2025年12月7日(日)から12月13日(土)までの自転車関連のニュースをまとめました!
自転車全般・新製品等のニュース
TREK、新型eロードバイク「Domane+ SLR」を発表
トレック・ジャパンは12月12日、新型カーボンe-ロードバイク「Domane+ SLR 7」を発表した。最上級の800シリーズOCLVカーボンフレームに、自然な走行感と静粛性を両立するTQ社の軽量モーター「TQ-HPR60」を搭載し、約12.65kgの軽さを実現。IsoSpeedとエンデュランスジオメトリーにより快適性も高め、ロードバイクさながらの走りを追求したモデルとなっている。
Factor、世界最速のUCI公認ロードバイクと宣言するFactor ONEを発表
イギリス発のレーシングブランド、ファクター・バイクスは12月11日、新型エアロロードバイク「ONE」を発表した。UCIの新規定緩和を最大限に活用した異形のエアロフォルムが特徴で、UCI公認ロードバイクとして「世界最速」を宣言。同社のOSTRO VAMよりも8%優れる空力性能を持ち、現代のレーシングポジションに最適化されている。
GIANT、Mips搭載ヘルメット「Relay Asia Mips」新色とケミカル群「Elements」など新製品を発表
ジャイアントは12月12日、Mipsテクノロジーを搭載したハイバリューヘルメット「Relay Asia Mips」に新色3色を追加した。また、バイクケア・メンテナンス用品として、環境に配慮した100%生分解性成分を採用したケミカル群「Elements」シリーズ全12製品を一気にリリースし、バイクケアの新しい選択肢を提案する。
2024年MotoGP王者ホルヘ・マルティン、約320万円のネーム入りPinarello Dogma Fが盗まれる
2024年MotoGP王者ホルヘ・マルティンのネーム入りPinarello Dogma F(約2万ユーロ、約320万円)が、バレンシアGP開催中のサーキット・リカルド・トルモのパドックで盗難。KTM関係者を装った男が持ち去ったとされ、監視映像を手掛かりに警察が容疑者を逮捕し、自転車は回収された。
自転車関連の法改正・規制に関するニュース
経済産業省、海外からのインターネット取引拡大に対応するため新たな規制の対象者を明確化
経済産業省は、海外から日本の消費者へ直接販売される製品が増えている状況を受け、海外事業者も製品安全4法の規制対象となることを明確化。対象事業者には国内管理人の選任や届出などを求め、2025年12月25日から施行します。
警察庁、「自転車の交通安全教育ガイドライン」を策定
警察庁は2025年12月11日、ライフステージに応じた自転車の交通安全教育の目標・内容を整理した「自転車の交通安全教育ガイドライン」を策定・公表。幼児から高齢者までの指導ポイントに加え、学校や家庭、事業者など教育主体別の実施例も示した。
自転車関連の事件・事故に関するニュース
高知市で自転車の70代男性が車にはねられ負傷、ひき逃げ容疑で23歳男を再逮捕
12月9日未明、高知市旭町の国道33号で乗用車が自転車に追突し、70代男性がけが。運転していた建設業の23歳男は救護せず逃走した疑いで再逮捕された。男は事故後に酒気帯び運転容疑で逮捕され、「電柱に当たったと思った」と一部否認している。
愛知県知立市で大型トラックと自転車が衝突、自転車の76歳男性が死亡
11日23時半ごろ、愛知県知立市上重原町の国道155号でダンプカー(大型トラック)が自転車をはね、76歳の男性が死亡。運転手の男(32)は呼気から基準値超のアルコールが検出され、酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕された。
広島県東広島市で自転車が転倒した状態で62歳男性が発見され死亡
12月12日早朝、広島県東広島市志和町の市道で「自転車が転倒している」と通報があり、近くで男性が倒れているのが見つかった。東広島市高屋町の男性(62)で、現場で死亡が確認され、死因は凍死。警察は走行中に転倒して動けなくなった可能性があるとみて調べている。
広島市中区で酒気帯び状態で自転車を運転した45歳男を現行犯逮捕
12月7日午後1時45分ごろ、広島市中区堺町の市道で、酒気帯び状態で自転車を運転した疑いで男(45)が現行犯逮捕された。車との接触トラブルを受けた通報で発覚し、呼気から基準を上回るアルコールが検出。男は容疑を否認している。
三重県松阪市で飲酒の上で自転車を運転した29歳男を逮捕
三重県警松阪署は12月9日、松阪市京町の市道で飲酒の上、自転車を運転したとして、松阪市の男(29)を道路交通法違反(飲酒運転)の疑いで逮捕。巡回中の警察が停止を求めたところ約400m逃走し、職務質問で飲酒が判明した。男は容疑を認めている。
ロードバイク関連ニュース
レムコ・エヴェネプール、2026ジロ・デ・イタリア不出場に
レムコ・エヴェネプールが移籍したRed Bull-BORA-hansgroheは12月10日、2026年シーズンのグランツール戦略を発表した。エヴェネプールは、チームに慣れることを優先し、ジロ・デ・イタリアや春のクラシックへの出場を回避。ツール・ド・フランスに専念し、フロリアン・リポヴィッツとのダブルエース体制で臨む計画。
Team Visma | Lease a Bike、期待の若手マシュー・ブレナンと2029年まで長期契約
Team Visma | Lease a Bikeは12月13日、20歳の若手マシュー・ブレナン(イギリス)と2029年末までの長期契約を更新した。プロデビューシーズンである今季にワールドツアー4勝を含む12勝を挙げたブレナンは、チーム内で「長期的なプロジェクト」と位置づけられており、さらなる飛躍と最高レベルへのステップアップが期待される。
Lotto-Intermarchéが誕生
ベルギーの歴史ある強豪チームLottoとIntermarché-Wantyが合併し、「Lotto-Intermarché」として新たな体制をスタートさせた。UCI(国際自転車競技連合)は12月10日、新チームへのワールドツアーライセンス付与を正式に発表。ベルギーの自転車界を揺るがす大型統合として注目を集め、2026年シーズンからの活躍が期待されている。
UAE Team Emirates – XRG、2026年シーズンのユニフォームを公開
UAE Team Emirates – XRGは12月13日、2026年シーズンに使用する新しいユニフォームデザインを公開した。チームカラーである白と赤を基調とし、胸部と袖に新たなメインスポンサーであるXRGのロゴが目立つ形で配置されている。発表されたジャージは、機能性と空力性能を追求した最新モデルで、来シーズンに向けてファンからの高い関心を集めている。
Lidl-Trek、2026年シーズンのユニフォームを発表
Lidl-Trekは12月11日、2026年シーズンに向けた新しいチームキットを発表した。サプライヤーであるSantini社製のジャージは、象徴的なデザインを踏襲しつつも、スポンサーロゴの配置や色合いにわずかな変更が加えられた。また、バイクのデザインはダークカラーから白基調へと大きく変化し、プロトンで目立ちやすい爽やかな印象となっている。
NSN Cycling Team、2026年シーズンのユニフォームを発表
NSN Cycling Team(旧イスラエル・プレミアテック)は12月10日、2026年シーズンに向けた斬新なデザインの新チームキットを公開した。ウェアサプライヤーはEKOÏ。バルセロナをイメージしたという新ジャージは、白、ティール、オレンジ、ピンクなど多色の幾何学模様を取り入れ、これまでのチームのイメージを刷新している。
Groupama – FDJ、2026年シーズンのユニフォームを発表
Groupama – FDJは12月8日、2026年シーズンに向けた新たなユニフォームデザインを発表した。象徴的なトリコロールカラーを継承しつつ、デザインは過去数シーズンで最もクラシックでシンプルな仕上がりとなった。ウェアサプライヤーのビブショーツには新しいスポンサーのロゴが配置され、来季の戦略的な変更が示唆されている。
2026ツアー・オブ・ノルウェーが中止に
2026年のツアー・オブ・ノルウェーは、政府からの補助金が削減されたことによる資金不足のため、中止が決定された。主催者であるフィヨルド・サイクリングは、政府の予算決定が予告なく行われたことに強い遺憾を表明。2027年シーズンの大会復活を目指し、資金確保のための活動を続けるとしている。
MTB/グラベル/シクロクロス関連ニュース
UCIシクロクロスW杯第3戦テッラルバ(イタリア)、男子はファントゥルノートが優勝
UCIシクロクロスワールドカップ2025-2026の第3戦が12月7日、イタリアのテッラルバで開催された。男子エリートでは、ミハエル・ファントゥルノート(ベルギー、パウエルスサウゼン・ビンゴール)が終盤まで粘るトーン・アールツを振り切り、今季のワールドカップで初勝利を飾った。
UCIシクロクロスW杯第3戦テッラルバ(イタリア)、女子はルシンダ・ブランドが優勝
UCIシクロクロスワールドカップ2025-2026の第3戦が12月7日、イタリアのテッラルバで開催された。女子エリートでは、ルシンダ・ブランド(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)がスタート直後から独走状態に入り、圧倒的な強さで優勝。自身が持つ連続表彰台記録をさらに更新した。
シティサイクル・ママチャリ・電アシなどのニュース
Luupが渋谷区で利用前のアルコール検査を実施
電動キックボードのシェアリングサービスLuupは12月9日、飲酒運転撲滅に向けた安全強化策として「Shibuya Safe Ride Project」を発足した。この一環として、渋谷区内の複数ポートで、利用者が乗車前にアルコール検査を受け、アルコールが検出された場合は利用を拒否する仕組みを12月中に検証する。
パナソニック、新型電動アシスト小径モデル「グリッター(GLITTER)」「ギュット・クルームR・DX」を12月発売として公開
パナソニック サイクルテックは、コンパクトな小径電動アシスト自転車「グリッター」の2026年モデル、および子乗せモデル「ギュット・クルームR・DX」の2026年モデルを12月より順次発売すると発表した。両モデルとも、使いやすさやデザインに改良が加えられており、新たなカラーラインナップで登場する。
ヤマハ、電動アシスト自転車「PAS With」「PAS With DX」などを12月12日発売予定として公開
ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS With」「PAS With DX」「PAS With SP」の2026年モデルを12月12日に発売すると発表した。カラーラインナップとデザインを刷新し、実用性とファッション性を両立。さらに、大容量バッテリー搭載の「PAS With SP」は、買い物や通勤など幅広い用途に対応する。
WO(ダブルオー)電動アシスト自転車で不具合報告、リコール(回収・部品交換等)を公表
株式会社WOは12月10日、販売していた特定ロットの電動アシスト自転車に不具合が確認されたとして、リコール情報を公表した。対象となるのは2024年4月から11月までに販売された一部モデルで、モーター制御プログラムの不具合により、走行中にアシストが急に停止する可能性がある。同社は無償での部品交換を呼びかけている。
来週25年12月14日(日)~12月20日(土)で注目の自転車関連イベント
UCIシクロクロスW杯、ベルギーで第4戦ナミュールが開催
UCIシクロクロスワールドカップ2025-2026の第4戦が、12月14日(日)にベルギーのナミュールで開催される。ナミュールのシタデル(城塞)を舞台とした、急坂や泥のセクションを含むタフなコースが特徴。ナミュールはシクロクロスシーズンの中盤の大きな山場と位置づけられている。
代々木公園で都市型サイクリングイベント「TOKYO RIDE」が開催
週末の都市型サイクリングイベント「TOKYO RIDE 深川江戸の景色」が、12月20日(土)に代々木公園原宿門をスタート地点として開催される。東京の街を知り尽くしたガイドが、一般道を避けた選りすぐりのルートを先導。自転車の車種は問わず、e-bikeやシェアサイクルでも参加可能となっている。



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