Tier Eは、いわば「知名度が低すぎて話題にすら上らない存在」です。性能や価格が極端に悪いわけではなく、むしろ堅実さやコスパを理由に選ばれることもあります。しかしブランド名を口にしても、周囲から「どこそれ?」と返されることが多く、カフェでドヤ顔できるどころか説明から始めなければならないのが実情です。
完成車に付属していたり、一部マニアが使っていたりと、利用シーンは確かに存在しますが、単体で強い存在感を放つことはありません。ロードバイク界隈においては、空気のように見過ごされがちなリアルな層ともいえます。
- ロードバイクのホイール格付けTier Eランクの立ち位置
- ホイール格付け総合 第39位 FARSPORTS(ファースポーツ)
- ホイール格付け総合 第40位 tune(チューン)
- ホイール格付け総合 第41位 TNI(ティーエヌアイ)
- ホイール格付け総合 第42位 syncros(シンクロス)
- ホイール格付け総合 第43位 OVAL CONCEPTS(オーバルコンセプツ)
- ホイール格付け総合 同率43位 REPARTO CORSE(レパルトコルセ)
- ホイール格付け総合 第45位 ELVES OROME(エルブス オロメ)
- ホイール格付け総合 同率45位 S1NEO GRAAL(エスワンネオグラール)
- ホイール格付け総合 第47位 Prime(プライム)
- ホイール格付けTier Eランクの特徴と魅力
- まとめ|知名度は低いが使い道はあるTier E
ロードバイクのホイール格付けTier Eランクの立ち位置
Tier Eランクは、ロードバイク界隈で「名前は聞いたことがあっても、強い印象を残さない」ブランドが集まる層です。格付けとしては「全然ドヤれない」という位置。
知名度が低すぎて話題に上がりにくく、登場しても盛り上がりどころがないのが実情です。プロチームやハイエンドユーザーの採用例もほとんどなく、レースやショップの会話の中では空気のように扱われます。完成車の付属品や一部マニアの選択肢として存在するものの、それ自体がブランドとして脚光を浴びることは少ないのが現状です。派手さや羨望性とは無縁で、むしろ「通好みというより単に目立たない」位置づけにあるのが、このTier Eの特徴です。
ホイール格付け総合 第39位 FARSPORTS(ファースポーツ)


FARSPORTS(ファースポーツ)2025年の格付け評価 18pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 4pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 5pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 18/50pt |
FARSPORTS(ファースポーツ)のブランド/メーカー解説
FARSPORTS(ファースポーツ)は、中国を拠点とするカーボンホイール専門ブランドです。2008年に設立されて以来、自社工場での製造体制を強みに、軽量でコストパフォーマンスに優れた製品を数多く展開してきました。UCI認証を取得したモデルも揃えており、プロ・アマ問わず幅広いサイクリストから一定の支持を集めています。
製品の特徴は、エアロ形状のカーボンリムや、チューブレス対応モデルなど最新の規格を取り入れつつ、重量を徹底的に抑えている点です。リムハイトのバリエーションも豊富で、25mm程度の軽量クライミング用から、ディープリムのエアロ志向モデルまでラインアップしています。ハブも自社設計のカーボンハブを採用するなど、価格以上のスペックを提供しているのが魅力です。
価格帯は比較的手に取りやすく、完成品ホイールセットでおおよそ 12万円〜20万円台 が中心となります。中には超軽量モデルやカスタム仕様で 25万円前後 まで上がるものもありますが、欧米ブランドに比べると全体的にリーズナブルな設定です。通販サイトや国内代理店経由で購入可能で、スペアパーツやアフターサービスのサポートも徐々に整備されてきています。
FARSPORTSは、「軽量・高性能を比較的手頃な価格で」というコンセプトを実直に形にしているブランドであり、実走性能を重視するライダーにとって検討に値する存在です。
ホイール格付け総合 第40位 tune(チューン)


tune(チューン)2025年の格付け評価 17pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 4pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 5pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 17/50pt |
tune(チューン)のブランド/メーカー解説
tune(チューン)は、ドイツ南部のブラックフォレスト地方に拠点を構える軽量パーツブランドです。1989年の創業以来、「とにかく軽さを追求する」という明確なコンセプトのもと、ホイールをはじめステムやシートポスト、クイックリリースなど幅広いコンポーネントを自社開発しています。精密加工技術に優れ、アルミやカーボン素材を駆使した独創的なデザインは、職人気質あふれるドイツブランドらしさを色濃く示しています。
ホイールに関しては、特にハブやスポーク配置に独自の工夫を凝らしており、重量と剛性のバランスを細かく調整しています。ロゴやカラーリングにも遊び心があり、ブラックを基調にブルーやレッドといった鮮やかな差し色を採用したモデルは、見た目でも強い個性を放ちます。
価格帯は、カーボンホイールセットで 25万円〜40万円前後 が中心です。アルミリム仕様や軽量パーツ構成のものでは 20万円前後 から選べますが、超軽量モデルや限定仕様では 50万円近い価格 になるケースもあります。軽量化や独自性に価値を見いだすライダーにとっては、十分検討に値するレンジといえるでしょう。
tuneは「軽量化を極める」という明確な理念を体現したブランドであり、細部までこだわり抜かれた設計と仕上げを通じて、個性的な魅力を放ち続けています。
ホイール格付け総合 第41位 TNI(ティーエヌアイ)

TNI(ティーエヌアイ)2025年の格付け評価 16pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 5pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 16/50pt |
TNI(ティーエヌアイ)のブランド/メーカー解説
TNI(ティーエヌアイ)は、日本の輸入代理店「トライスポーツ」が展開するオリジナルブランドです。名前の由来は「Try New Ideas」で、その言葉通り、サイクリストのニーズに合わせた実用的かつ手に取りやすい製品を幅広く展開しています。ホイールだけでなく、ステムやハンドル、ボトルケージ、工具などのアクセサリー類までラインアップしており、総合的なバイクパーツブランドとして知られています。
ホイールに関しては、軽量なアルミリムモデルからディープリムカーボンまで揃えており、特にコストパフォーマンスに優れた設計が特徴です。リムハイトやブレーキ方式(リム/ディスク)などのバリエーションも多く、エントリー層から中級者まで幅広いライダーが選びやすい仕様になっています。アフターパーツやサポート体制が日本国内で整っている点も安心材料のひとつです。
価格帯は、アルミホイールで 4万円〜8万円前後、カーボンホイールでは 10万円〜18万円前後 が主流です。上位の軽量モデルや最新規格対応のホイールでも 20万円前後 に収まるケースが多く、海外ブランドに比べて導入しやすい価格設定となっています。初めてカーボンホイールに挑戦したいライダーや、コストを抑えて機材をアップグレードしたい人にとって魅力的な選択肢となっています。
TNIは、日本発のブランドとして「実用性と手の届きやすさ」を両立させ、ホイールを含む多彩なアイテムでサイクリストの幅広いニーズに応えています。
ホイール格付け総合 第42位 syncros(シンクロス)


syncros(シンクロス)2025年の格付け評価 15pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 3pt |
ブランド人気 | 4pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 15/50pt |
syncros(シンクロス)のブランド/メーカー解説
Syncros(シンクロス)は、1986年にカナダで誕生した自転車パーツブランドで、現在はスイスの大手バイクメーカー Scott Sports(スコット) の傘下で展開されています。ハンドルやステム、サドルなど幅広いパーツを手掛け、Scottの完成車に純正パーツとして標準装備されることが多いのが大きな特徴です。特にエアロロードやMTBのハイエンドモデルでは、フレームと完全に統合された専用設計のパーツをSyncrosが担当しており、バイク全体の一体感と性能向上に貢献しています。
ホイールについても、カーボン・アルミ両方のラインアップを持ち、ロードからグラベル、MTBまで幅広いジャンルをカバーしています。ディスクブレーキ対応の比率が高く、最新の規格に適応したモデルを展開している点も特徴です。また、カーボン成型技術を活かした軽量かつ高剛性なホイールは、Scottの完成車と組み合わせることでデザインと機能の両面で統一感を発揮します。
価格帯はアルミホイールで 6万円〜10万円前後、カーボンホイールで 15万円〜30万円前後 が主流です。ハイエンドモデルでは 40万円近い価格 に達することもあり、グレードごとに幅広い選択肢が用意されています。完成車に付属するケースが多い一方で、単品購入によるアップグレードも可能です。
Syncrosは、Scottのバイクと深く結びついた純正パーツブランドでありながら、独自の技術とデザイン性を持ち合わせ、幅広いライダーのニーズに応える存在として位置づけられています。
関連リンク:2025年ロードバイクTier総合 同率20位 スコット(SCOTT)
ホイール格付け総合 第43位 OVAL CONCEPTS(オーバルコンセプツ)

OVAL CONCEPTS(オーバルコンセプツ)2025年の格付け評価 14pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 4pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 14/50pt |
OVAL CONCEPTS(オーバルコンセプツ)のブランド/メーカー解説
OVAL CONCEPTS(オーバルコンセプツ)は、1990年代にアメリカで誕生した自転車パーツブランドです。空力性能を意識したハンドルバーやDHバーなどで知られ、特にトライアスロンやタイムトライアルの分野で一定の存在感を示してきました。その後、米国の Advanced Sports, Inc.(ASI) に買収され、同グループ傘下の Fuji や Kestrel といった完成車ブランドに組み込まれる形で展開されるようになりました。現在も独立した新製品展開は少なくなっていますが、Fujiの完成車用パーツブランドとして残っています。
ホイールについては、アルミリムからカーボンリムまで幅広く手がけており、リムハイトのバリエーションも多様です。特にロードバイクやトライアスロン向けのエアロホイールが中心で、エントリーモデルから中級グレードまで幅広い仕様がラインアップされてきました。
価格帯は比較的導入しやすく、アルミホイールで 5万円〜8万円前後、カーボンホイールでは 12万円〜20万円前後 が中心です。上位のカーボンディープリムモデルでは 25万円前後 に達するケースもあり、完成車付属品としてだけでなく、単品購入でのアップグレードにも対応してきました。
現状については、ブランド自体は存続していますが独立展開は縮小傾向にあり、主にFujiの完成車に付属する純正パーツとして利用されるケースが多いです。日本国内では、過去に代理店経由で流通していた実績があり、現在も中古市場や一部店舗の在庫販売で入手することは可能です。ただし、最新モデルの積極的な輸入や広範な単品流通はほとんど見られず、国内で新品を探すのは難しくなっています。
OVAL CONCEPTSは、今もなおFujiを中心とする完成車に組み込まれる形で息づいているブランドであり、流通経路や展開規模は限られるものの、一定の存在感を持ち続けています。
関連リンク:2025年ロードバイクTier総合 同率47位 フジ(FUJI)
ホイール格付け総合 同率43位 REPARTO CORSE(レパルトコルセ)


REPARTO CORSE(レパルトコルセ)2025年の格付け評価 14pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 2pt |
ブランド人気 | 4pt |
希少性 | 2pt |
羨望性 | 3pt |
合計 | 14/50pt |
REPARTO CORSE(レパルトコルセ)のブランド/メーカー解説
REPARTO CORSE(レパルトコルセ)は、イタリアの名門ブランド Bianchi(ビアンキ) が展開する純正パーツ部門です。「Reparto Corse」とはイタリア語で「レーシング部門」を意味し、Bianchiの完成車に最適化された設計を持つコンポーネント群として、ホイールやハンドル、シートポストなどをラインアップしています。フレームと同じデザイン言語で統一されるため、完成車における一体感やブランド性の高さが特徴です。
ホイールは、アルミリムのエントリーモデルからカーボンディープリムのハイグレード仕様まで幅広く展開されてきました。ディスクブレーキ対応のモデルも揃っており、最新のBianchi完成車に合わせて順次アップデートされています。特にBianchiの代表的なロードバイクであるOltreやSpecialissimaなどの上位グレードに、純正ホイールとして組み合わせられるケースもあります。
価格帯は、アルミホイールで 5万円〜10万円前後、カーボンホイールで 15万円〜25万円前後 が中心となります。ハイエンドのフルカーボンモデルでは 30万円前後 に達するものもあり、完成車の価格帯に応じて自然にグレードが選ばれる仕組みになっています。
REPARTO CORSEは、単なる付属品ではなく「Bianchiの世界観を完成させるパーツブランド」として位置づけられており、機能性だけでなくデザイン面でも統一感を重視するライダーにとって価値ある存在となっています。
関連リンク:2025年ロードバイクTier総合 第16位 ビアンキ(Bianchi)
ホイール格付け総合 第45位 ELVES OROME(エルブス オロメ)


ELVES OROME(エルブスオロメ)2025年の格付け評価 12pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 12/50pt |
ELVES OROME(エルブス オロメ)のブランド/メーカー解説
ELVES OROME(エルブス オロメ)は、中国・深圳を拠点とするカーボンフレームメーカー ELVES が展開するホイールブランドです。フレームと同様に、自社工場で設計から製造までを一貫して行う体制を整えており、近年は世界中のアマチュアレーサーやホビーユーザーの間で徐々に認知度を高めています。ブランド名の「OROME」は、ELVESのパーツ部門に付けられた名称で、特にカーボンホイールを中心に展開されています。
ホイールの特徴は、エアロ形状のディープリムから軽量クライミングモデルまで幅広いバリエーションを用意している点です。リムハイトは30mm台から60mm台まで揃い、チューブレス対応やディスクブレーキ専用設計といった最新の規格にも対応しています。デザイン面では、フレームと同系統のモダンなロゴや仕上げが施され、バイク全体の統一感を重視するライダーに好まれています。
価格帯は比較的導入しやすく、カーボンホイールセットで 10万円〜15万円前後 が中心です。ハイエンド仕様のエアロディープリムや軽量モデルでは 18万円〜20万円前後 に達することもありますが、欧米ブランドの同等スペックと比べると手頃な水準に収まっています。通販を通じて直接購入できるほか、一部国内ショップでも取り扱いが広がりつつあります。
ELVES OROMEは、カーボンフレームと同様に「自社一貫生産によるコストパフォーマンス」を強みにした新興ブランドであり、ホイール単体としても独自の存在感を放ち始めています。
関連リンク:2025年ロードバイクTier総合 同率49位 エルブス(ELVES)
ホイール格付け総合 同率45位 S1NEO GRAAL(エスワンネオグラール)


S1NEO GRAAL(エスワンネオグラール)2025年の格付け評価 12pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 3pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 12/50pt |
S1NEO GRAAL(エスワンネオグラール)のブランド/メーカー解説
S1NEO GRAAL(エスワンネオ グラール)は、フランスのハンドメイドホイールブランド S1NEO が展開する上位ラインのひとつです。GRAALは特に軽量性と個性を重視したシリーズとして開発されており、少量生産ならではの丁寧な組み立てと、細部までこだわった設計が特徴です。フランス国内で設計・製造が行われる点もブランドのアイデンティティとなっており、量産ブランドにはない独自の立ち位置を確立しています。
ホイールのラインアップは、リムハイトの異なるカーボンモデルが中心で、ディスクブレーキ専用設計の最新規格にも対応しています。軽量クライミング志向のモデルから、ディープリムによるエアロ重視のモデルまで揃っており、ハンドメイドらしいバランス感覚が光ります。また、リムやスポークの仕上げ、ハブの組み合わせまでオーダーできるカスタマイズ性の高さも特徴で、ユーザーのスタイルに合わせた一本を作り上げることが可能です。
価格帯はカーボンホイールセットで 20万円〜30万円前後 が中心です。仕様やカスタム内容によっては 35万円以上 に達する場合もあり、量産ブランドに比べてやや高めの水準ですが、ハンドメイドと少量生産による品質や希少性を考えれば納得感のある設定です。日本国内での流通は限られていますが、専門ショップや輸入代理店を通じて入手可能で、個性的なホイールを求めるライダーに選ばれています。
S1NEO GRAALは、クラフトマンシップを前面に押し出したブランドであり、工業製品的な大量生産では得られない特別感と高い完成度を兼ね備えています。
関連リンク:2025年ロードバイクTier総合 同率29位 エスワンネオ(S1NEO)
ホイール格付け総合 第47位 Prime(プライム)


Prime(プライム)2025年の格付け評価 11pt/50pt
項目 | 点数 |
ステータス性 | 2pt |
実績 | 1pt |
ブランド人気 | 3pt |
希少性 | 3pt |
羨望性 | 2pt |
合計 | 11/50pt |
Prime(プライム)のブランド/メーカー解説
Prime(プライム)は、イギリス発祥の大手オンラインショップ Wiggle/CRC(Chain Reaction Cycles) が展開するプライベートブランドです。ユーザーに手が届きやすい価格帯で、最新の規格を取り入れたホイールやパーツを幅広く提供してきました。設計は英国で行われ、中国を中心とした工場で生産される体制を採用しており、大規模な販売網を活かしてコストパフォーマンスに優れた製品を供給しています。
ホイールは、ロード、グラベル、トライアスロン向けまで幅広く展開され、リムブレーキ対応モデルからディスクブレーキ専用のチューブレス対応モデルまで揃っています。カーボンリムとアルミリムの両方をラインアップしており、深いリムハイトのエアロモデルや軽量なクライミング向けモデルなど、選択肢の多さも特徴です。また、同ブランドのハンドルやシートポストなどと組み合わせて使うことで、統一感を持たせることもできます。
価格帯は非常に手に取りやすく、アルミホイールで 3万円〜6万円前後、カーボンホイールでは 8万円〜15万円前後 が中心となっています。最上位グレードのディープリムやエアロ志向のモデルでも 18万円前後 に収まることが多く、初めてのカーボンホイール導入にも適した価格設定です。日本国内では代理店を介した正式展開は限定的ですが、WiggleやCRCの通販を通じて直接購入できるため、比較的容易に入手することが可能です。
Primeは、オンライン直販ならではの効率的な流通とスケールメリットを活かし、幅広いライダーに「手が届くカーボンホイール」を提供するブランドとして知られています。
ホイール格付けTier Eランクの特徴と魅力
Tier Eランクの最大の特徴は、とにかく認知度が低く、ロードバイク界隈でもマイナー過ぎる点です。メーカー純正ホイールであってもブランドとしての知名度はまだまだ限定的で、装着してもステータス性につながることはほとんどありません。ショップや仲間内の会話で名前を出しても、「それどこのホイール?」と聞き返されることが多いのが現状です。
一方で、価格帯は比較的低めに設定されており、アルミモデルであれば数万円台から、カーボンモデルでも10万円台前半から手に入るケースが目立ちます。そのため、レース用の高級ホイールを温存しつつ、練習用や予備のセットとして活用するには適した存在です。派手さや羨望性こそ欠けますが、日常的なライドを支える実用的な選択肢として一定の価値を持っています。
まとめ|知名度は低いが使い道はあるTier E
Tier Eランクのホイールは、ブランドとしての知名度やステータス性には乏しく、ロードバイク仲間との会話でも盛り上がりにくい存在です。しかし価格帯が手頃に抑えられているため、予備用や練習用としては十分に活躍の場があります。
メインのホイールではなくとも、日常的なライドを支える実用的なサブ機材として考えれば、その存在意義は小さくありません。派手さはなくても、自分の走りを支える“裏方”としてTier Eのホイールをどう活かすかがポイントになります。
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