週刊チャリにゅ~|2025年11月2日〜11月8日の自転車関連ニュースまとめ

チャリにゅ~

2025年11月2日(日)から11月8日(土)までの自転車関連のニュースをまとめました!

  1. 自転車全般・新製品等のニュース
    1. WL Gore & AssociatesがGorewear事業からの撤退を正式決定
    2. Q36.5とSRMが「超ロー・スタックハイト」設計の新型ペダル+専用シューズを共同開発
    3. GARMIN TACX(ガーミン タックス)、ヒルクライムシュミレーター”Alpine”を発表
    4. Peloton Bike、一部でシートポスト不具合による大規模リコールを発表。約83.3万台が対象。
    5. 英ロンドン・ワンズワース区、路上バイクハンガーを新規116基増設へ──自転車保管インフラを拡充。
    6. 「ユーロバイク苦境」記事が業界で波紋──巨大見本市の将来性・再構築の必要性を指摘。
    7. Avinoxがe-Bikeエコシステム連動の1200ルーメン新型フロントライトを発表。
  2. 自転車関連の法改正・規制・事件・事故に関するニュース
    1. 宮城・石巻:自転車の男子中学生が車2台にはねられ死亡 86歳男をひき逃げなどで逮捕。
    2. 埼玉・東松山:自転車の男子高校生(18)がひき逃げ被害で意識不明 警察が逃走車の行方を追う。
    3. 埼玉・飯能:下り走行中に樹木へ衝突か 自転車の男性(54)が死亡。
    4. 岡山・倉敷:路上で「自転車と人が倒れている」通報 60代男性が救急搬送、意識不明の重体。
    5. 海道・網走:軽トラックが自転車に衝突し80代男性が死亡 運転の男を酒気帯びなどで逮捕。
  3. ロードバイク関連ニュース
    1. Premier Tech、UCIワールドチームのスポンサーから撤退
    2. Team Jayco AlUla、銀行保証の項目不備で遅れていたUCIライセンス申請を完了。
    3. タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)、UCI個人ランキング5連覇達成
    4. 第4回シンガポールクリテリウム2025、 ジョナサン・ミラン(Lidl Trek)が勝利
    5. いよいよ11/9(日)に2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム開催
  4. MTB/グラベル/シクロクロス関連ニュース
    1. グラベル|UCI Gravel World Series「Dustman(タイ)」男子は沢田時が優勝、2026年世界選手権の出場権を獲得。
    2. シクロクロス|X2Oトロフェー・ラペンクロス(ロケレン)男子はヨリス・ニウエンハイスが独走V、総合でも首位浮上。
    3. シクロクロス|同レース女子はルシンダ・ブランドが今季4勝目、好調を維持。
    4. シクロクロス|UEC欧州選手権(ミデルケルケ)が11月8–9日に開幕、Nys/van Empelらの動向に注目。
    5. メリダが軽量・高速志向の新型グラベルレーサー「MISSION」を発表。
  5. シティサイクル・ママチャリ・電アシなどのニュース
    1. 八王子のドラッグストア「クリエイトエス・ディー」にシェアサイクル「ダイチャリ」を新規導入──芸術祭連携で二次交通を強化。
    2. LUUPが座席・カゴ付き特定小型原付「電動シートボード」の横浜体験会を発表──電動アシスト自転車も含む試乗企画。
  6. 来週25年11月9日(日)~11月15日(土)で注目の自転車関連イベント
    1. 11月9日(日) ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム(埼玉)─ 市街地周回のメインレース開催。前日イベントを経て本戦実施。
    2. 11月9日(日) ツール・ド・おきなわ 2025(沖縄)─ UCIアジアツアー1.2の国際ロードレースを最終日に実施。市民レースも同週末に開催。
    3. 11月9日(日) UEC欧州シクロクロス選手権・ミデルケルケ(ベルギー)─ 大会2日目。ジュニア/U23/エリートの各種目を実施。
    4. 11月9日(日) TCDフェス2025(東京・渋谷)─ 学校主催の自転車イベント。フリマ、ワークショップ、BMXショー等を実施。

自転車全般・新製品等のニュース

WL Gore & AssociatesがGorewear事業からの撤退を正式決定

米WL Gore & Associatesは、同社のサイクリング・アウトドア向けアパレルブランド「Gorewear」事業からの撤退を正式に発表した。経済環境の悪化や市場構造の変化を理由とし、製品販売は2026年3月末まで段階的に終了する見通し。長年にわたりGore-Tex技術で支持を得たブランドの幕引きとなる。

Q36.5とSRMが「超ロー・スタックハイト」設計の新型ペダル+専用シューズを共同開発

イタリアのサイクルウェアブランドQ36.5と、精度の高いパワーメーター開発で知られるドイツのSRMが共同で「超ロー・スタックハイト」構造の新型ペダルと専用シューズを開発した。両者が培った技術を融合し、よりダイレクトなペダリング効率を実現。2026年初頭の正式リリースを予定している。

GARMIN TACX(ガーミン タックス)、ヒルクライムシュミレーター”Alpine”を発表

GARMIN傘下のトレーナーブランドTacxは、新型ヒルクライムシミュレーター「Alpine」を正式発表した。最大25%勾配の再現が可能で、前輪・後輪の高さを自動制御し、実走感を忠実に再現。ZwiftやRouvyなど主要アプリと連携し、上り坂の負荷変化をリアルタイムで体感できる次世代スマートトレーナーとなっている。

Peloton Bike、一部でシートポスト不具合による大規模リコールを発表。約83.3万台が対象。

フィットネス機器メーカーのペロトンは、家庭用スピンバイク「Peloton Bike」および「Bike+」の一部モデルでシートポストの強度不良が判明したとして、約83万3千台を対象にリコールを発表した。走行中にポストが破損し転倒の恐れがあるとして、無償交換対応を実施している。

英ロンドン・ワンズワース区、路上バイクハンガーを新規116基増設へ──自転車保管インフラを拡充。

英国ロンドン・ワンズワース区は、住民向けの自転車保管環境を改善するため、路上バイクハンガーを新たに116基設置すると発表した。これにより約700台分の駐輪スペースが追加される見込み。環境負荷の低い移動手段として自転車利用を促進する狙いがある。

「ユーロバイク苦境」記事が業界で波紋──巨大見本市の将来性・再構築の必要性を指摘。

「ユーロバイク」が苦境に立たされている記事では、世界最大級の自転車見本市である Eurobike が、主要業界団体や大手ブランドの相次ぐ撤退を受け、「構造的な変革がなければ生き残れない」と指摘されています。具体的には、主催者側が提示した改変案を巡り、ドイツの業界団体 ZIV と Zukunft Fahrrad が協力を打ち切ったことで、来る 2026 年の開催形態に大きな疑問符がつく事態となっています。

外部リンク:ユーロバイク苦境

Avinoxがe-Bikeエコシステム連動の1200ルーメン新型フロントライトを発表。

Avinoxは、e-Bike用エコシステムと完全連動する新型フロントライト「Avinox Front Light」を発表しました。最大出力は1200ルーメンで、わずか105グラムと軽量設計。専用ワイヤレスコントローラでハイ/ロー切替が可能で、バッテリーからの直接給電により充電不要を実現しています。IP56防水仕様のマグネシウム-アルミ合金筐体で雨天や悪路でも使用可能としています。

自転車関連の法改正・規制・事件・事故に関するニュース

宮城・石巻:自転車の男子中学生が車2台にはねられ死亡 86歳男をひき逃げなどで逮捕。

11月4日夜、宮城県石巻市鹿又の県道で、自転車に乗っていた男子中学生が軽トラックにはねられ、その後別の乗用車にも衝突され死亡した。警察は現場から逃走した乗用車を運転していた無職の男(86)を過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕。男は「ぶつかったが怖くなって逃げた」と供述している。

埼玉・東松山:自転車の男子高校生(18)がひき逃げ被害で意識不明 警察が逃走車の行方を追う。

11月7日夜、埼玉県東松山市内の県道で、自転車に乗っていた18歳の男子高校生が車にはねられ、意識不明の重体となった。車はそのまま現場から逃走しており、警察がひき逃げ事件として逃げた車両の行方を追っている。現場は片側一車線の直線道路で、事故当時は街灯が少なく見通しが悪かったという。

埼玉・飯能:下り走行中に樹木へ衝突か 自転車の男性(54)が死亡。

11月5日午前、埼玉県飯能市矢颪の林道で、自転車に乗って下り坂を走行していた無職の男性(54)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。現場は緩やかな右カーブで、男性は樹木に衝突した可能性があるという。顔面を骨折しており、警察が単独事故とみて原因を詳しく調べている。

岡山・倉敷:路上で「自転車と人が倒れている」通報 60代男性が救急搬送、意識不明の重体。

11月7日午前、岡山県倉敷市北畝二丁目の市道で、「自転車と人が倒れている」と通行人から通報があり、警察と救急が出動した。現場では60代とみられる男性が自転車とともに倒れており、病院に搬送されたが意識不明の重体。事故当時の状況や原因は不明で、警察が周辺の防犯カメラ映像を解析し、詳しい経緯を調べている。

海道・網走:軽トラックが自転車に衝突し80代男性が死亡 運転の男を酒気帯びなどで逮捕。

11月6日午後、北海道網走市内の市道で、自転車に乗っていた80代の男性が軽トラックにはねられ、頭を強く打って死亡した。軽トラックを運転していた60代の男から基準値を超えるアルコールが検出され、警察は酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで現行犯逮捕。男は「昼に酒を飲んだ」と供述しており、警察が飲酒の経緯を詳しく調べている。

ロードバイク関連ニュース

Premier Tech、UCIワールドチームのスポンサーから撤退

カナダの化学メーカーPremier Techは、UCIワールドチーム「Israel–Premier Tech」へのタイトルスポンサー契約を即時終了すると発表した。経済的負担と経営方針の見直しが理由とされる。チームは今後も存続を目指すが、主要スポンサー不在により2026年シーズンの体制維持が懸念されている。

Team Jayco AlUla、銀行保証の項目不備で遅れていたUCIライセンス申請を完了。

オーストラリアのワールドチーム「Team Jayco AlUla」は、UCIへの2026年ライセンス申請で銀行保証書類の不備が指摘されていたが、11月上旬に正式手続きを完了したと発表した。関係者によるとチーム運営への影響はなく、来季も男子・女子ともにワールドツアー参戦を継続する見通しだ。

タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)、UCI個人ランキング5連覇達成

タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツXRG)は、2025年シーズン終了時点でUCI個人ランキングの年間首位を維持し、5年連続で世界ランキング1位を獲得した。モニュメント勝利とツール・ド・フランスでの安定した成績が評価され、圧倒的なポイント差でシーズンを締めくくった。

第4回シンガポールクリテリウム2025、 ジョナサン・ミラン(Lidl Trek)が勝利

11月2日に開催された第4回ツール・ド・フランス・シンガポールクリテリウム2025は、雨天コンディションの中で行われ、ジョナサン・ミラン(Lidl-Trek)が力強いスプリントで優勝した。2位はビニヤム・ギルマイ(Intermarché-Wanty)、3位はヤスパー・フィリプセン(Alpecin-Deceuninck)。チームタイムトライアルは悪天候のため中止となった。

いよいよ11/9(日)に2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム開催

11月9日(日)に「2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が埼玉・さいたま新都心駅周辺で開催されます。国内外のトップライダーが集う市街地クリテリウムレースで、14時30分からのメインレースほか、体験走行やPRブースなど市民参加型イベントも同時開催されます。

MTB/グラベル/シクロクロス関連ニュース

グラベル|UCI Gravel World Series「Dustman(タイ)」男子は沢田時が優勝、2026年世界選手権の出場権を獲得。

タイ・カンチャナブリで開催された UCI Gravel World Series – Dustman において、沢田時(Astemo 宇都宮ブリッツェン)が130 kmの泥濘コースを4時間07分51秒で制し栄冠に輝いた。2位はトビアス・モア・コングスタッド(デンマーク)、3位はリック・ノーブル(オランダ)が続いた。なおこの勝利により、沢田は 2026 UCI Gravel World Championships の出場権を獲得している。

シクロクロス|X2Oトロフェー・ラペンクロス(ロケレン)男子はヨリス・ニウエンハイスが独走V、総合でも首位浮上。

ベルギー・ロケレンで開催された X2O トロフェー ラペンクロス(男子エリート)において、オランダの ヨリス・ニウエンハイス が独走で優勝。2位に マイケル・ヴァントゥーレンハウト、3位に ニールス・ヴァンデプッテ が入り、レース前総合首位だった ティボー・ニース はトラブルで15位に終わり、ニウエンハイスがシリーズ総合首位に浮上した。

シクロクロス|同レース女子はルシンダ・ブランドが今季4勝目、好調を維持。

同じくベルギー・ロケレンで開催された X2Oトロフェー・ラペンクロス 女子エリート戦において、オランダの ルシンダ・ブランド(Baloise Glowi Lions)が単独で勝利を飾り、今季通算5戦中4勝目をマークした。2位にはマリオン・ノルベール=リベロル、3位にはサラ・カーサソラが続いている。

シクロクロス|UEC欧州選手権(ミデルケルケ)が11月8–9日に開幕、Nys/van Empelらの動向に注目。

11月8日・9日にベルギー・ミデルケルケで開幕する UEC欧州シクロクロス選手権2025 は、前年王者の ティバウ・ニウス がタイトル防衛へ意気込みを語る一方、女子王者 フェム・ファン・エンペル が体調不良で欠場を発表し、混戦必至の大会となっている。

メリダが軽量・高速志向の新型グラベルレーサー「MISSION」を発表。

MERIDA(メリダ)が新型グラベルレースバイク『MISSION』を発表しました。ロードバイクに近いジオメトリーと空力設計を採用、最大40 mmのタイヤクリアランスで軽快な走りを実現。カーボンCF4フレームを全モデルに採用し、「あらゆる路面で、速く」を掲げる本格レーサーです。

シティサイクル・ママチャリ・電アシなどのニュース

八王子のドラッグストア「クリエイトエス・ディー」にシェアサイクル「ダイチャリ」を新規導入──芸術祭連携で二次交通を強化。

東京都八王子市のドラッグストア「クリエイトエス・ディー 八王子中野上町店」に、シェアサイクル「ダイチャリ」が新たに導入された。これは「八王子芸術祭2025」に合わせた地域の二次交通整備の一環で、アート作品散策や駅周辺からのアクセス改善を目的としている。

LUUPが座席・カゴ付き特定小型原付「電動シートボード」の横浜体験会を発表──電動アシスト自転車も含む試乗企画。

LUUPは座席とカゴを備えた特定小型原付「電動シートボード」を横浜エリアで試乗体験会として公開すると発表した。提供開始は11月18日予定で、既存の電動キックボードや電動アシスト自転車も併設展示。高齢者や買い物利用など、より実用的な短距離移動手段としての活用を目指す。

来週25年11月9日(日)~11月15日(土)で注目の自転車関連イベント

11月9日(日) ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム(埼玉)─ 市街地周回のメインレース開催。前日イベントを経て本戦実施。

11月9日(日)に開催される『2025 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム』は、埼玉・さいたま新都心駅周辺の市街地コース(1周約3.5km×17周)を14:30〜17:30に競技実施予定。一般参加型体験走行やPRブース、レース生中継も含む一大モビリティイベントとして注目されている。

11月9日(日) ツール・ド・おきなわ 2025(沖縄)─ UCIアジアツアー1.2の国際ロードレースを最終日に実施。市民レースも同週末に開催。

沖縄県北部地域で「第37回ツール・ド・おきなわ2025」国際ロードレース(UCIアジアツアー1.2)を実施。8〜9日は市民レースやロングライドも同時開催。国内外の有力チームが集結する秋の名物戦。

11月9日(日) UEC欧州シクロクロス選手権・ミデルケルケ(ベルギー)─ 大会2日目。ジュニア/U23/エリートの各種目を実施。

ベルギー・ミデルケルケで開催中の「UEC欧州シクロクロス選手権2025」は大会2日目を迎え、ジュニア、U23、エリート各カテゴリーの決勝が行われる。前年王者ティバウ・ニウス(男子U23出身)や女子のルシンダ・ブランドらが出場予定で、悪天候の中での泥レースが予想されている。

11月9日(日) TCDフェス2025(東京・渋谷)─ 学校主催の自転車イベント。フリマ、ワークショップ、BMXショー等を実施。

11月9日(日)開催の『TCDフェス2025』は東京・渋谷区の東京サイクルデザイン専門学校青山校舎にて11時〜16時(最終受付15時30分)で実施。自転車パーツのフリーマーケット、ズイフト体験、パンク修理・ロウ付けワークショップ、ストリートトライアルショーなど多彩なプログラムを展開するイベントです。

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