週刊チャリにゅ~|2025年10月5日〜10月11日の自転車関連ニュースまとめ

チャリにゅ~

2025年10月5日(日)から10月11日(土)までの自転車関連のニュースをまとめました!

  1. 自転車全般のニュース(世界動向を含む)
    1. イスラエル・プレミアテックチーム、ナショナル・アイデンティティを外したリブランディングを発表
    2. SRAM、UCIのギア比制限案“凍結”決定を歓迎、イノベーション重視を主張
    3. UCI、2026年からエアロヘルメット規制を導入へ|安全性と公平性の両立を狙う
    4. 南オーストラリア州、自転車インフラ強化のため2百万ドル投入を発表
  2. 法律・規制・自転車の事件・事故関連ニュース
    1. 静岡・伊東:横断歩道通行の自転車児童が車にはねられ死亡
    2. 千葉・八千代:歩道で自転車同士が接触、転倒児童がトラックにはねられ死亡
    3. 兵庫・明石:自転車接触後に車が走り去るひき逃げ事案
    4. 大阪・福島:左折大型車と自転車が衝突し女性死亡
  3. ロードバイク関連ニュース
    1. ヨーロッパ選手権ロードレース 男子エリート:タデイ・ポガチャルが優勝
    2. ヨーロッパ選手権ロードレース 女子エリート:デミ・フォレリングが優勝
    3. トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌ:タデイ・ポガチャルが独走優勝
    4. グラン・ピエモンテ:イサク・デル・トロが勝利
    5. イル・ロンバルディア2025開催、ポガチャル前人未到の五連覇達成
  4. MTB/グラベル/シクロクロス関連ニュース
    1. WHOOP UCI MTBワールドカップ モン=サンタンヌ戦が開幕
    2. UCIグラベル世界選手権 南リンブルフが直前情報公開
  5. その他(シティサイクル・ママチャリ・電アシなど)
  6. 来週25年10月12日(日)~10月18日(土)の注目イベント予定
    1. パリ〜トゥール(10/12)
    2. ツール・ド・九州 2025 継続ステージ(10/12–10/13)
    3. ジャパンカップ(宇都宮、10/17–10/19)

自転車全般のニュース(世界動向を含む)

イスラエル・プレミアテックチーム、ナショナル・アイデンティティを外したリブランディングを発表

イスラエル・プレミアテックがチーム名とビジュアルを刷新し、国名を前面に出さない新体制を発表しました。政治的中立と国際的スポンサーシップ拡大を目的としたもので、チームカラーも従来の青白基調からグローバル志向のデザインに変更。来季からは「IPT Racing」としてUCI登録を継続し、より国境を越えたチーム運営を目指すとしています。

SRAM、UCIのギア比制限案“凍結”決定を歓迎、イノベーション重視を主張

SRAMは、UCIが検討していたギア比制限の導入を一時凍結した決定を歓迎すると発表しました。同社は「技術革新と安全性は対立しない」と強調し、制限よりも透明なルール策定とオープンな議論を求めています。電動化やワイドレンジ化が進む現代ロードバイクの技術発展を守る姿勢を明確に示しました。

UCI、2026年からエアロヘルメット規制を導入へ|安全性と公平性の両立を狙う

UCIは9月下旬に発表した新ルールで、2026年1月からエアロヘルメットの使用基準を厳格化すると発表しました。耳を覆う構造や統合型バイザーを禁止し、通気性と視界確保を義務化。選手の安全性とレースの公平性を確保することが目的です。新規格はマススタートとTT用で分けて適用される見通しです。

南オーストラリア州、自転車インフラ強化のため2百万ドル投入を発表

オーストラリア・南オーストラリア州政府は、自転車インフラ整備に約200万ドルを投資すると発表しました。通勤・通学向けの安全ルート拡充や郊外エリアでのサイクル道新設を目的とし、地域経済と観光促進の両立を図る方針です。環境負荷低減と健康増進を兼ねた交通政策として注目を集めています。

法律・規制・自転車の事件・事故関連ニュース

静岡・伊東:横断歩道通行の自転車児童が車にはねられ死亡

10月5日午後、静岡県伊東市で横断歩道を自転車で渡っていた小学6年生の男児が乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認されました。現場は信号機のない交差点で、男児は家族と帰宅途中だったとされています。警察は車を運転していた男性から事情を聴き、過失運転致死の疑いも含めて事故原因を調べています。

千葉・八千代:歩道で自転車同士が接触、転倒児童がトラックにはねられ死亡

10月8日午前、千葉県八千代市の国道沿い歩道で、自転車同士が接触し転倒した小学4年生の女児が、直後に走行してきた大型トラックにはねられ死亡しました。女児は通学途中で、現場は見通しの良い直線道路でした。警察は接触した自転車の運転者やトラック運転手から事情を聴き、事故の経緯と安全確認の状況を調べています。

兵庫・明石:自転車接触後に車が走り去るひき逃げ事案

10月10日夜、兵庫県明石市内の県道で、自転車に乗っていた男性が後方から来た車と接触し転倒、軽傷を負いました。車はそのまま走り去り、警察はひき逃げ事件として捜査を開始しました。現場付近の防犯カメラ映像を解析しており、車両の特定を急いでいます。市内では同様の接触事故が相次いでおり、警察は注意を呼びかけています。

大阪・福島:左折大型車と自転車が衝突し女性死亡

10月11日午前、大阪市福島区の交差点で、左折中の大型トラックと自転車が衝突し、自転車に乗っていた30代の女性が死亡しました。現場は信号のある交差点で、女性は通勤途中だったとみられます。トラック運転手はその場で逮捕され、警察は安全確認を怠った可能性があるとして、過失運転致死の疑いで詳しく調べています。

ロードバイク関連ニュース

ヨーロッパ選手権ロードレース 男子エリート:タデイ・ポガチャルが優勝

10月5日にベルギー・ルーヴェンで開催されたヨーロッパ選手権男子エリートロードレースで、スロベニアのタデイ・ポガチャル選手が独走優勝を果たしました。2位はベルギーのレムコ・エヴェネプール選手、3位はアイルランドのベン・ヒーリー選手。ポガチャル選手は終盤の登坂で一気に抜け出し、圧倒的な力で欧州王者の座をつかみました。

ヨーロッパ選手権ロードレース 女子エリート:デミ・フォレリングが優勝

ヨーロッパ選手権女子エリートロードレースがベルギーで開催され、オランダのデミ・フォレリング選手が単独逃げ切りで優勝しました。終盤の登坂区間で集団を突き放し、後続との差を広げたままフィニッシュ。2位には同じくオランダのアンナ・ファン・デル・ブレッゲン選手、3位にはフランスのジュリエット・ラボス選手が入り、オランダ勢の強さが際立つ結果となりました。

トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌ:タデイ・ポガチャルが独走優勝

10月7日にイタリアで開催されたクラシックレース「トレ・ヴァッリ・ヴァレスィネ」で、スロベニアのタデイ・ポガチャル選手(UAEチーム・エミレーツ)が終盤の登坂でアタックし、独走で優勝しました。ポガチャル選手は週末のイル・ロンバルディアへ弾みをつけました。

グラン・ピエモンテ:イサク・デル・トロが勝利

10月9日にイタリアで行われたワンデイレース「グラン・ピエモンテ」で、UAEチーム・エミレーツの若手イサク・デル・トロ選手(メキシコ)がプロ初勝利を挙げました。残り5キロでのアタックを決め、独走でフィニッシュ。ポガチャル不在の中で、チームの勢いを示す結果となりました。

イル・ロンバルディア2025開催、ポガチャル前人未到の五連覇達成

10月11日(土)にイタリアでおこなわれたモニュメント「イル・ロンバルディア2025」でタディ・ポガチャル選手(スロベニア)が前人未到の五連覇を達成しました。

MTB/グラベル/シクロクロス関連ニュース

WHOOP UCI MTBワールドカップ モン=サンタンヌ戦が開幕

10月9日、カナダ・ケベック州モン=サンタンヌでWHOOP UCI MTBワールドカップが開幕しました。クロスカントリーとダウンヒルの両種目が実施され、シリーズ最終戦として世界のトップライダーが集結。地元カナダ勢の活躍にも注目が集まりました。大会は週末まで開催され、年間チャンピオン争いの行方を決める重要な一戦となりました。

UCIグラベル世界選手権 南リンブルフが直前情報公開

10月11日〜12日にオランダ南リンブルフで開催されるUCIグラベル世界選手権の直前情報が公開されました。男子はロマン・バルデ選手、女子はマリアンヌ・フォス選手やロレーナ・ウィーベス選手が出場予定。前年王者のマチュー・ファンデルプール選手は欠場となり、レース展開の行方に注目が集まっています。

その他(シティサイクル・ママチャリ・電アシなど)

今週は該当のニュースは特にありません。

来週25年10月12日(日)~10月18日(土)の注目イベント予定

パリ〜トゥール(10/12)

10月12日にフランスで開催されるワンデイレース「パリ〜トゥール」は、平坦基調ながら終盤に未舗装区間が連続する“クラシックの秋締めくくり”として知られています。2025年大会ではスプリンターとクラシック系選手の混戦が予想され、また悪天候が予報されており、サバイバルな展開が注目されています。

ツール・ド・九州 2025 継続ステージ(10/12–10/13)

10月12日から13日にかけて「ツール・ド・九州2025」の本戦ステージが続行されます。初日の福岡ステージに続き、熊本・大分を舞台に各地の名所を巡る全3ステージ構成。国内外から参加するUCIコンチネンタルチームが九州の秋景色の中で熱戦を展開します。地域振興と観光促進を目的とした大会として定着し、今年も沿道には多くの観客が集まる見込みです。

ジャパンカップ(宇都宮、10/17–10/19)

10月17日から19日にかけて栃木県宇都宮市で「ジャパンカップ2025」が開催されます。アジア最大級のUCIプロシリーズ戦として、世界トップチームが来日予定。初日のクリテリウム、2日目のオープンイベントを経て、最終日の本戦ロードレースでは古賀志林道を含む周回コースで熱戦が繰り広げられます。地域密着型の大会として国内外のファンが注目しています。

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