいないのにレモン時代の栄光を熱弁するのがテンプレ。

また昔からフレームが重いと言われがちであるが、現行モデルの785 Huez RSは700g台と非常に軽量。もし今でも「フレームが重い」というローディーが居たら、それは間違いなく昔の知識から抜け出せない懐古おぢであろう。

LOOK乗りはフレームじゃなくてLOOK愛が重いんです。

と、上記でも挙げているが785、795、795 Blade RSなどモデル名が似通っていたり、紛らわしかったりするのもフランスっぽい気難しさを感じさせる。

ホイールが鉄下駄だと「あれ?その伝統、いまに活かせてないね」と一瞬で見抜かれるので注意が必要。LOOKはやはりCORIMAMAVICなどフランスメーカーのホイールで合わせたいところ。

つまりLOOKは“伝統マウント”を取りたい人の選択肢であり、愛が深ければ深いほど周囲から「めんどくさい人」扱いされるリスクを孕む。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第10位 Corima(コリマ)

Tier総合 同率6位 デローザ(DE ROSA)

デローザ(DE ROSA)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性8pt
実績5pt
ブランド人気8pt
希少性8pt
羨望性8pt
合計37/50pt

デローザ(DE ROSA)のメーカー・ブランド解説

イタリア御三家の一角デローザは、ブランドそのものが「伝説」という枠に入っている。

評価はステータス性8実績5ブランド人気8希少性8羨望性8合計37点

近年、実績面は控えめ。それでもファンは熱狂的で、DE ROSAロゴのハートマークを見ただけで「ウーゴ!」と拝む人もいるほど。

乗っている人は「俺はコルナゴじゃなくてデローザ」という差別化をしたがる傾向が強く、ライドでも「エディ・メルクスが~」とか「やっぱカンパは~」と突然語り始めがち。

ただコンポに関してはカンパを付けたいけれどスパレコが高すぎて、結局シマノに落ち着くローディーが大多数。スパレコ付けるローディーは、もう廃人レベル

また5年から10年前くらいの、ビンテージでもなく、新しくもないリムブレーキ仕様のデローザに乗っているローディーほど、おぢBORAおぢZONDAを履きがちなのもご愛嬌。

またデローザでは「コンポもホイールもカンパ一択!」「シマノコンポ付けてるのであればFulcrumのみ許す!」というようなイタリアかぶれ残念無念なデローザおぢがいまだに一定数居ることも忘れてはならない。

結論デローザ乗りは乗り手の年齢が高くなれば高くなるほど「昔から好きだけど財布はそこまでついてこない」感が漂い、逆にリアル感がある。

羨望度は高いが、玄人ほど「まあまあ痛いブランド好き」扱いするのも特徴。デローザは、信者にとっては神棚レベル、他人にとっては「愛が重い」と思われるいじり甲斐のあるメーカーだ。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第6位 Campagnolo(カンパニョーロ)
関連リンク:デローザおぢ 〜カンパ以外人権なし系〜
関連リンク:おぢBORA 〜リムブレーキの亡霊〜

Tier総合 第8位 タイム(TIME)

タイム(TIME)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性8pt
実績5pt
ブランド人気7pt
希少性8pt
羨望性8pt
合計36/50pt

タイム(TIME)のメーカー・ブランド解説

フランスのTIMEは、LOOKから派生したブランドでありながら「俺はLOOKじゃない」という謎のプライドを持つ人に愛される。

評価はステータス性8実績5ブランド人気7希少性8羨望性8合計36点

TIME乗りはグループライドで必ず「LOOKと違ってさ」と語りがちで、周囲を「いや似てるじゃん…」と困惑させるのが定番。

近年プロレースでの大勝利は少ないものの、カーボンの技術や乗り心地には熱狂的ファンが多く、所有者は「分かる人だけ分かればいい」という孤高のオーラをまとっている。しかし実際は「分かってくれる人がいなさすぎて寂しい」というジレンマを抱えるケースも少なくない。

ホイールもLOOKほどこだわる必要がなく、各ホイールメーカーの上位モデルであれば大体似合う。というか現在はTIMEのフレーム自体がまぁまぁ珍しいので、良くも悪くもホイールまで気にされることはない

国内で遭遇すること自体がレアなので「TIMEに乗ってる=変わり者」認定されやすく、ホイールが凡庸だと「せっかくTIMEなのに」と白けた視線を浴びるリスクも。

結局のところTIMEは、LOOK避けのLOOKであり、分かる人にだけ刺さる“自己満足最強ブランド”としてAランクに鎮座している。

Tier総合 同率8位 ビーエムシー(BMC)

ビーエムシー(BMC)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性7pt
実績8pt
ブランド人気6pt
希少性7pt
羨望性8pt
合計36/50pt

ビーエムシー(BMC)のメーカー・ブランド解説

スイス発のハイエンドブランドBMCは、硬派で無骨なイメージを持つ剛性感に溢れたゴッリゴリカッチカチなバイク作りで知られる。

評価はステータス性7実績8ブランド人気6希少性7羨望性8合計36点

かつてプロ供給していたチームでドーピング問題が2年連続発覚するなど不運に見舞われたが、マシンそのものは真面目で高性能

空力や剛性に優れた設計はレース機材として申し分なく、トライアスロン界でも評価が高い。さんざん言われているだろうが、坂道くんが乗っているからと言って山が強くなるわけではない。

国内での人気はSランクブランドほど派手ではないが、「スペシャやトレックは嫌、でも高性能が欲しい」という層に支持されている。特にエスワ被りを避けたい層がBMCに流れる傾向が強く、玄人感を演出するにはうってつけ。

ホイール次第で評価が大きく変わるため、鉄下駄のまま乗っていると「せっかくBMCなのに…」と見下されかねないので注意が必要。やはり同じスイスでDT Swissや、米国発祥で現在はFSA傘下のVisionなど一流どころを履かせたいものだ。

そしてBMCオーナーがありがちなのが「剛性こそ正義」と謎の説法を始めがちで、聞いている周囲は内心「いやお前の脚力がカッチカチじゃないと意味ないだろ」と思っている。

さらに「BMCって硬いだけでしょ?」と他のローディーからニチャァとした半笑いで言われるのもセットなので、所有=精神修行だと思った方がいい。

Tier総合 同率8位 ファクター(FACTOR)

ファクター(FACTOR)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性7pt
実績8pt
ブランド人気6pt
希少性7pt
羨望性8pt
合計36/50pt

ファクター(FACTOR)のメーカー・ブランド解説

イギリス発祥の新興ハイエンドメーカーFACTORは、まさに「変態メーカー」と呼ばれる存在(誉め言葉)。2007年の創業と、まだ20年も経っていない新興メーカー。

評価はステータス性7実績8ブランド人気6希少性7羨望性8合計36点

奇抜な設計やエアロを突き詰めたデザインで、一目でFACTORと分かる個性を放つ。

プロ供給も行い、実績面でも十分信頼できるレベルにあるが、何より注目すべきはそのブランドの尖り方。特に創業期の代表作Factor 001は、当時はDi2がまだ市販される前だったSHIMANO DURA-ACEを特注で電動化して搭載したという。

まさに変態仕様の名に相応しい。

国内でも「俺は人と同じじゃイヤ」というサイクリストが好んで選び、実際に乗っている人は強烈な個性派揃い

付属するホイールブランド「BLACK INC」も高級感がありセットで使うと映えるが、他ブランドのバイクに合わせると途端に浮いてしまうという“FACTOR専用装備感”もまたネタ要素の一つ。

Aランクに相応しいドヤり力と変態性を兼ね備え、乗り手のキャラまで濃くしてしまう不思議なブランドだ。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 同率7位 Black Inc(ブラックインク)

Aランクメーカーの特徴と魅力

Aランクメーカーの魅力は、とにかく「俺、金持ってるぞ感」「人と違う俺感」を演出できるところに尽きます。

Sランクほどの圧倒的な羨望性はないけれど、LOOKやデローザなら「伝統知ってますよ感」を、TIMEなら「俺は通だぜ感」を、BMCなら「真面目枠で外した俺」を、FACTORなら「変態上等!」をアピール可能。

問題はホイール選びで、鉄下駄を履いた瞬間「ドヤり枠」から「痛い人枠」へ転落するリスクがあること。

Aランクとはつまり、“脚力よりブランド好きアピール”を優先したチャリカス的選択肢なのである。

まとめ|2025年に「まあまあドヤれる」ロードバイクはこの5メーカー

2025年に「まあそりゃドヤれるわ」と自他ともに認められるロードバイクはLOOK、デローザ、TIME、BMC、FACTORの5メーカーに決定。

いずれも高級感は十分だが、乗り手のキャラがそのまま自転車に投影されるのがAランクの面白さだ。

伝統派は懐古厨に、BMCは堅物に、FACTORは変態に見られるのはお約束。

要は“何を選ぶか”より“どう見られるか”の世界であり、チャリカス的にはそこが一番重要ポイント。

まあまあドヤれるけど、ホイールや組み合わせを間違えるとただの笑い者になる──それがAランクメーカーの宿命だ。

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