【2025年版】ロードバイク格付けランキング【Tier B】

格付けTier表

ロードバイクTier格付けのBランクは、“ギリでドヤれる…かな”の現実&実力主義ゾーン。

ENVE、BH、Lapierre、Scott、CUBE、CHAPTER2、FELTなど、中堅・新興の実力派が並び、試乗すれば素直に速く、所有すれば被りにくい。

だが名刺力と話題性は一歩足りず、ライドでは「いいね!」止まりで購入候補から外れがち。王道を外し個性で勝負したい人にだけ微笑む、“見つけたらラッキー”枠である。

ロードバイク格付けTier Bランクの立ち位置

Bランクは「中堅・新興ブランド」の実力派メーカーたち。
格付け的には「ギリでドヤれる…かなぁ」ってところ。

ENVEやBH、Lapierre、Scott、CUBE、CHAPTER2、FELTといったメーカーは、性能やレース実績の面では十分に優秀で、実際に試乗すれば「おっ、走るな」と思わせる力を持っています。

ただしブランド力やステータス性ではS〜Aランクに及ばず、知名度や話題性が足りないのも事実。

そのためグループライドで見かければ「いいね!」と注目される一方、結局、自分が購入する候補からは外れてしまうことも多いのがBランクの宿命です。

Tier総合 第20位 エンヴィ(ENVE)

エンヴィ(ENVE)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性5pt
実績2pt
ブランド人気6pt
希少性7pt
羨望性6pt
合計26/50pt

エンヴィ(ENVE)のメーカー・ブランド解説

評価はステータス性5実績2ブランド人気6希少性7羨望性6合計26点
アメリカの新興メーカー、エンヴィ。

ENVEといえばホイール界の頂点。ホイール界隈では人気・実力ともにトップクラスの超高級ブランド。ホイール1本で車が買えそうな価格帯のLightweightや、波状リムのホイールを初めて作った高級ブランドとして知られるZIPPと共に、もはやホイール界隈のアイコンのひとつ。

ところがロードフレーム(Custom Road)となると話は別。高級すぎて誰も手が出ず、実績もゼロに近いフレームデザインもシンプルすぎて、ホイールではビンビンに感じさせる強者独特のオーラも感じない

初心者RBO(ロードバイクおぢ)に「ENVE?」と聞かれたら、「ホイール界の高級ブランドっす」と返すしかない。そこに「フレームもあるよ」と付け足しても、返ってくるのは「へぇ〜」で終了。一般人に至っては「エンヴィ?ハガレン?」とマンガの話に飛ばされて会話崩壊するのがいつもの流れ。

フレームは完全カスタムで200万円クラス。ENVEのフレームを買うってことは、ぶっちゃけ「ZIPPがフレーム作るの想像してみ?買うか?」って話。

ホイールでは最強、でもフレームは“未知数枠”。チャリカス的には「脚力<<<資金力」なセレブの象徴。見かけるとラッキー枠ではあるけど、実際に買う人はほぼいない。でも今後が気になるのは間違いない。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第1位 ENVE(エンヴィ)

Tier総合 同率20位 ビーエイチ(BH)

ビーエイチ(BH)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性5pt
実績6pt
ブランド人気4pt
希少性6pt
羨望性5pt
合計26/50pt

ビーエイチ(BH)のメーカー・ブランド解説

スペイン最大手メーカーBH。三大グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャでも馴染み深いけれど、日本での知名度は低い

評価はステータス性5実績6ブランド人気4希少性6羨望性5合計26点

ブエルタでの活躍歴もある実力派なのに、日本では知名度が低すぎて「どこで売ってるの?」と聞かれることがまず最初の関門。

実際は大手ショップでも置いてる店舗が限られ、在庫も少ないので「探してる間にTREK買っちゃった」という人も多い。

さらに同じスペインのオルベアと比較されがちで、「どうせ買うならオルベアの方がまだ見かけるし…」という理由で選ばれないのも悲しいところ。

フレーム性能はUltralightを筆頭に十分戦えるレベルなのに、日本のグループライドではBH乗りに出会うこと自体が激レア。

チャリカス的には「オルベアにすら負ける知名度の影薄枠」。スペインでは英雄、でも日本では“売ってる場所が分からない謎ブランド”として扱われがちなのがBHの宿命だ。

Tier総合 同率20位 ラピエール(Lapierre)

ラピエール(Lapierre)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性5pt
実績6pt
ブランド人気4pt
希少性6pt
羨望性5pt
合計26/50pt

ラピエール(Lapierre)のメーカー・ブランド解説

フランスの中堅メーカーLapierre。

評価はステータス性5実績6ブランド人気4希少性6羨望性5合計26点

いまでもFDJを始めUCI World Teamなどへバイク供給してるのに日本では話題性が弱い。という悲しきメーカー。

ただフレーム形状、特にシートチューブの形状が独特。実際とても綺麗で美しく、イケメン、美人ならほんと様になる。ほんとイケメン、美人なら(強調)

つまり、バイク単体ではそこまで強いインパクトを持たないものの、乗り手のルックスや雰囲気によって急激に輝き出すブランド。それがラピエールである。

日本ではフランス通ぶりたい人の影薄枠、ドヤりきれない残念メーカーの筆頭。チャリカス的には「バイクの良さよりも乗り手次第」という、ある意味で最も過酷な試練を課すブランド。

そしてチャリカス的に言えば「お前ラピエール?あぁ…顔採用ね」と即座にツッコまれる宿命。乗り手が冴えないとただの“FDJオタク痛チャリ”化する危険性も高い。

逆に顔面偏差値が高いと「モデルの撮影か!?」とカフェ前でざわつかれる超ドM仕様のブランドでもある。つまりラピエールはスペシャ同様、“顔面Tier”と連動するロードバイクだ。

Tier総合 同率20位 スコット(SCOTT)

スコット(SCOTT)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性5pt
実績6pt
ブランド人気5pt
希少性5pt
羨望性5pt
合計26/50pt

スコット(SCOTT)のメーカー・ブランド解説

スイス生まれ、今は韓国企業傘下のSCOTT。

評価はステータス性5実績6ブランド人気5希少性5羨望性5合計26点

実績は十分あるのに、日本では「弱泉くんw」でネタ化されがち。悲しい。

フレームはトップチューブ長め、ヘッドチューブ短めでプロ仕様寄り。つまり素人が買うとポジション崩壊必至。ステム長すぎおぢ、サドル高すぎおぢを大量生産してきた罪深いブランド

Addictは山専おぢ、Foilは空力ドヤおぢ、だがどちらもフォームが崩れてて逆に風を受けまくるのが様式美。

完成車スペックも上位コンポに鉄下駄ホイールという罠付き。チャリカス的には「ポジション迷子メーカー」。性能は一流、でも扱いきれない人が多い。結局「MTBでは神、ロードでは悪くはないんだけれど…」というポジションが続いている。

そしてチャリカス的あるあるは、スコット乗り=無駄にシートピラーを限界まで出して「見て見て俺プロ仕様!」とドヤるが、実際は膝が伸び切ってケイデンス死亡という悲劇。

さらに、完成車の鉄下駄ホイールをそのまま履き続けて「脚が鍛えられるから(震え声)」と強がるのも定番ムーブ。SCOTTはまさに“フォーム事故と機材言い訳で笑いを生むブランド”だ。

関連リンク:2025年ホイールブランド格付け総合 第42位 syncros(シンクロス)

Tier総合 第24位 キューブ(CUBE)

キューブ(CUBE)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性4pt
実績6pt
ブランド人気3pt
希少性7pt
羨望性5pt
合計25/50pt

キューブ(CUBE)のメーカー・ブランド解説

ドイツの大手自転車メーカーCUBE。

評価はステータス性4実績6ブランド人気3希少性7羨望性5で合計25点。

実績も企業規模も大きく、バイク性能も高いのに、常にCANYONと比較されてしまう可哀想な存在。

日本では「キューブ?日産?」とボケられるのが定番。

ロゴもシンプルで、バイク自体の見た目もスッキリかっこいい。完成度は高いのに、なぜかブランドとしての存在感だけが薄い

CANYONが直販で「最先端!」と叫ぶ一方、CUBEは昔ながらの販売網を大事にしている。が、日本では取り扱いが少なすぎて「そもそもどこで買えるの?」から始まるのが定番。結局「地味というよりレアすぎる」という、ネタなのかメリットなのかよく分からないポジションに落ち着いてしまう。

完成車スペックは優秀でコスパも高いのにローディーからは「でもCUBEでしょ?」一般人からは「どこのメーカー?」で話が終わる。

チャリカス的には「キャニオンになれなかった男」。被らないからラッキーなんだけど、羨望の眼差しを集めることはない。結局「通ぶりたいが微妙にドヤれない枠」に落ち着く。

さらにチャリカス的あるあるは、CUBE乗りが「欧州じゃ大人気だから!」と必死にプレゼンするけど、周囲は無表情で「そうなんだ。」と答えられる悲劇。

結果、CUBEは走るたびに宣伝マンを量産するブランドに。ネタ度は高いが、会話での消耗も高い、まさに“空回り系ローディ製造機”だ。

Tier総合 同率24位 チャプターツー(CHAPTER2)

チャプターツー(CHAPTER2)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性4pt
実績5pt
ブランド人気4pt
希少性7pt
羨望性5pt
合計25/50pt

チャプターツー(CHAPTER2)のメーカー・ブランド解説

ニュージーランド発の新興直販ブランド。メジャーブランドに飽きた人が次に選びがちなクセスゴなメーカー。

評価はステータス性4実績5ブランド人気4希少性7羨望性5合計25点

ニュージーランド発、直販、フレーム売りのみ、カラーが異常にオシャレと、ほんとにクセしかない。それで価格帯はピナレロやコルナゴ並み。「えぇ!?お前それに100万!?」って声も。

とにかくデザインがモダンで、インスタ映えも抜群だけれど、現実は女子どころか他のローディーからもスルーされがち

ちなみに創業者のひとりカーン・リムの父親もかつてニール・プライドというブランド名でウインドサーフィン用品やロードバイク事業をおこなっており(※ニール・プライドの自転車は今でも極稀に見かけたりする)、カーン氏にとって「父から受け継いだ自転車づくりの血」を新しい形で世に出すのが第二章(=CHAPTER2)という名前にしたらしい。

こんな乗らない人にはどうでもいいブランドストーリーを永遠と聞かせたがるのも、CHAPTER2乗りの悪いクセだ。

Tier総合 同率24位 フェルト(FELT)

フェルト(FELT)の2025年Tier格付け評価

項目点数
ステータス性4pt
実績5pt
ブランド人気4pt
希少性7pt
羨望性5pt
合計25/50pt

フェルト(FELT)のメーカー・ブランド解説

アメリカ西海岸発祥、今は台湾企業傘下のFELT。

評価はステータス性5実績5ブランド人気5希少性5羨望性5合計25点

一時期、ドイツのDERBY CYCLE傘下になっていた時期があったので、今でも「ドイツメーカー?」と誤解されがち

ショップ取り扱いは多いのに、グループライドでほぼ見かけない“売れてるのか売れてないのか謎枠”。TTバイクやトライアスロンでは有名で、ロードのARやFRも性能は優秀で、ぶっ太いダウンチューブは存在感も抜群。

ただ結局「トライアスロンならね…」として認識されてしまう悲しき存在。

また知名度は多少高くなっているものの、ブランド力はイマイチ。チャリカス的には「ロードも実力派なのに地味」。コスパは悪くなく、剛性も高めでレースでも使えるのに、なぜか買う人が少ない。

FELTの残念な点としてころころデザインが変わるロゴの野暮ったさがある。特に昔の縁取りロゴのダサさは…。現行モデルに比べると一気に“型落ち感”が出てしまい、見た瞬間に「うわ、2010年代前半の完成車感w」とネタにされがち。

実際、現在FELTに乗ってるローディーを目撃しても、大抵、昔のロゴのモデルだったりする。

実際は走れるフレームでも、ロゴのせいで一発で“ダサい”と評価されるのは不遇。今のロゴはカッコいいのに…。

チャリカス界隈では「脚よりもロゴで時代を語られる」珍しいブランドでもある。

Bランクメーカーの特徴と魅力

Bランクメーカーの最大の魅力は「人と被らない個性」と「実力のわりに過小評価されがちな点」。

ENVEの超高級カスタム路線やLapierreの美形フレーム、Scottのプロ仕様ジオメトリ、CHAPTER2のモダンデザインなど、光る要素は豊富です。

実際に乗れば性能は間違いなく、むしろ尖った特徴を持つモデルも多い。

ただしブランド力が弱いために「良いのに選ばれない」悲しみを背負いがち。チャリカス的には“通好み”“被らない優越感”を味わえる一方、最終的には「やっぱり無難に大手で…」と流されやすい、不思議な魅力があるランクです。

まとめ|2025年に「見かけたらラッキー感」で光るBランクメーカーたち

Bランクのロードバイクメーカーは、一言でいえば「買う人を選ぶブランド群」です。

性能や実績は十分で、むしろ尖った特徴を持つモデルが多いのに、ブランド力や知名度で大手に及ばないため、どうしても購入候補から外れがちです。

しかし裏を返せば、人と被らない希少性や「分かる人だけ分かる」満足感は抜群。ENVEの超高級カスタム、Lapierreのフレンチ美形、Scottのプロ仕様、CHAPTER2のデザインなど、どれも強烈な個性を放っています。

大手ブランドの安心感リセールバリューを取るなら選ばれにくい一方で、あえてBランクを選ぶことは“通好み”であり、自分だけの一台に出会う最短ルートでもあります。

王道から外れてこそ味わえる満足感──それが2025年版Bランクの本当の魅力です。

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